2006年07月14日(金) |
「それからのパリ」/雨宮塔子 |
書店でみつけたとき、「二人子供を産んでなおキレイになっている!」雨宮さんの写真に衝撃を受け、て即買いしてしまった本。 でも最初は内心「また海外に憧れてうらやましい、とか思っちゃうんだろうなー私。」と思ってた。でも違かった。
キレイになるとか、そういうこと全部ひっくるめて、 自分を自分の思う”よりよい状態”に保つ・そうであるように努力すること・考えること、というのは、パリだろうが盛岡だろうが、住んでいる場所に左右されるものではなく、 自分の中で常に探していくものなんだ、ということ。
いい時も悪いときもひっくるめて、自分が毎日どういう気持ちで暮らすかーそしてそれをどのように人に伝えるかー そこの違いで、受け手への印象はかわってくるものなのだな、ということ。
同じ場所で暮らし、同じレストランを予約して、同じ服を着て、同じアクセサリーをつけても、 (私はこういう目に見えるモノに大変よわい) 私は彼女のようにはなれないし、キレイに見えるかは分からない。 今自分が持っているものを見につけて近所で買い物していたとしても、私の気持ち一つで、下品にも汚くも見えるし、キレイに感じよく見えることも可能だろう。
頭で分かっているつもりだったけど、本当にそう思ったのは初めてで、改めて実感出来た気持ち・新鮮な気持ちになった。 時々読み返したいです。
2006年05月19日(金) |
「陰日向に咲く」/劇団ひとり |
なかなか面白かった。さりげなく、ちゃんとオチもついていて。 文章も上手かった(と思う)。 思ったよりまじめな小説だった。
2006年04月25日(火) |
「東京日和」/荒木 陽子, 荒木 経惟 |
陽子さんが亡くなる前に連載していた「東京日和」と、 荒木経惟が陽子さんの面影を追って東京を歩く。
陽子さんの軽快なエッセイと、アラーキー直筆の言葉の 重なりがただただまぶしく切ない。
2006年04月20日(木) |
「TOKYO、ナジャ、そして青空」/香月葉子 |
まず、表紙のウサギにやられた(笑)。かわいすぎる!ウサギ好きには表紙ですでにツボでした。
男性が、素直で自己主張の強い女の子に振り回されながら惹かれていくという展開はときどきあるけど、この本の、回想しながらの展開と東京の景色と二人だけの濃厚な時間の流れ、喫茶店や古本屋のシーンがなぜかなつかしさも誘うような、そんな気持ちのまま読みました。
不思議なほどまぶしいまでのエネルギーを発散しつつ一瞬ものすごく光った感じの女の子(ナジャのこと)なんだかものすごくなつかしく、せつなく思いました。会ったこともないのに不思議だけど。
たぶん、もっと若い頃(20代前半)に読んだらもっと入り込んで影響をうけちゃったような気がしました。 30代の今初めて読んで、読み終わって、しずかなせつなさを感じました。
たぶん時々繰り返して読んで、また味わっていくと思う。
2006年04月15日(土) |
「ダ・ヴィンチ・コード」/ダン・ブラウン |
とにかくおもしろかったです。 サスペンスとしても、ヨーロッパ史やキリスト教のその起源について勉強になるとしても、とにかく興味深く引き込まれてしまい、前もってネットでプリントアウトした資料(本の中に出てくる絵画や彫刻やルーブル美術館の外観や様々な部屋の写真等)をめくりつつ、上下巻一気に読みました。
映画の前にどうしても読みたかったのですが、これで映画も楽しみです♪
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