30歳までの Count Down
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2007年06月13日(水) 行ってらっしゃい

先週末、彼女の部屋にて。

彼女の携帯が鳴った。

『もしもし?』と話始める彼女。
おれは普通にTVを観ている。

電話の向こうから聞こえてくる声と
彼女が言う名前から、よく電話がかかってくる
高校のときの同級生だってことが分かった。

会ったことはないけれど、話はよく聞かされているので、
彼からの電話なら、別にどうってことはない。

『ええー?ほんとにー?』等、途中彼女が驚きの声。

彼女が電話に向かって話している内容から判断すると、
どうやら、その彼が近々結婚するってことらしい。

ほー、そりゃ良かった。
おめでたい。

『土曜日?私、その日仕事だよ。』

どうやら2次会に来ないか?と誘われている模様。

土曜日って言葉でピンと来た。
もしかして、6/16じゃ・・・?


そして彼女の電話が終了。

興奮した様子で『○○が結婚するんだって。』と彼女。
で、『16日に2次会行ってくるね。』

やはり、16日でしたか。
そうでしたか。


「・・・。
 いやあ、6/16って良い日に結婚するんだね。」

『なんで?』

「だって、その日、おれの誕生日だし・・・。」


人は「しまった」と思ったとき、
ああいう顔をするんだな。

面白い。

いや、面白くない。


『ごめん!』と何度も謝られたけれど、
男友達の披露宴の2次会と彼氏と思しき人の誕生日。
天秤にかけたら、そら友達の披露宴の2次会だろ。

行ってらっしゃい。

おれは例年通り、泣きながら一人でケーキ食ってビール飲んで
「また、一つ、歳を取ってしまった。」と思いながら寝るわ。


と言うか、別に誕生日に一緒じゃなくても良いよ。
そんな子供じゃないんだし。

ただ、少し前に『誕生日、6月の何日だっけ?』と
聞いておきながら、そして『じゃあケーキ焼くね』と
言っておきながら、すっかり忘れられていたことが
おれにはちょっと寂しかった訳で。



40歳まであと2560日。


azza |MAIL

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