やるきまんまんの日記
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2009年11月15日(日) 今週の見通し・為替 円、じりじりと上昇



 今週の円相場はじりじりと上昇する展開になりそうだ。米金融緩和の長期化観測からドルを売って金利が高い豪ドルやユーロを買う動きが広がり、対円でもドル売りが進むとの声が出ている。ただ米系ファンドなどが年末に向けて持ち高を解消するため、ドルを買い戻すとの見方もあり、一方的な円高にはなりづらい。市場では1ドル=88〜91円との予想が多い。

 20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議でドル安に踏み込まなかったことなどから、先週はドル売りが進んだ。だが積極的な円買い材料もなく、対円ではもみ合った。

 今週は17日に米中首脳会談が予定され、オバマ米大統領が為替問題を取り上げることもあり得る。中国側から人民元相場の緩やかな上昇を容認するような発言が出れば、人民元が対ドルで上昇する可能性がある。その場合は対円でもドル売りが進みやすい。

 16日には7〜9月期の国内総生産(GDP)速報、19〜20日には日銀の金融政策決定会合がある。18日に発表する10月の米消費者物価指数(CPI)なども注目材料になる。


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