湯たんぽの気持ちいい季節になりましたね。 私は、最近急に、霧が晴れたような気分になってきました。 昨年は、頭の中に霧が充満しているような感じで、 メールも返せず、周りの人によくなかったです。 しかし突然晴れました。 くくく。
山崎ナオコーラのホームページができました。 http://nao-cola.cork.mu/ 手書きコメントや、 書き下ろしエッセイ「ホームページと私」、 あと、一作一作の作品紹介も、単行本と文庫とそれぞれ、書きました。 これから、もっといろいろ面白いことを、 アイデアを出して、ホームページでやっていきたいと思います。 もしよかったら、ちょくちょく見ていただけたら、と思います。 読んでいただけたら、嬉しいです。
孤独ということが私の一番の財産だと思う。 これを失いたくない。 無音の中で夕闇を見ているときが実に幸せだ。 黙々とできる仕事があって、本当に良かった。 もしもこの世の中がサービス業だらけだったら、私は社会参加できなかったに違いない。 しかし、 メールや電話から逃げたい、といつも思いながら、 人に会うとメールアドレスをつい聞いてしまう。 携帯を止める人をうらやましく感じながらも、 そのうち元気が出て返信ができるときがくるかもしれないと考えて、 止める勇気が持てない。 直接会ったときに挨拶をする、会ったときの感じだけで人間関係が作れる、 昔のような生活ができればいいのに、 と願うのに、なんとか時代に迎合しようとする自分もいて、やっかいだ。
2013年になりました。 私は旅行で、台湾にいますが、 すぐ帰ります。 昨年のことは、反省ばかりです。 今年は皆さんに失礼のない年にしたいです。 皆さまの2013年が、素敵な年になりますように!
○吉祥寺のブックスルーエに、拙著『この世は二人組ではできあがらない』の文庫の、サイン本を作りました(二階にあります)。サインとかして何様なんだという感じですが、よろしくお願いします。 それと、二階踊り場で、 「ユリイカVS文藝別冊」 というテーマのフェアをしていて(どっちが売れるか、というバトル)、 お客さんも自由にPOPを書けるようになっていたので、 私は文藝別冊を応援したいから、 佐野洋子と武田百合子と白洲正子の三冊に、POPを作りました。 文藝別冊がんばれー。 あと、クリスマスイヴですね。 皆様の一日が素敵になりますように。 私は自分の怠慢のせいで仕事が終わりませんでした。 それから、この『微炭酸ニッキ』は、2000年12月22日に書き始めたものなので、 もう13年目に入りました。 (作家になってからはまだ9年目です)。 始めた頃は、毎日なにかしらの文章を書いていたのに、 最近はとびとびでしかもまるで告知の場所のようになっていてよくない。 来年は、もっと書く。 そして、当初はまだ作家になる前で、大学3年生だったのですが、 今は34歳です。 月日が流れるのははやいですね。 この分だと、おばあさんになるのもすぐだ。 佐野洋子さんと武田百合子と白洲正子と幸田文を混ぜ合わせたようなおばあさんになるんだ。
○文庫『君と過ごす季節 秋から冬へ、12の暦物語』(ポプラ社) 12月5日発売 短編小説「秋分」 これは、結構、いい短編だと、自分では思っています。 ○単行本『泥酔懺悔』(筑摩書房) 11月5日発売 エッセイ「ひとりでお酒を飲む理由」 バーのことなど、書きました。
今日も寒いですね。 私は三百円のレッグウォーマーと三百円のもこもこ靴下を履いています。 貧困にあえいで、最近は百円ショップと三百円ショップにしか行っていません。 ○「エル・ジャポン」1月号(ハースト婦人画報社) 11月28日発売 ブックレビュー「こんなおばあさんになりたい」 三冊、幸田文『しつけ帖』、白洲正子『白洲正子自伝』、佐野洋子『覚えていない』の、 紹介文を書きました。 ○ブックファースト新宿店 (http://www.book1st.net/shinjuku/)の、 「名著百選2012【臍本(へそぼん)】〜わたしが本屋さんだったら、絶対売りたいこの一冊〜」 (12月16日 日曜日まで) というフェアに参加しています。 水村美苗さんの『本格小説』をおすすめしています。 冊子に、紹介文も書きました。
先月に観た展示のメモ。 「会田誠展 天才でごめんなさい」(森美術館) 「田中一光 デザインの前後左右」(21_21DESIGN SIGHT) 「坂口恭平 新政府展」(ワタリウム美術館) 「山口藍 ほし」(MIZUMA ART GALLERY)
○文庫『この世は二人組ではできあがらない』(新潮文庫)が、 今日発売になります。 ポップな社会派小説! たくさん赤字を入れました。 結構、いい小説になっていると、自分では思ったのですが、 どうでしょうか? 解説は、西加奈子さんです。 どうぞお手に取ってみてください。
「消せるボールペン」という文房具を買いまして、 書かなくていい文字を書いては消してしまいますねえ。 道具の魅力ですねえ。 最初に石包丁を作った原始人もそうだったでしょうねえ。 切らなくていい稲穂を細かく細かく切っちゃったでしょうねえ。
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