■日々コレ精進ナリ■

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ニュージーランド旅行記、合計180KB。
それを全部PCに打ちこんだおばかさんの戯れ言。
その一覧はトップページにあり。

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2002年04月11日(木) 世界共通カードゲーム

 ───寝られん。隣のヤツのイビキ(snoreという)がとてもうるさくて眠れたモンじゃない。何度もマットレスを叩いてイビキを止めようとするが、2分後には再び「ふごーーーー〜〜」となる。共同部屋はこれがつらい。俺より後に寝たくせに腹立つぜ。

 Kepler Track3日目。とはいっても3・4日目はほとんど平地を歩くのでしんどさは無いに等しい。問題なのは“距離”。それでも大したことはないが…。今日の“距離”は17.2km。昨日は18.6kmで高低差もかなりものだったので、今日は本当に楽勝ルートだ。

 7時に起きたのだが、近くに滝があるらしいので朝食と身支度を整えて見にいってみる。片道30分弱ほどの距離で、かなり豪快にしぶきをあげていた。たまたまそこに人がいたので写真を撮ってもらった。別に俺が入る写真が欲しかったわけでもないのに、誰か人がいるということだけでなぜかお願いしてしまった。ホントに写真嫌いなのかオレは?

 さて、さっきも言ったように行程は楽々で、5時間のコースを3時間50分で行ってしまった。途中特に見所もないので長い休憩もなかったし。今日の小屋は湖畔に建っていて、New Zealand特有の蚊のようなサンドフライという虫がうじゃうじゃいるけど、雰囲気はいい。虫除けスプレーをぬり、外で本を読むとすこぶる気持ちいい。

 夜になってからも小屋内のテーブルで本を読んでいると、隣のグループがカードゲームをしているのが目につく。どうやら、日本で言うところの“大富豪”だ(英語名は忘れてしまった)。俺も参加させてもらった。

 遊んでいると、少しルールが違うことに気付く。基本はほとんど一緒(3が弱くてA・2が強い)だけど、独自の決まりごとがある。出た札が3つ連続すると"sequence"(シークエンス・日本語に訳すと「連番」あたり)、すなわち連続でないカードが出せなくなるのだ。例えば一人目が3を出して二人目が4を出す。三人目が5を出すと、"sequence"成立。その次の人は“6”さらに次は“7”しか出せなくなるのだ。これは、弱者に優しいルールだね!


2002年04月12日(金) 腹が減ったらなんでもウマイ

 Kepler Track最終日は一般に言われる「くだらない日」だ。標高も、行程も、両方だ。でも行ってからはそうは思わなかった。それなりに味もあったし、最終日ゆえ、食料もなくなっているから荷物も軽かったし、6時間の予定をほとんど休憩せずに3時間20分で行ってしまった。間食もほとんど用意してなかったので、「早く着け、着け!」と思いながら13時前に全ての行程を終えてTe Anau YHAに到着した。

 着いて即シャワーを浴びて3日分の身体の汚れを落とし、洗濯をして、その後買い物でビールとポテトチップを買って、自分に乾杯。今まで味わったことがないくらい美味であった。

 YHAに戻ってからは、俺と同じコースを歩いて今日戻ってきたという女性と話をした。彼女は俺より2日遅れて出発したのだけれど、一足飛びで2日間で帰ってきたというのだ。一日でおよそ42km歩き詰めたとか。す、すげぇ…女性は強いなあ。

 近くの図書室のパソコンでWEB日記を更新し、再びビールを空け日本人同士で会話に花を咲かせた。楽しい一日だった。



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この日に更新したWEB日記↓


==ことごとく、マニアック扱い==

久々にマトモな日記が書けて嬉しくて仕方がないエイジです。いやはや。

今日現在、私がいる場所は"Te Anau"(テアナウ)。マオリ語ですな。
マオリといえば、この島の先住民族とされてますが、
マオリ語というのは非常に発音が日本語と似てて非常に面白い。
英語圏の人たちが読みにくい(発音しにくい)地名は日本人はワケ無く読めるという。
面白い世界です。

以前「探偵!ナイトスクープ」でも紹介されてたんですが
『ピアノ・レッスン』(原題"The PIANO")という映画でもマオリ族が登場するんですけど
その時のせりふが「あんな所は生きて通れねえ」と聞こえるんですよ。
もちろんマオリ語ですからそんなことは言ってない。

この時のビデオ誰か持ってませんかね?本当はどういう意味だったのか・・・。

えー、バックパックの旅はまだしばらく続きそうです。
今月中に終えられるのか?それが疑問だ。
来月には農場の仕事を探そうと思ってはいるものの現実味をまったく帯びてない(汗)


2002年04月13日(土) 風をきって車輪をすすめよう

 今日は、Te Anauから南に20kmほど離れたManapouriマナポウリに21変速マウンテンバイクを借りて行くことにする。自転車なんて最近全然乗ってないから不安だなー(何に不安?)。NZでは自転車に乗る際にはヘルメット着用が義務付けられているので、少しとがりぎみのヘンテコな形をしたヘルメットを乗せて、いざManapouri。道は100km/h制限なので自動車はビュンビュン飛ばして行く。

 特に坂道もなくスイスイ進み、1時間後にManapouri到着。一応中心部といえるところの小さなカフェでカプチーノとパイを食べる、5.50$。それから"Pearl Harbour"という名前のこれまたすっごい小さな港に行くと、Walking Trackがあることを知る。けれどそこは川を渡る必要があって、橋も掛かってないからボートで行かないといけない。5$もかかるし、少し面倒だとためらってしまって結局行かなかった。

 少し遠回りのコースをたどってTe Anauに戻る。が…逆風がヤバイことになってる!行きはずいぶん楽に来ることが出来たなーと思ってたけど、それは追い風の力があったという事実に気付く。うわっ、平坦な道だってのに全然進まない!行きは20kmだけど帰りは33km、キビシイ。変速可能な自転車だったからよかったけど、普通のママチャリだったらと考えると少し怖かった。途中に集落も店もあるワケがないし、水も少なめにしか持って来てなかったし少し焦る。でも所詮33kmくらいワケないさ!と思いながら帰り道を進む。

 何度か休憩を入れていると臀部がかなり痛いことに気付く。やっぱり慣れないことをすると体はしっかり反応するらしい。終わり際、後輪の調子が悪くなった。最後の下り坂でギアチェンジをしたら変な感じになってしまった。そこから5km弱ほど不安な状態で進みながら、ようやく借りた場所まで返却。「この自転車、特に変なことしてないのにおかしくなった」と伝えたけれど特別安くはしてくれなかった。けれどちゃんと修理するって言ってたな。


2002年04月14日(日) どよーんどろーんふにゃー

 今日は完全休養日。それゆえYHAにずーっとこもる。こういう日もたまにはイイだろう!


2002年04月15日(月) バンジーの興奮

 移動日。Te Anauテアナウ→Queenstownクイーンズタウンへの移動だけど、今回のQueenstownの見方は前回訪れた時の12月末の旅行とは全く違うと言えよう。前回はバンジージャンプをやるためだけにモロに観光客となり、繁忙期ゆえに行きも帰りもバスを予約せざるをえないという状況だったので待ちを楽しむというほどの余裕はなかった。今回はあくまでも通過点だといえる。しかし到着してすぐ、バンジージャンプやりたい衝動が頂点にきてしまった。本当に空飛ぶのが好きらしい…。今回はここで2泊する予定だけれど、その間に無理矢理時間作って飛んでしまいそうな勢いだ。

 少し遠いところにあるスーパーに買い出しをしに行く。大きめサイズの板チョコ(250g)を3$で購入、その他野菜を揃えて宿へ戻る。普通キッチンには個人の食料を置く場所があるんだけれど今日泊まっているBumbles B.P.ではそういう場所がないのでとても不便だ。そんなキッチンでラーメンを作る。久々に都心部に来たので安くでインターネットを使い、アホなサイトを見て、WEB日記も更新して終わり。


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この日更新した日記は以下の通り。


==やはりというか当然というか==

カウンターの伸びが激減しました。あはは・・・
やはりインターネット上に生きてる人たちはリアルに反応を示してくれます(泣)

さて、現在俺は南島一周の旅のおよそ4割を終え、観光地で有名な
Queenstownに居ます。以前にも日記でつづったけど、
昨年末に俺はここでバンジーを二回もしてしまったのですが
今回はむしろ


Walking Track探しに夢中。


こんな話ししてもイマイチ面白味が感じられんかもしれないけど、
とにかくこちらではやることが多い!多すぎて全然予定が進まない!

このままでは冬に突入してしまって、フルーツ農場の仕事が終わってしまうではないか!

とまあ、現在の持ち金が30万円を割ってしまったので、
1年丸々の生活がヤバヤバになっているのでした。

ごめんなさい、最近時間に追われてインターネットしてるので、
文章を読み返すヒマがありません。

変な文章だったりしたら、指摘してくださいね。訂正はしませんけど。


2002年04月16日(火) バンジージャンプトリロジー

 今日で出発から20日目。早過ぎる。今日はQueenstownで1日歩きをする。様々な娯楽の宝庫であるこの地で、敢えてトランピングをする人はそれほど多くないらしい。事実、俺も前回はバンジージャンプしか頭になかったわけだし。Te Anauで一緒だった人と昨日の宿で再開して、一緒に山行することにした。

 Ben Lomondというコースを進む。実はQueenstownに来るまで名前も知らなかったところだ。これが意外や意外素晴らしい、かなりの穴場なのではないだろうか?このコースは山頂1750mまで登る。町の標高がおよそ350m、麓からゴンドラが出ていて通常の観光客はそれを利用するので750mまで上がると考えると、高さの違いは明らか。ゴンドラごときでは絶対見られない景観を目にすることができる。山頂までおよそ2時間半、コースを作ってくれた人に感謝感謝。天気も抜群で、近くの空港に到着する飛行機やはるか下に浮かんでいる(ように見える)パラグライダーなんかも見える。

 充分に景色を満喫したあと同じ道を下っていくと、"GONDORA→20min"という分岐を見つけてそちらに向かう。きれいめの服装をした観光客が沢山いる。こういう場所に来てしまうとどうしても俺のトランピング用の服が浮いてしまう。そして前回やり残したバンジージャンプの場所を見つけてしまう。以前は俺がやりたかった3大バンジーのうち2つはやったけど1つ残したのが気になっていた。でももうすることはないと思っていたのに、ジャンプしている人を見て「・・・!!!!」。気付けば受付に行って申し込みを済ませていた…。結局1分少々のジャンプに120$も払っちゃいました。でも後悔なんかしてないやいっ!それにしても、山のピークまで行って、そのあとバンジージャンプするアホはそうそういないと思うぞ。

 その後町に戻って、ワーキングホリデーメーカーに有名らしいという、Queenstownにある小さな屋台で売っているサーモン丼を食べる、Mサイズで6$。うむ…なかなかではある、マヨネーズがイイ感じだけれど「絶対食っとけ」とは言えないな。マヨネーズ中毒予備軍ですから俺は。夜ものんびりして、明日の朝早くにバスに乗らないといけないからラウンジで酒盛りしてる人たちの様子を傍で見ながら寝に入る。


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この日も夜に日記を更新しましたのでこちらもどうぞ。↓


==「ここにいる中国人とは関わりを持つな」論(?)==


はい、ニュージーランドにやってきて
早くも5ヶ月が経過してしまったエイジです。うわー、やっべぇ、早すぎだよ。
まだ仕事もしてねーってのに・・・。

とにかくそれはいいとして、今日のお話。


「中国以外にいる中国人とは関わりを持つな」



ということなんですが、これ、台湾と香港は含まれません。中国本土だけの話なんです。

日本ではもはや常識ですが、中国といえば恐ろしく物価の低い国。
もちろん、NZよりも物価は低い。
それなのに、ここNZではアホほど中国人を目にすることが出来る。




それは富豪だから。




まあ、ほんの一部の人が来ていたとしても、中国は日本の10倍。比較にならん。

この富豪レベルは、ハンパではない。日本のマンガの世界に出てくるような、
子どもにメイドを付けさせるようなことも例外ではないらしい。
特に中国は「一人っ子政策」なるものが存在するため、
一人の子どもに対するしつけや親の感情の押し付けも、これまたハンパではない。

その若者たちがこの生活しやすいとされるNZに集結する。
繁華街の深夜など、中国語の応酬。

当初この事実を知らなかった俺は、
語学学校に9割以上いた中国人と友好を深めざるをえなかった。

しかし、改めて感じることなのだが、中国人というのは、繁華街で見ても




片田舎では全くといっていいほど見ない。




そう、奴らは車で移動できるところにしか集まらないのだ。

俺は割と田舎が好きな傾向があるので、それがこの旅の間にひたすら感じること。
ここQueenstownに来て、それが証明されたような気がする。

もし、山奥の小屋の利用者名簿に「中国人の名」があったら
ぜひぜひ報告してください・・・って十中八九ありませんから。


要するに。

物価の安い中国では、相当稼がないと海外には行けない。 逆に、
物価の高い日本では、バイト程度の稼ぎでもそれなりに海外で生活出来る。

この日本の状況が良いとはオレにはとても言えないけれど、
比較的貧乏でハングリー精神旺盛な日本人と、アホほど金持ちな一人っ子&超越したわがまま中国人。

これが友達になれる構図か!?

でも同じように物価の安い韓国の人たちは比較的理解しあえる。なんでだ。


   =今日の一言=

またバンジーやっちまったよ。これで3つ制覇。


2002年04月17日(水) Wanakaで迷う場所

 今日のバスの出発は8:00。朝起きてから全ての準備(身支度やら食事やら荷物整理やら)を終えて部屋を出るまで、確実に1時間はかかるので6:45に起きる。

 ──寒い。

 パンと牛乳、そしてキゥイフルーツを食べ、面倒なパッキングを15分くらいかけ、7:40にBumbles B.P.を発つ。5分ほど歩いてバス停にたどり着く。そこには大勢の中国人が集まっていた。もう俺はあの言葉を聞くのすらイヤかもしれない…。

 バスが予定通り出て(とはいっても8:05発で5分遅れ)、途中のCromwellクロムウェルという小さな町で果物屋に寄る。そこで安いリンゴとオレンジを買い、そのまま10:00Wanakaワナカ到着。

 Wanaka周辺の宿はどこも評判がいいので、様子を見たいと受付で話をして、いろんな宿の内部を見せてもらう。10時ということで、前日の客が出ていった後というのもあってほとんどのところが掃除中だった。その結果選んだのは"Purple Cow B.P."、すごい名前だ。

 まだ12時にもなっていないので、町の周辺を歩き回ってみる。スーパーマーケット1軒、少し高いfish'n'chipsの店が1軒などそれなりの店は揃っているけれど、先日使い物にならなくなってしまったサンダルを買えるような場所は見当たらない。D.O.C.にも行って周辺のwalking trackを知る。一番の難易度はMt.Roy(5 hour return)。けれどスタート地点が少し遠いし、昨日の5時間山行き&バンジージャンプをした体にはちょっとキツイかもしれない。

 今日はどこも歩かない代わり(?)に2km離れた"Puzzling World"へ行く。ここは目の錯覚を利用したアトラクションや、日本でもバブル期に流行した巨大迷路が楽しめる。ここで2時間ほど時間をつぶして、町に戻りスーパーマーケットである程度食材を買い揃える。日本から持ってきた歯磨きが5ヶ月でなくなったので新しいモノに。

 日本から送ってもらったインスタントの日本食がついに底を突いた。でも、時々free food(バックパッカーズには持ち歩くのが面倒だったり食べなくなったモノを置いていくスペースがある)でコーンフレークをゲットぉ!これで朝飯が2$ほど浮いたな、セコっ!!


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