2001年02月06日(火)
手のひら

あなたの手のひらから
さらさらとこぼれ落ちる砂粒を
となりで見ていた

すべて落ちてしまったら
そのまま時がとまってしまいそうだったから
私はあなたの手のひらを
そっと包み込んだ

手のひらに残っている砂粒を
私がすこしずつ落としていく

時がとまらないようにと
細心の注意を払いながら

あなたとの時が消えてしまわないようにと
つよく願いながら

きつくあなたが抱きしめてくれるまで
私はきっと泣いていた


+++++

( ̄□ ̄;)!!
また暗いぞぅ。なんとかせねば…。



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