■日々コレ精進ナリ■

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ニュージーランド旅行記、合計180KB。
それを全部PCに打ちこんだおばかさんの戯れ言。
その一覧はトップページにあり。

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2002年05月23日(木) 南島脱出。

さて、明日から大移動です。
ニュージーランドでのワーキングホリデー生活第4幕、もうすぐ開始。

過去の文を見返してないから重複してる部分もあるかもしれないけど
とにかく南島(Christchurchを拠点とする人口およそ90万人の島)から
北島(110万人都市のAucklandをかかえる全人口のうち70%を持つ島)へ
行ってしまいます。

しかし、ニュージーランド最大都市、Aucklandには長期滞在する予定は
今のところありません。
ではどうするのか?


金稼ぎ。



とはいっても・・・ニュージーランドで本気で「稼いでやる」なんて
思う人はかなり少ないでしょうな。時給7$ですから。
1$=60円だから・・・420円。やってられませんな。

ということで、今の持ち金が減らない程度にがんばろうと思います。
では、行って参ります。



   =今日の単語=

shoulder

名詞「肩」。
身体の「肩」だけでなく、
道路の「路肩」でもこの単語を使うことを今日初めて知る。

「私だってわかるような単語ばっかり出すな」とか言わないで。ね。


2002年05月24日(金) 最大都市への移動は何かと疲れる

 5月10日に南島一周を終了させてから2週間、何もしていなかったワケじゃない。仕事探し(土産物屋・日本食レストラン除く)もしたけど成果は全く上がらず、ヘコんだままで北島へ移動することにしたのだ。しかし、ことごとく仕事を断られるというのは精神的にかなり堪える。

 ま、そういう事で北へ移動なんだけど決して南島が飽きたからというわけではない(少しはあるけど)。俺にはまだ“収入を得る”という重大な目的があるからなのだ。1週間前から飛行機を予約してさあ出発。

 飛行機に乗るのは半年ぶり2度目(小型機は除く)。2回目ゆえ、前回(初めての渡航)の感動を思い出してしまう。急激な上昇、はるか下に見える地面、雲の上を飛ぶ豪快さ、などなど色々思い出しているうちに、初めてChristchurchに着いてからホストマザーに会った時の安堵のような、更なる緊張だったりとか、そういう事まで思い出してしまって少し涙が出そうになった。「おいっ、まだ折り返し地点!」と自分に言い聞かせ、機内で出る昼食をとったあとわずか1時間強でAucklandオークランド到着。

 市内はあいにくの雨。空港から中心部まで走るバスに乗って市内に出る。ひとまずYHAに行って1人分を予約しようと思ったら満室との返事。なんでだ…?人気があるのか?単純に人が多いのか?隣のYHAに移動して3泊すると言ったものの、こっちは一泊あたり1$高い22$。う・・・高いな。仕方ないから66$も払ってしまう。残金をそろそろ本気で考えないといけないからイチイチ値段に敏感になってしまってる。そんな自分が少しイヤ。

 荷物を置いてひとまずオークランドの中心部へ。今日泊まってるYHAも充分中心部と言えるんだけど、さらに繁華街を目指す。


 ・・・ナンデスカ、ココハ。


 Christchurchでもアジア系が多いなー、そういう店も結構あるなー、と思っていたのにココはもはや人類総ひっくるめ!!そんな感じだ。南島のド田舎で一人たりとも見ることなかった人種が、一歩一歩進めるたびに見えてくる。それに車。信号を守らざるをえないくらい車通りがすごいのだ。こんなトコロに3泊なんて大失敗かもしれないな…。

 余談だけど、とある人が日本語の『大和魂』と書かれたTシャツを着ていたのだけれど、よく見たら『魂』(たましい)ではなく『塊』(かたまり)と書かれていた。『大和塊』(笑)


2002年05月25日(土) 無能な人はどこへ行けばいい

 次の目的地であるTaurangaタウランガへの移動が(都合上)確実に月曜日以降になった今、出来る事は「Aucklandを楽しむ」ことだ。ただ、今は俺一人で行動している。ここは一人で来る場所ではないような気がする。街を歩けばカップルだらけ、こりゃChristchurchの比にならん。まあ日本で考えると比べるものが違うけどそれなりに遊べるものがココは揃ってるしね。

 んで、まあ今日はひたすら中心部を歩きまわっていたワケだけど、昨日の昼間に比べると混雑具合はわりとマシになっている。けれどやっぱり人は多い。2$のサングラスをつけて軽く顔を隠しつつ行動(あまり必要性は感じられないが)。

 昨日同じ部屋に泊まっていたChristchurch出身の兄チャンに「仕事探せる場所が中心部にあるよ」とこちらでいう職安のようなところを教えてもらったものの、その住所にそれらしき名前のところは見つからず。ウソか?いや、でもウソを言う必要は全然ないしな。たぶん住所を聞き間違えたんだろう。とにかく、歩いても歩いても満足できないくらいに範囲が広い、やってられん!

 途中インターネットの安いところに行ってWEB日記更新して、図書館にも寄って、ゲーセンにも寄って…ってこれじゃ日本帰ったほうがよっぽどイイわっ!などと思いつつも夜になる。

 YHAに戻ってキッチンへ行ってみると10人くらいの日本人がそこに集まっていた(話している言葉が日本語だった)。みんなで分担して料理を作ってるみたいでなかなか豪勢なモンを作ってる様子だった。すると、YHAのスタッフのおばさんがキッチンにドタドタとやってきて、「あなたたちはここのお客さんじゃないでしょ!今すぐ出て行きなさい!!」とすごい剣幕で怒り、その10人くらいを調理中にも関わらず中断させ、すべてキレイにさせ出て行かせた。おばさんスゲエパワーだぜ!!


 しかし…。


 こんなツマンナイことで日本人全体のイメージを下げてしまうのは誠に「情けなか!!」(なぜか九州弁)。おいどん情けなくて涙出そうですばい。もし、これで日本人全体締め出し食らったらどう責任取ってくれんだテメーら!?と“お前らカッコ悪いよ・情けないよビーム”を浴びせてやりました。効いちゃいないだろうが。ほんとにバカヤロウ。今すぐにでも俺が立ち去りたいくらい恥ずかしかった。彼らは日本人というイメージを持たせていることをしっかり判っているんだろうか?いや、わかってないからこそああいう行動が出来るんだろう。

 ふと思ったのだが、こういう都心部に集まる人たちっていうのは、便利さを求める以外に“自己責任から少しでも逃れたい”という人が多いのではないだろうか?と。ニュージーランドの人口は400万人弱。一人にかかる責任は重大だ。選挙の「一票の重要さ」と置き換えてみるとわかりやすいと思う。田舎に行けば1万人以下の集落なんてザラにある、それゆえ一人ひとりの存在が非常に大切になる。

 そういう、個人の大切さからみんなは逃げてるのか?と思ったりもする。俺が何回も思うことのひとつに「俺なんか別におらんでもええやん」というのがある。そういう考えから逃れたいが為に人口の少ないここに来たというのもあるかもしれない。ただのコジツケかもしれないけれど。

 “俺だって出来ること”は未だ見つかる気配すら無いけど、焦っても見つかりゃーしないサッ!



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気分がよくない状態で書きこんだ日記はこちら↓


==Aucklandって誰でも住める街だね==


はい、ということで昨日ニュージーランドの最大都市、Auckland(オークランド)に
到着いたしました。

それにしても、アホほど人います。
で、日本食をはじめとするいろんな国々の料理屋さんが増殖中らしく、
なんか、今までのニュージーランドのイメージを覆されたような気分です。

Aucklandに一年居たという人の話をけっこう聞くんですけど
それって、スゴイの?と思ってしまう。
ま、価値観それぞれだから文句を言うつもりはないけど、
同じ国に来てるのに、することって人によって全然違うんだなーと思い知らされましたわ。

今は都心部にいるのでPCもいじることが可能ですが
月曜日からは、田舎(かも)に移動なのでほぼ封印?かな。
知人が俺と入れ替わりにTaurangaという人口8万人の町にすでに居たんですが、
彼は日本語でメールを返してくれませんでした。日本語が書けないらしい。

ということで、再びバカ英語もしくは読みにくいローマ字になる可能性大です。
ご了承を。



   =今日の単語=

Domestic

形容詞「内部の・国内の」
昨日Christchurch−Aucklandの飛行機に乗りましたが、
この単語が使われていました。
決して台所用洗剤ではないので。
え・・・ドメストってあったよね?


2002年05月26日(日) せっかくだから田舎暮らし希望

 今日は俺の女友達の結婚式、しかーし出席せず(当たり前だ)。でも男友達はほとんど呼んでないらしいからいいんだけどな。俺が結婚式する時は女友達も呼ぼうと思ってたのによ!ていうか俺は果たして結婚でき(略)

 それはさておき、今日もAuckland市内を歩いて周る。が、Christchurchのように無料のシャトルバスは存在せず、バス代も少し高いため疲れる。電車が走っているらしいのでAucklandの駅へ向かおうと思うものの、地図を持ってきてないしどこにあるか全然わからないので途中で断念。

 なんちゃらBayで海を眺め(とはいっても工業船ばかり留まってる)、久々にMcDonald'sで食事をとるが前から思っているようにポテトが少ない。ホント少ねえ!

 以前は最大都市のAucklandですら日曜日に営業する店はたいへん少なかったらしい。だが近年のグローバル化の影響もあって曜日関係なしに開いている店が激増したようだ。田舎では休日休業の習慣はまだ続いているけれど、これもいずれ徐々に浸透していきそうな雰囲気がある。個人的には広がってほしくないと願うけれど…。

 1時間で2$(約130円)のインターネットカフェで2時間ほど時間をつぶしていると「これじゃほんと日本でやってるコトと変わんないな…」と思うようになった。俺にはやっぱりAucklandは合わないのかも。ただ、始めにこっちに来ていたら考えは全く違っていて、夏に山歩きに行こうなんて思わなかったかもしれない。一度しか発行されないワーキングホリデービザっていうのはよく出来たシステムだと思う。

 社会に出ていない恐ろしさ、それを逆に強みに生かすことが出来るか。尻込みしてるようじゃ進歩はないね。


2002年05月27日(月) 親切なのか?Intercity(インターシティ)よ

 北島に着いて以降、全く良い天気に恵まれていない。誰のせいだよ!

 目的地へのバスが13時に出発するので、昼過ぎには日本人経営のラーメン屋さんに寄ってみた。味は…ま、この地で食えると思えばマシなほうかな。

 その後バス出発。さて今日はフルーツピッキング(キウイフルーツ)の目的を果たすべく、Taurangaまで移動する。途中止まったThamesテームズでも腹ごしらえをしたら、そこからは案外あっさりと到着してしまった。

 今日はあらかじめ宿を予約していたのだけれど、そこは中心部から少し離れている。そこで運転手が妙に気を利かせてくれて、その町外れの宿の近くで降ろしてくれるというのだ。俺の予定ではまず中心部まで行った後、宿に電話してそこの車で迎えに来てもらうつもりだったのだが…。

 まあいいや、ってことで降ろしてもらう。が!少し遠いよ!!300mくらい歩いたよ。途中雨に降られちゃったよ。かなり濡れちゃったよ。俺が乗ったIntercity(インターシティ)は大型バスゆえ、わき道に入ってくれないから好きになれないな。小さいワゴン車を利用するようなバス会社(?)はDoor to Doorといって大抵はその目的地のドアの前まで送ってくれるというのに。

 今回の宿、Bell Lodgeに歩いてたどり着くと、オーナーに「車を出す手間がなくて済んだ」とか言われるし。手続きを済ませると、宿のほうの手違いで大部屋に入れないという。まったく、こっちの人は何かと楽観的だなあ。

 仕方なく別の部屋にしてもらうと、なんと、シングルベッドとダブルベッドの3人部屋!「はい!?」度肝を抜かれてしまった。どういう意図でこんな部屋を!?さっぱりわからん。これなら普通のシェアルームと変わらんではないか。

 いろいろ聞いていくうちに「順調にいくと明日からキウイフルーツを取る仕事が出来るかもしれない」という話をきく。ただ天気が悪いということで明日は中止らしい。そこでグループでバーベキューのパーティをするらしいが、俺はいきなりそんな場所に行って馴染めるんやろか?やばーいよ。


2002年05月28日(火) 運命の再会というほどでは

 昨日言っていたバーベキューパーティの参加は、やっぱりおこがましいので行かなかった。地元の人には「そんな事気にしなくていいさあー」と沖縄弁混じりで言われそうだが。そんなワケで「パーテー」には出席せず、Taurangaの町まで送ってもらってキウイフルーツピッキングに必要な道具類の買い出しに出掛ける。

 まずは近くの図書館に出向く。インターネットが出来るので値段を聞いてみるとなんと1時間10$!2時間の映画より高いってどういうことよ。しかもAucklandの5倍の値段。こりゃしばらくネット封印かもしれないな。宿に置いてあるパソコンでもインターネットが出来て1時間5$と、図書館の半額なんだけど日本語が書けないどころか見ることすら出来ない。この環境は俺にはキツイなあ。

 改めて図書館の中を歩いていると、見たことあるな…という日本人の女性を見る。過去のいろいろな事を思い出していたら、Christchurch・Te Anau・Queenstown・Wanakaと何度も会ってる人だった(仮にAさんとしておこう)。もう会うことは無いだろうってサヨナラしたのに、うわ!向こうもビックリしてた。俺はこの後いろいろ買い物に行く予定なのでどうするか、とAに聞くと「昼にバスが出るからそれまでヒマだ」というので俺の買い物に付き合ってもらった。

 目的のモノは、傘・長靴・軍手・防塵マスクなど。雨は引き続き降っているが、空は青い。北島に着いてから“キツネの嫁入り”だっけか?それがずっと続いてる。まずは近場で傘を購入してから、少し離れたThe WAREHOUSEまで歩いて行く。長靴(gumboots)を15$のところ12$で購入。『NOW10』というNZオリジナルのCDを買いたいがガマン。今は買ったところで聴ける環境がないから意味ないし。それに3ヶ月後には安くなってるはずだから。実際、今年1月に発売されたChemical Brothers『Come With Us』が発売当初30$だったのが今は18$になってたし。

 で、一緒についてきてもらったAは今日Tauranga YHAを離れるらしく、荷物を取りに行かなければならないとのことで、そこに行く。俺はやっぱりVisitor's Bookをチェック。島を移ってしまったからか、知らない名前ばっかりだ。北島だけを巡る人もけっこういるらしいからな。こっち(北島)にトランピング目的で来るような人は少ないようで。サーフボード持ってる人なんかもいるし。その後マクドで食事して、Aのバスを見送って、ひたすら町中歩きまわって、スーパーにも寄って、ハガキも買って、宿の迎えを待って、16時に戻る。

 夕食の際に思ったのだが、俺は料理の腕がまったく上がっていない。後退はしていないけど、なるべく食器を使わないとか保存のきくとかそんな程度の知識じゃなあ…。


2002年05月29日(水) 雨は一番つらい

 今日も天気が悪いのでピッキング中止。ゆえにやる事なし・・・寝る。


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