○「あたしはビー玉」(幻冬舎) 12月10日発売予定 出版の前は、いつもわくわくします。 ○「madame FIGARO japon(フィガロジャポン)」12月20日号(阪急コミュニケーションズ) 12日5日発売 おすすめの本を、紹介させていただいています。
○「SPUR(シュプール)」2010年1月号(集英社) 11月21日発売 「SPUR版”暮らしの詩集” あなたの心に詩をひとつ」 黒田三郎「夕方の三十分」 という詩を、紹介させていただいてます。 ○「夜はぷちぷちケータイ短歌」(NHKラジオ第1放送) 11月29日(日)(今日なんですが……) 20時5分から55分までの生放送 出演させていただきます。
○「新潮」12月号 (新潮社) 11月7日発売 小説「この世は二人組ではできあがらない」 とうとう掲載 完全に力を出し尽くしました。 自分でも信じられないくらい、やりきった。 小説について、ずっと考えた。 これは、読んでいただきたい、と思ってしまいます。 構成とか、伏線とか、すごく考えたので、できたら深読みしていただきたい。 もう、これで山崎ナオコーラ第一期は、終わり。
自転車を買いました。 明日たくさん走るつもり。 ○スティーヴンスン 村上博基訳 『ジーキル博士とハイド氏 』光文社古典新訳文庫 11月10日発売予定 帯に推薦コメントを書かせていただきました。 ○「ダ・ヴィンチ」 12月号 (メディアファクトリー) 11月6日発売 東村アキコさんの特集に、 コメントを書かせていただきました。
昨日、野間文芸新人賞の受賞作が発表になっていましたね。 村田沙耶香さんの『ギンイロノウタ』、面白かったです。 せっかくの野間文芸新人賞ですから、 盛り上がったらいいな、と思います。 (と、僭越ながら書かせていただきつつ、村田さんと面識があるわけではないのですが)。 同時代に、いろいろな面白い作家がいることは、やっぱり嬉しいです。 別の文学賞も合わせると、6回、自分の書いた小説が賞の候補にあがって落選という経験が私にはあって、 でもまだ、文学賞がどういうものなのか、知識はあまりないのですけれど、 ただ、だんだんと思うようになったのは、 文学賞というのは文学を盛り上げるために運営されているものなんだろうな、 だったら、自分の書いた作品が受賞をしなくても、 盛り上がって欲しい、 ということです。 今回、私が書いた『男と点と線』という短編集も、野間文芸新人賞の候補作にあがっていたので、 せっかくだから、楽しみたいと思い、 ほかの方の候補作も全部読みました。 どの本も面白かったです。 私は昨日、落選が決まったあとにトークイベントの予定が入っていたので、 ちゃんと話せるかなあ、と少しだけ不安だったのですが、 さすがに落選慣れしていて、結構元気に喋れました。 それから、なんというか、こう、せっかく今の時代に生まれ落ちたわけだから、 今の時代を愛したいな、 と思いますよね。 私は、今までは、昔の小説が好きで、よく読んでいたのですけれども、 最近、現代小説も読んでいきたいな、と思い始めました。 あと、私は同世代の作家の友人に恵まれていて、 だから、みんなでがんばりたいな、という気持ちがあります。 本当にいい人ばかりなんですよ。 そうはいっても、基本的には孤独な仕事でありますが。 文学の隅っこの方でいいから、私も関わって、 今の時代の小説について、考えごとをしていきたいな、と思います。
○「真夜中」No.7 (リトルモア) 10月22日発売 エッセイ 「富士山と『みんな』」 掲載 これ、でもエッセイ書くために登ったのではなく、 遊びで登ったんです。
○「SPUR(シュプール)」12月号 (集英社) 10月23日発売 コラム「通勤電車読書」掲載 (CULTURE内のBOOKのページです)。 中島たい子さん『建てて、いい?』、 有川浩さん『フリーター、家を買う。』の、レビューを書かせていただきました。
こないだ2階にある喫茶店でゲラの直しをやっていたら、 窓が空いていて、そこからぱらぱらとゲラが落ちてしまった。 紙が舞いながら道路に落ちていく姿は面白い。じっと見ていた。 拾いに下りたが、2枚紛失した。 だめだ、仕事向いてない。 書類もだけど、時間もだめ。 このところ、ダブルブッキングをしたり、 スケジュール管理ができていなくて、本当にだめだ。 空間認識が苦手で地図が読めないというひとがいるけど、 時間認識がだめというひともいると思う。 小説内の時間の流れ方を考えていると頭ががんがん痛くなってくる。 あと、現実のことでも、3年後の仕事の話とかをされると、脳がぱんぱんになるのを感じる。 口ぐせのように、 「50歳になっても友だちでいようね」とか、 「80歳になっても小説書こうね」とか、 よく言うので、決して刹那的に生きているのではないと自分のことを思うのだが、 スケジューリングがだめ。 どうやって仕事したらいいのか。 (写真は、本文に関係なく、 『モサ』の絵葉書きです。荒井良二さんの絵。名久井直子さんデザイン。 どっか書店においてあるかも。 あるいは、本を買ってくれた方は端っこを切り取って、ダ・ヴィンチ編集部に送っていただければ、 届けてくださると思います《詳細は下にもあります》)。
世間はシルバーウィークとやらで大盛り上がりですね。そのうち銅週間もあるのか。銅は英語でなんというのか。私のベランダではハイビスカスが咲いている。 ○9月26日(土)21時30分より 那須の宿「山水閣」にて、 「くらやみ朗読会@酩酊バー」 と称して、岡田利規さんと私とで、小説を朗読します。 (例のスペクタクル・イン・ザ・ファーム内の企画です)。 各々の自著と、 あと、それぞれの小説を交換というか、相手の小説と、 『細雪』のはじめ(私)と終わり(岡田さん)を、 たぶん、順番に読みます。 自著は、私は、一緒に行ってくれる「新潮」の編集者さんに気を使って、 初出が「新潮」の、「物語の完結」という短編の出だしを読むつもり。 『細雪』はいんちき関西弁で朗読するつもり。 練習した方がいいらしいので、さっき、ひとりで喋ったがばかみたいでした。もっといい声だったらよかったのにね。 会が終わったあとも、私はそこにいると思うので、 よかったら話しかけてください。 私はひとみしりですが、気さくです。
○スケッチ風エッセイ「男友だちを作ろう」 第7回 夢 『webちくま 』(筑摩書房) 9月11日更新 北軽井沢出張編。 長嶋康郎さんに会ってきました。 長嶋さんがすごく面白くて、 書き手が言うのもなんですが、 今回のこのエッセイ、傑作なんじゃないか、と思うので、 よかったらちょっと、読んでみてほしいです。 ○FRaU (フラウ) (講談社) 10月号 9月12日発売 第2特集「女を自由にするジャケット」内 エッセイ「その仕事の人っぽくなりたい」 書きました。 ○穂村弘『どうして書くの? 穂村弘対談集』 9月10日発売 穂村さんの対談集が出版されてます。 私とお話してくださったものも収録してあります。 (他の方との対談も面白い)。 私は『指先からソーダ』刊行時で、 今読み返して、なんか若いと思いました(とはいえ、2年前か?)。 大好きな穂村さんと初対面というのと、 ちゃんとした対談がほぼ初めて、しかも文芸誌、どちらかというと私が進行役を務めるつもり、というのとで、 前日まったく眠れなくて、 当日がくがくで出版社へ向かったのを覚えています(初出は「すばる」でした)。 文字には緊張が現れないけど、 声は震えていた。 話は変わって。 昨日、インタヴューを受けて、来し方行く末をお話ししていたときにちょっと思ったのだが、「デビュー」ってなんだろう。 文藝賞をもらったからデビューになったのではなくて、 本を出してもらえたときがデビューだったような気がする。 本を作ったときに、作家、と名乗るようになったのだと思う。 そうすると、私は2004年11月なわけなのだが、 でもそうはいっても、それはくっきりとした一点の時間ではなく、ぼんやりとした曖昧な時間だ。 当時は、なぜか恥ずかしいと感じて、はっきりとした作家という職業意識を、すぐには持てなかった。あと、小説やテキストという次元と、自分自身の生活というとは次元が違うと思っていた。 (たとえば、今よりもっと更新していた、その時期のこのニッキに、本の刊行について、まったく書いていない)。 本を作ることを生業にしたい、と思っていたが、 たくさん売りたいとか、自分が前に出て宣伝したいとか、思ってもみなかった。 でも、今は、そういう仕事もしている。 それはたぶん、本が売れなかったときに、 責任を感じたから、かもしれない。 本が形になっていくのが好き。紙が好き。 デザイナーさんと話すの、楽しい。本屋さんとお喋りするのも、好き。 流通が面白い。 しかし、それは付随する仕事で、しかもわくわくするからやっているだけのことで、 あと、せっかく作るからには、誰かひとりでも読んでもらえたら、と思うからで、 私がやりたいのは、 「たくさん売る」ではなくて、「本作り」だ。 たくさん書きたい。
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