ウォーターワールド。
　北極・南極の氷が溶けて一面水の世界。生きのびた人々はまだ水におおわれていない理想郷を日々探し求めているという設定。
　ショーはドライランド（理想郷のこと）の手がかりをつかんだヒロイン、ヘレンが基地に戻ってきたところから始まります。
　ヒロインがいれば、当然悪役もヒーローも登場するわけで。
　1回目は開演時間ぎりぎりに駆け込んだため、舞台から遠いはじっこの方で観た、終ってからの我々ふたりの反応はとゆーと。
「よかったね〜」
「うんｖ」
　キャストのおにーさんたちが。
　･････････。
　いえ、ストーリーもアクションもよかったですケド（笑）。
「マリーナってハンサムだったよね」
「うんｖ、でもアタシはどっちかとゆーとピーターのほうがｖｖ」
　ほえ？
　ピーターさんってば砂漠のゲリラ？みたく頭にターバン巻いてそこから顔の周りに布たらしてて、おまけに遠目だったから私にはよくわかんなかったよう。
「････････････」
「････････････」
　↑アイコンタクト（無しで）相談中。
「次のショーは40分ほどあとだよん」
「オッケー」
　即、次のショーを観るべく順番待ちの列に並ぶ二人であった。
　え、だってハンサムは真近でじっくりしっかり見たいｖじゃありませんかっ。
「今度は、さぁ」
　たったちゃんがにこにこしながらのたもーた。
「青いベンチに座ろーねっｖ」
「・・・は？」
　どえええええええっ！

　つづく

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