30歳までの Count Down
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先週末、彼女の部屋にて。
彼女の携帯が鳴った。
『もしもし?』と話始める彼女。 おれは普通にTVを観ている。
電話の向こうから聞こえてくる声と 彼女が言う名前から、よく電話がかかってくる 高校のときの同級生だってことが分かった。
会ったことはないけれど、話はよく聞かされているので、 彼からの電話なら、別にどうってことはない。
『ええー?ほんとにー?』等、途中彼女が驚きの声。
彼女が電話に向かって話している内容から判断すると、 どうやら、その彼が近々結婚するってことらしい。
ほー、そりゃ良かった。 おめでたい。
『土曜日?私、その日仕事だよ。』
どうやら2次会に来ないか?と誘われている模様。
土曜日って言葉でピンと来た。 もしかして、6/16じゃ・・・?
そして彼女の電話が終了。
興奮した様子で『○○が結婚するんだって。』と彼女。 で、『16日に2次会行ってくるね。』
やはり、16日でしたか。 そうでしたか。
「・・・。 いやあ、6/16って良い日に結婚するんだね。」
『なんで?』
「だって、その日、おれの誕生日だし・・・。」
人は「しまった」と思ったとき、 ああいう顔をするんだな。
面白い。
いや、面白くない。
『ごめん!』と何度も謝られたけれど、 男友達の披露宴の2次会と彼氏と思しき人の誕生日。 天秤にかけたら、そら友達の披露宴の2次会だろ。
行ってらっしゃい。
おれは例年通り、泣きながら一人でケーキ食ってビール飲んで 「また、一つ、歳を取ってしまった。」と思いながら寝るわ。
と言うか、別に誕生日に一緒じゃなくても良いよ。 そんな子供じゃないんだし。
ただ、少し前に『誕生日、6月の何日だっけ?』と 聞いておきながら、そして『じゃあケーキ焼くね』と 言っておきながら、すっかり忘れられていたことが おれにはちょっと寂しかった訳で。
40歳まであと2560日。
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