■日々コレ精進ナリ■

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ニュージーランド旅行記、合計180KB。
それを全部PCに打ちこんだおばかさんの戯れ言。
その一覧はトップページにあり。

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2002年06月13日(木) パン食文化なのにチャーハン

 Funky Green Voyagerには今日で4泊目になる。ここにはテレビが置いてないから、明日行われるワールドカップサッカーの日本戦が見られない。なので明日の昼には別の宿に移動することにしよう。

 今日は、特に予定なし。以前からやりたいと思っていた"ZORB"は、スカイダイビングのほうが面白そうだと思ったので意気込み半減。雨も降ってるし近くの図書館で時間つぶしして、その後また宿に戻って昼寝。まあなんともいえんグータラ生活しとるな。

 果樹園の仕事の状況を聞くために再びBell Lodgeに電話すると、以前「1週間待ち」と言われたにも関わらず、「この先2週間はない」などと言われてしまった。こりゃアカンわ。TaurangaのYHAにいくつか荷物を置いてきたために必ずTaurangaに戻らないといけないんだけど、意味ないかもしれないな。 

 チャーハン作りに再挑戦。鍋をさらに熱くして、味付けもしっかりして。ある程度はマシになったけど、まだまだ満足いく出来にはなってない。料理にこだわるとかいう意味じゃなくて、とりあえず食えるなという程度のお話。人にモノを食わせるというのは大変なんだなと改めてわかる。

 昨日のイタリア人がまたUNOをやろうと持ちかけてきた。しかし、数字ですら各国で呼び方が違うっていうのは不思議な感じがする。日本語だけでも複数の数えかたがあるし(いちにさん・ひいふうみ、など)、言葉って研究していったらキリがないんだろうな。


2002年06月14日(金) あくまでも中立の立場なの

 今日はCrash Palaceに移動、前の宿同様、Rotorua市街にあるBackpackersだ。こっちにはテレビがあるので今日の日本−チュニジア戦が見られる。日本にいたら、チュニジアがどこにある国かなんて調べもしなかったかもな。

 それにしても天気の悪さは相変わらずだ。晴れらしい晴れを見ていない。もしかしたら今ニュージーランドは雨季に入っているのかもしれない。今日もこもりっきりで変化のない生活を繰り返してるな。サッカーは日本も勝ったしヨシとしますかな。


2002年06月15日(土) バスの運転手は親切

 Taurangaへ戻る。はっきりいって、戻る目的はYHAに預けた長靴を取りに行くくらいのもん。バス代(21$)がムダなように思える。でも、この先の予定が全く立たないから考える時間を得るという意味ではいいのかもしれない。

 RotoruaからのバスがTaurangaに到着してから俺はYHAに向かうつもりだったけど、そのバスの運転手が今日の宿泊先を聞いてきて、残っていたもう一人の女性もYHAに泊まるということでそのバスの足でYHAまで送ってくれた。まったく、気の利く運転手さんだぜ!ありがとう。

 Tauranga YHAは俺が去ってから5日たっていてメンバーが全て入れ替わっていた、って当然だが…。やはり当たり前のように日本人が多い。嫌だというわけじゃないけどね。今日は半分くらいが日本人だったように思う。

 ユウイチ・シホ・ミユキ・マヨと俺の5人で夕食時から喋りはじめて、結構遅くまで話し込んでいた。明日はすぐ隣町のMt.Maunganuiマウント・マウンガヌイに遊びに行こうということになった。早起きせねば。しかし今日のDenmark対Englandも見逃せないし、困った。

 ちなみに日本で20:30スタートの試合がこちらでは23:30開始になり、延長してしまうと深夜2時になってしまうのだ。早起き本当に出来るのやら?



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Taurangaの高いインターネットで更新した日記。


==(06/15)自然を相手にするっていうのは大変だ==


えー、来週からキウィフルーツの枝切りのお仕事をすることに
なっていたんですが、そこ(Tauranga)の滞在先に昨日電話をしてみたところ、

「2週間は仕事ないよ」

と言われてしまいました。
どうやら、人数は居るらしいけれど移動手段が足りないとか。
車さえ持っていれば問題無いと言うんだけど。

う・・・これからどうしよう。
またTaurangaに戻って仕事しようと思ってたのに!!

残り少ないお金を駆使してなんとか旅を続けなければ。
フルーツピッキングをするために買った長靴(gumboots)が
1週間しか活躍してません。うお。

ということで、北島のもう一つのフルーツ農場密集地、
Napier(ネイピア)かHastings(ヘイスティングス)に向かいます。
それにしても、なんか悔しい。

来週の今ごろは、北島の南部に居るのかな。わかんないけど。
ま、Napierでも仕事が見付からなければ、帰国は早まるでしょう。
予定ってうまくいかないもんだな。


あ、ちなみに。
俺もサッカー見てますよ。ダイジェストですが。
実況が聞き取れない(あらら。)ので、フェアに試合を見ることが出来ます。
ただ、時々スタジアムでカメラに写る日本人がいるんですけど、ああいうのに
写ってしまう人たちってみんな

マヌケ面

してますね。オーロラビジョンに手を振ってきゃーきゃー言ってるような
感じの人だったり、ワケもなく絶叫してるような人だったり。


全世界に見られてますよ。


やっぱり稲本は見た目で売るだけでは足りなかったらしい。
(2001年5月末の日記参照)
つーか、ゴール決めるまで稲本って名前を知らなかった
「にわかサッカーファン」は数え切れないくらい存在しそうだな。


2002年06月16日(日) おいしい料理はいかがすか

 やっぱり寝過ごしたーーー!

 朝起きたら9:30。昨日のメンバーのうちミユキさんは今日の昼のバスで移動してしまうので、朝飯も食わず大急ぎで顔をあらい身支度を整える。朝飯を食わないなんていつ以来だろう?そんなワケで8km離れた隣町の山、町名と同じMt.Maunganuiに行き、往復で2時間ほど歩く。天気もまずまずで、少し暑いくらいだった。山そのものは海岸沿いにいきなりそびえ立つ不思議なもので、すごく小くて散歩がてら行く感じで登れた。

 ミユキさんを見送ったあと、またYHAで話しこんでいると、マヨさんがRotorua経由でEast Cape(東海岸)へ行くというのだ。それならば俺も行きたいということで彼女の車に同乗することになった。もちろんガソリン代シェアでね。このEast Capeに俺一人で行くとなると、交通費がけっこうバカにならないことが判明したので…。ぶっちゃけ、移動だけ利用させてもらうっていうちょっとイヤラシイ話なんだけど。俺も運転手伝えばいいんだろうけど、南島のサポートセンターに国際免許証を置いてきてしまった。失敗したな。

 今日の夜は、食事を分けあおうという話になった。俺はfish'n'chipsで済まそうと思ってたけど、それにまざることにした。とはいっても、自分で作ったものを他人に食べさせるなんて初めてだから、変に「まずいモン作っちゃダメだ」と思いこんでしまう。作ったものは、シルバービート(silverbeet・ホウレンソウみたいな葉っぱもの)とベーコンのしょう油炒め。当初はホウレンソウとベーコンのバター炒めになるはずだったけど、食料を安くあげたのと調理ミスでけっこうエライことになってしまった。まあ食えないってほどではなかったから良かった。

 明日からは車で再びRotoruaへ。また違う宿に泊まることになりそうだ。



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似たような内容を綴ったWEB日記は以下。


==(06/16)初めて他人に料理を作った==


今日でニュージーランド脱出から丸7ヶ月を迎えました。
で、その今日は生まれて初めて、同じ宿に泊まっていた人と
料理をシェアしあいました。(とはいっても日本人同士だが)

ほかの人たちは丼だとか、ポテトサラダだとか言い出すのに、俺は

野菜炒め

の一点張り。
ほうれん草とベーコンのバター炒めだ、コンチクショウ!とか
思ってスーパー行ったら、ほうれん草がバカ高いのです。
ちなみに、一束3.99ドル。これは野菜にしては高すぎ。
ジャガイモが1kg0.99ドルで買えますからね。
だから、こっちでは有名な
silverbeet(シルバービート)という
セロリとチンゲンサイを足して2で割ったような雰囲気の野菜と
ベーコンを買って、夕食の準備。

あ、バターねえや。なくなっちゃったんだ。まあいいや、マーガリンで代用。
マーガリン、マーガリンっと♪

おっ!

食べかけのチョコレートを袋の中から1週間ぶりに見つけて、少しだけ食べて料理再開。

シルバービートを茹でて、
一口サイズに切って、
同じようにベーコンも小さく切って、
中華鍋に油注いで、
ベーコンをこんがり炒めて、


あ。


マーガリン入れるの忘れた。ま、いっか。しょう油味でいいや。
ひたすら炒めて、しょう油で味付けして。


しおっ辛


大失敗です。4人がかりでいろんなメニューを作りましたが
俺のが一番ヤバかった。

ま、結局皆さん残さずに食べてくれましたが・・・。
うおー、料理ってのは自己満足で十分だ。トホホ。


2002年06月17日(月) Rotoruaは何日目なんだ?

 昨日の約束通りマヨさんの車に同乗させてもらう。途中、Te Pukeテプーケにあるでかいキウイフルーツのオブジェで車を停めて写真を撮る。こういうことはバスでは出来ないから非常に嬉しい。

 乗っている車は350$(日本円でなんと2万円強)で買ったもので1983年製、修理代に300$払っているそうな。そのため、ミラーが両側違う形だったりボンネットがすぐ熱くなったり、カーステレオから変な音が出たりと、まともでない。途中で故障したらどうしようかと何度も思った。もう少し新しい車を持ってる人のほうがよかったな、なーんてな。

 12時過ぎにRotoruaに着いたけど、マヨさんは別に用があるらしいので再び一人に。徒歩で行けるようなところは大体行ったしなあ。ネットカフェで時間つぶし(WEB日記は更新していない)。Taurangaに比べれば値段はだいぶマシだ。3時間で10$。特に今日行ったところはなかなか良い環境で、30〜40kBを1秒でダウンロードできる。いいじゃないか。


2002年06月18日(火) どうしても観光地はお金命


 実は今日特に書くことないんだよなあ…。


2002年06月19日(水) 野宿覚悟の日

 今日からしばらくは車でひたすら移動することになりそうだ。Rotoruaを10:30に出発。天気はあまりよくないなあ…ひとまずの目的地はOpotikiオポティキ。東へ進み、そこから、ただでさえ田舎のNZでさらに「ド」が付く田舎のEast Coastに行くという魂胆。バスでも行けないことはないのだが、高いし、申し込みがかなり面倒らしいので車に乗せてもらう、ということだ。

 Opotikiには12:30ごろに到着。Visitor Informationで一通りのパンフレットを見せてもらい、宿のそれも見せてもらったのだけど、宿の情報を集めたパンフレットはもらわなかった。──これが不幸の始まりだった。

 一応Opotikiで決めている宿があったけれど、まだ13時にもなっていないからということで次の目的地にしているHicks Bayヒックス・ベイまで向かうことにした。雨がやむ様子はない。そのHicks BayはOpotikiからおよそ150km離れている。車をぶっ飛ばして15:30に集落へ到着する。

 持ってきていたガイドブックには"Hicks Bay Backpackers Lodge"という宿があるのでそこへ向かう。しかしその宿の様子が変だ。窓にカーテンがかかっている。窓をノックするが返事がない。寒い南島でよくある「冬季は閉鎖」という状況をこんなところで遭遇してしまうのか!?参った。この宿は集落から12km離れていて、公衆電話を見つけるためにもう一度中心部まで戻って、その扉の閉まった宿に改めて電話をかけるが応答なし。どうも「回線は現在使われておりません」の雰囲気だ。これはまずいな・・・。もう一つのガイドブックに載っていた別の宿"Sunrise Lodge"に電話すると、これまた「使われておりません」というふうの音「プププップププッ──」が聞こえてきた…絶体絶命。

 この近辺には宿が先の2つしかないようなので、ここからそれほど離れていない集落であるTe Araroaテ・アラロアの情報を見ると、いわゆるBackpackersはなく、次に高い値段設定のMotel(モーテル)しかない。次に近いところであるWaihau Bayワイハウ・ベイには20$前後の宿はあるようなのだが、約50km引き返さなければいけない。二人で話し合ったが、ガソリン100km分を考えれば安いものだということで、50km戻らざるをえない状況に。雨は少し小降りになってきたが、車に乗っている以上はそれほど関係ないかもしれない。

 同じ道を引き返すなんてバカげた話だと思いながら5kmほど車を走らせていると、路上のある看板が目についた。

「<<
と書かれてある。全く予想しなかった展開で新しい宿を発見することになった。その看板の出ている家に立ち寄り、話を聞くと1人18$とのこと。よし、問題なし!ここの宿の正式な名前は"Backpackers Homestay Hicks Bay"だそうだ。バックパッカーズとしての宿としては営業を始めてまだ2ヶ月も経っていないそうだ。道理でいくらガイドブックを見てもここの名前がなかったはずだ。2ヶ月程度なら、俺たちより前には日本人はいないだろう…と思ってVisitor's Bookを見ていたら、しっかりTadashiという名前の書き込みがあった。その人はヒッチハイクでここに辿り着いたようなのだが、ヒッチハイクのことを"Hich-Hick"などと書いていたが、よくここまで無事にヒッチで来られたもんだ。(ちなみに正しくはHitch-Hike)

 しかし、冷蔵庫は一つしかなくて、オーナーの食料が一緒に入っているのには驚いた。さすが"Homestay"を謳っているだけのことはある。オーナーが少し多めに作ってしまったというスープをもらうことが出来た。部屋にはなぜかゲームボーイが置いてたし…。この宿の定員はなんと5人。以後大きくするらしいけど、どうやって?キャンパーバンの走らない部分だけを頂戴する、みたいな事を言ってたな。

 なんか今日は妙に疲れてしまったので21:30就寝。なんだ文句あるか。


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