■日々コレ精進ナリ■

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ニュージーランド旅行記、合計180KB。
それを全部PCに打ちこんだおばかさんの戯れ言。
その一覧はトップページにあり。

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2002年07月18日(木) サポートのサポートが必要か

 前回は雨続きだったが、今回のAuckland滞在は晴れが続いている。今日は中心部から少し離れたNew Marketニューマーケットへ行く。しかしAucklandは100万人都市なので、2〜3km移動した程度では街の規模は全く変わらない。街を移動した意味はさほどなかったように思う。バスを利用したら前は1$だったらしいけど確認したら1.20$に値上げしてるしさー。帰りは歩いていくことにした。収穫はといえば、New Zealandオリジナルのコンピレーションアルバム(『100%HITS! Vol.6』)を買ったくらいかな。見てて欲しくなったやつといえば、Anika Moa『Thinking Room』、『NOW 10』(コンピレーション)、Shakira『Laundry Service』くらいかな。(先の2つは後日購入しました)

 その後、ワーキングホリデーのサポートセンターに寄って、4ヶ月ほど前に発売された少し古い日本の雑誌をもらう。そこのスタッフに「俺はこの先さらに北上したい」と伝えると「今の時期(冬)って何があるのかしらねえ」といった程度の反応しか得られなかった。おすすめの地域はどこかと聞くと、「どこもおすすめ!」とか言うし…そんな答えを求めて問うたのと違うわ!やっぱり自分なりに行き先を決めるしかなさそうだ。

 日本を離れる前から知り合いだった、Aucklandに住んでいるとある日本人の女の子が「こっちに来たら会って情報交換しよう!」と言っていたので、前日から返事のEメールを待っていたのだが、全く返事がないというのは何とも哀しいものがある。彼女と会うのは、次に戻ってきたときの楽しみにしておくか…。

 何やら、今ここでは“映画祭”が開催されているらしい。世界各国の作品が見られるらしく、日本からも3作品上映されている。

『All about Lily Chou-Chou』『Warm water under a Red bridge』『Metropolis』
どの映画のことか、わかるだろうか?順に、
『リリィ・シュシュのすべて』『赤い橋の下のぬるい水』『メトロポリス』のことだ。

 俺が見たいと思ったのは『リリィ・シュシュのすべて』。しかし、上映時間は今日の20:30だったのだがその情報を知ったのは21:00…今やないか!途中から見ても仕方ないので、日本に帰って見ることにしますか。また見るべき映画が増えてしまったではないか。


 全く違う話をするのだが…


 先日「モテそう」という意味での日記を綴ったのだけれど、今日インターネット上で俺と同じような内容の日記を書いている人がいた。このことに対しての反応は「言われるだけイイじゃないか」とか「(女性の)私でも『彼女いそう』とか結構言ってる」など、いろいろあった。確かにどちらの意見も理に叶っているが、本当に「言われるだけイイ」のだろうか?と。

 仮に相手にもしたくないような人なら、会話の糸口さえつかめないだろう。行為を持っている人なら果たして「モテそう」などと言うだろうか?もしも自分にとってそういう興味をひく女性がいたとして、決して「モテそう」などとは言わないはずだ。まだ「彼氏いるの?」とか聞く程度だ。どういう心理なのだろうか?もし次言われるようなことがあるなら、その人の真意を聞いてみたいものだ。

 で、もう一つの「彼女いそう」。俺は言われたことないけれど、これは少しニュアンスが違うように思える。このセリフは「彼女いるの?」と質問をするのではなく、個人的感想を言っていることにして、相手の反応を待っているのだ。これはむしろ言われてみたい言葉なのかもしれない。彼女がいるかいないかを問う。これは聞き逃せない言葉だと俺は思う。

 この『モテそう』論は、まだまだ展開の余地がありそうだ…。


2002年07月19日(金) 箱くらいくれよ

 昨日でNZ生活は丸8ヶ月が過ぎ、9ヶ月目に突入した。北島の旅の最中に余分な荷物がたくさん出来た。
・Taupoで撮ったバンジージャンプやスカイダイビングのビデオ
・ノート満載になった旅日記
・昨日購入したCD・山のパンフレット
などを入れた。全部で2kgになり輸送料は42$、微妙な額だ。

 これらの荷物を入れるための段ボールを近くの雑貨店(韓国人経営)へ取りに行ったのだけれど、その時の会話──

俺「Would you give me any card board boxes?」(何か段ボール箱をもらえませんか?)
店「What's that?」(何ですかそれ-card board box-は?)
俺「Like that.」(そんな感じのヤツです、と店に置かれたまだ中身の入ってる箱を指さす)
店「No...」(いいえ…)
俺「Really?You don't have that?」(えっ本当に?持ってないんですか?)
店「No. Sorry.」(ごめんよ、ないんだ)

などと言われてしまった。無いはずはないのだが、たぶん雑貨店の人は「段ボールを売っているのか」と解釈したのだと思われる。そういう説明をするのもわずらわしかったので話は終了。のちに一番近くにあった日本食を売ってる店からカルピス(CALPICOという)の箱をもらってきたので問題はなかった。

 本来なら今日あたりで昨日も綴った例の女性に会う予定だったけれど、メールアドレスしか知らないことを思い出して、電話番号を教えてもらうためにメールを出したが、その返事は今日チェックしても未だに来ていない。これはやっぱり次の機会になってしまうな、まったく予定通りにはいかないもんだ。


2002年07月20日(土) バスパスのはず

 今日からさらに北へ向かう。今回は移動を全てバス利用にしてしまうということで、コースチケットを購入してしまった。これは、3ヶ月以内であれば決められたルートをどこで降りてもよい、という設定。

 例えるなら、大阪から東京までのバスチケットを購入して、3ヶ月以内に東京に辿りつけるように旅を進めていけばいい、という感じ。基本的に停留所はないのでどこで降りても構わない。

 しかしこのバスチケットでは、行きたい場所であるKerikeriケリケリとKaitaiaカイタイアという町には行けないので、また別口で券を買わないといけない。

 朝からのバスに乗る。俺の前の席に座った女性2人が日本人だったので、話している様子が耳に入ってきた。Aucklandにずっと滞在しているようで、窓から見える羊たちを「初めて見る」とか話していたし、こっちで彼氏がどーのこーのとかそんな話ばっかりしていた。日本でやってることと大して変わってないのと違う?と言ってやりたかったが、それは余計なお世話というもんだな。

 それはいいとして、今日の行き先はWhangareiファンガレイ。一応NorthlandというAucklandより北部地域の最大都市だ。けれど、英語で書かれたガイドブックを見るかぎりでもそれほど見どころはなさそうだ。いざ着いてみても、やはり特にすべき事は見つからない。ここには1泊だけして次へ向かおうと思う。

 夜のテレビでは"Forrest Gump"をやってるけど内容がよくわからないや。


2002年07月21日(日) コピーはやっぱり違法です

 Whangareiは俺にとってそれほど興味がなかったので、次の町Paihiaパイヒアへ向かう。宿も多く、それらは海沿いに建てられているので景色も良いとの噂。

 俺は荷物を持ち歩くとき、大きなバックパック、小さなリュックサック、その他壊れやすい物を入れる為の手提げ袋という3点セットで旅をしている。バスに乗る時は、バックパックだけをトランクに預けて小リュックと手提げ袋はバス内に持ちこむのだが、今日も同様に乗ろうとしたら運転手に止められてしまった。「その袋もこっち入れて」と。──えっ!?そんなことを言われたのはNZでは初めてだったので戸惑ってしまった。

 おそらく、袋の中に食料が入っていたのが見えたからだろう(ちなみにポテトチップが2袋など)。「バスの中で食べるのはダメだから、ハイ入れた入れた」といった口調で、こわれやすいものばかりの袋も入れられてしまった(乾燥麺、パスタなどが入ってた)。さらに「小リュックも入れろ」などと言うので、俺は「これは本やら入ってて読むからダメだ」と断った。

 後でわかったのだが、この運転手が今までにない口うるささだったのは、Aucklandから乗りこんでいる中国人の3人グループのせいだった。彼らは平気な顔をしてバスの中でパンやら食事をとっていたようで、再三その運転手が注意していたようなのだ。当然地元の人たちには中国・日本・韓国あたりの人の区別なんかつくわけがないので俺もそのとばっちりを受けたわけだ。ちなみに、New Zealandではバス内での飲食は禁止されている。アルコールを飲む客がいたことが判明したらそれを乗せた運転手は何らかの罰則を受けることになっているらしい。俺は車の中でメシなんか食うか!食うとしたら小さいチョコレートくらいやね。って食うんやんけ。

 13時にPaihia到着したけれど、今日の宿は特に決めていない。次に行くところはKerikeriというここから北にある場所だと思うので、ヒッチハイクのことも考えて町の北側にある宿を選ぶことにした。Captain Bob's beachhouse。前まではTommy's B.P.という名前だったらしいのだが、オーナーが変わったので宿の名前も替えたということらしい。天気はそれほど悪くないので荷物を部屋に置き、Waitangiワイタンギという歩いて30分ほどで行けるところへ行き、NZの歴史に関わる展示をいくつか見てきた。

 夜、宿でテレビを見ているとビデオデッキの横にDVDプレイヤーも置かれているのに気付く。DVDのソフトを見ていると、"BANDITS"、"Mourin Rouge!"、"Mr.Bean"などが出てきたのだが、さらに調べると"Lord of the Rings"、"E.T.(特別編のほう)"、果ては"STAR WARS -episode 2-"までが置かれていた。──あれ?確か"Lord of the Rings"のビデオとDVDは8月6日発売の予定だからまだ市場に出回るはずがないし、"STAR WARS"なんてつい先月まで映画館で公開されてたのに?

 どうやらこれは先に述べたオーナーBobの嫁(愛人かも)がタイ人で、コピーが簡単に手に入るらしい。それをここに持ってきただけ、とのことだが…。で、"Lord of the Rings-fellowship of the Ring-"を英語の字幕つきで見たのだが、字幕が全然合っていない。HobbitsがHoppitになっていたり、ミスリル(軽金属)をMee threatとか意味不明だった。"STAR WARS"に至っては、DVDのくせにビデオよりも画質が悪いというとんでもないシロモノだった。どうも映画館で録画したもののようだった。

 このDVDプレイヤーはなかなか遊べそうだ。明日もう1泊するぞ。


2002年07月22日(月) 雨は休憩に最適

 朝から大雨だ。こういう天気だと何もやる気が出ない。ラウンジに置かれてある日本語の本を読んだり、引き続きDVDを見たり。一歩も外に出ずに夜を迎えてしまった。特に書く事もないけど、そういえば昼飯の余りをもらったな。Bobありがとう!客も今日は俺を含めても3人だけだしな。静かだ。


2002年07月23日(火) 親切な人に恵まれて

 Paihiaから、次は友達のススメでもあるKerikeriへ向かう。このNorthlandの旅はAucklandを起点にしたコースチケットを買ったけど、Kerikeriはこのコースから外れてしまうので別にバスを予約しないといけない。しかし、一旦Visitor Informationまで行き、そしてバスを待つのもバカバカしいので、中止していたはずのヒッチハイクをやってみるか…と思うが、外は昨日から引き続きとんでもない大雨だ!とてもじゃないけどヒッチハイクはやる気になれない。仕方ないからバスを予約するしかないな。

 朝、身支度を整えていると同じ部屋で泊まった男の人が「今日も雨だね」と話しかけてきたので「そうですね、───」と今日の俺の状況を説明した。すると「俺は今日レンタカーで来てるから、乗せてやれるぞ」と言うのだ。おっナイス!ということで朝10時に出発する約束をした。やっぱり車は早い、たったの30分でKerikeriに到着してしまった。ちなみに連れていってくれた男の人はMark(通称)、England出身で来週からはインドネシアを旅する、と話していた。彼にガソリン代くらい払おうとしたのだが、かたくなに断られてしまった。

 今日の宿はKerikeri YHA。この宿は日本人にとってゴキブリホイホイのような所だ、という噂を聞いた。「一度中に入りこんでしまうと吸い寄せられてしまい、なかなか抜け出せない」らしい。事実、1泊16$と特別安くはないのだが、1週間宿泊しようと思うと割引で80$になるのだ。そうすると1泊12$以下…!これはヤバイ。とりあえず2泊することにしたけど、1週間滞在の可能性もありえるぞ。フルーツピッキングなどをして働いている人もいれば、そうでない人も。そして、釣り人ケンさんと4回目の対面。彼とはなんと、Te Anau・Tauranga・NapierのいずれもYHAで会っているのだ。なんたる偶然。いやー参ったなー…って別に参る必要はどこにもないが。

 雨なので、昼間はひたすら本を読みまくり、夕方は買い物、そして夜は軽い散歩をする。夜には雨はあがっていて月がきれいに出ていた。夜21時ごろに開いている店はMcDonald'sだけだった。


2002年07月24日(水) 長靴運命共同体

 今日のところは天気がもちそうなので、近辺の歩ける場所を探索することにする。北へ1.5kmほど歩くと何やら美術館のようなものがあるが、入場料を取るらしいのでカット。こんなことをしてるから大事なモノを見落としているような気がするけど。そのあとちょっとした森の中を歩こうと思ったけど、予想以上に地面がぬかるんでいるので行くのをやめた。ああ、一時期の「ひたすら歩いてやる!」という勢いはどこへ行ってしまったんだろうか?

 ここKerikeriにはVisitor Informationはないのだが、なぜかそれを案内する「i」マークが道についていた。その印をたどれば案内に着くのだけれど、結果目の前にあったのはなんと“図書室”だった。どうやらそこが旅行者への案内も受け持っているそうだ。ただ、そこに座っていたオバサンはほとんど旅の知識を知らなかった。あくまでも形だけやっている、という雰囲気だったな。

 別のBackpackersに寄り、例の果樹園の仕事探しをしに受付へ聞きに行くが、今のところはその宿に情報は入ってきていないとのこと。やっぱり今更仕事をさせてくれというのは相当無理があるらしい。仕方ない、Taurangaからずっと連れて来たこの重いゴム長靴はKerikeriで手放すことにしよう。たった一週間しか使わなかったけどありがとう、2ヶ月近くも俺のお荷物になってくれて…(皮肉)。

 宿に戻り、天気が良いので広い庭でくつろいでいると、一匹の猫が寄ってきた。名前は日本人の間ではタマと呼ばれているらしい。見た目はあんまり可愛くねーけど、なんとなく愛らしい。少し相手してやると、すぐにどこかへ行ってしまった。コミュニケーションの仕方がまずかったのか?

 オーナーが受付に来たころ、明日のバスを予約しに行く(宿の受付はいつでも開いているとは限らないのだ)。しかし明日木曜日はバスが運行されていないと言うのだ。俺がこれから乗ろうとしているバスは月・水・金曜日しか走っていないというのだ。次が金曜日で、その次は2日間を置いて月曜日まで運行なし…次の目的地はかなりの田舎だと聞いているのでそういうところで3泊もするのは少々気が重い。だからといってここで水曜日まで滞在して8泊するとなると、宿代がかなり浮くとはいえそれもどうかと思ってしまう。いずれにしてもバスが走っていないので、明日木曜日の夜もここに泊まらなくてはいけないということか。

 夜には、何やら団体客が集まり、キッチンのテーブルを占拠していた。今夜はずいぶん騒がしくなりそうな気がするな。さて明日は何しようか…無駄な一日にならなければいいけどな。


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