ぽあろの音楽旅日記
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2004年04月30日(金) |
第89回 マッスルミュージカル |
音楽旅日記、というテーマからはすこし外れるかもしれないが、先日横浜へ「マッスルミュージカル」を見にいってきました。これは、TBSの番組「黄金筋肉」(かつては「筋肉番付」「体育王国」)が発端となる、体育会系のエンタテイメントで、その名の通り、「筋肉」を駆使した「ミュージカル」なのです。
ミュージカルとはいっても、歌って踊ってストーリーを進めていく、というものではなく、イメージとしてはむしろサーカスのそれですね。楽器を使わず、手で肉体を叩く音で表現する「ボディスラップ」、床を踏み鳴らす音で音楽を奏でる「アースタップ」、逆立ちしてのタップダンス、「世界最速」のラインダンス、男性陣による「世界最強」のラインダンス・・・。見ていて単純に迫力を感じる演目がずらりと並びます。
その一方で、美しさ、面白さ、楽しさもあわせもつ、まったく新しいエンタテイメント。でも新しいとはいっても、どこか懐かしい。それはきっと、さっき書いたような「サーカスっぽさ」があるからでしょう。客席も湧きっぱなしで、終わったあとの会場周辺は、興奮気味に振り返る人がいっぱい。僕らも宿への帰り道、「あれがよかった」「これがすごかった」と感想を熱っぽく語り合いながら、子供の頃サーカスを見に行ったときに感じた興奮を思い出していました。
新しくて懐かしい、まさに横浜にピッタリな公演ですね。
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