わたしたち つまみ出されなかった
タカシ君 ちゃっかりジンフィズなんか頼んでた
彼らの出番は後ろのほうで
もうだめ立っていられない と思ったころにようやく 現れて あとは もう
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顔は半分しか見えなくて でも 手は見えた
終わりのほう わたしたちを指差して 彼は その言葉を
何度も 何度も くりかえした
うまれてはじめて
愛されてる と おもった
タカシ君と電話
場所と時間と服装を決めた
服は 「 大人っぽくて、しかも動きやすいもの 」
うっ。
キンチョーして おなか痛くなってきた…
どうしよう
そんなとこ 私たちみたいな子供じゃ つまみ出されちゃったりして…? それに行ったことない街だし… ちゃんと行けるのかなぁ
あぁ なんだかすごく…
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