夕方、衆議院が正常化した。つまり今まで「不正常」だったということ。3月2日の夜中、午前4時前まで本会議をして以来、民主党をはじめとする野党が、松岡大臣の事務所費問題をはじめとする「政治とカネ」問題で予算委員会の集中審議を要求し、各委員会の開催に抵抗し続けていた。そのため財務金融委員会も、今まで一度も開かれなかった。
民主党国会対策委員会のメンバーでない私は、よく事情が分かっていなかった。ましてや、一般の皆さまは、衆議院がもめていたことなど一切知らないだろう。審議拒否が過去のものとなる今、いわゆる「国対」(国会対策)を野党がどのようにしていくのか、模索が続いている。
国民にアピールできるようなものでなければ、単なる自己満足に終わるような気がするのだが・・・
生まれて初めて仲人を頼まれた。支援者の息子さんで、今日は結納式。
昨晩(というか今朝まで)の本会議が長引いたら、参加できないところだったのでヒヤヒヤした。結納式という行事は、私自身が結婚したときにはしなかったので、初めて。式の後に市役所に行って入籍するとのこと。
ひなまつりカップルのお幸せを心より願ってます。
国会が荒れた。与党側は、予算案をなんとしても今日中に衆議院通過させたいため、今日一日で本会議採決までもっていけるような予算委員会の日程を決めた。野党側は、特に「政治とカネ」(事務所費問題)について更に審議すべきと主張し、抵抗。予算委員会での野党の質問時間の間、理事はずっと委員長席のところに詰め寄り、押し問答。私も、後ろで大勢の若手同僚とともに見守った。2時間半経過。与党は強行採決。民主党の予算委員メンバーは委員長席を取り囲み抗議。
その後、財務金融委員会と総務委員会。予算関連法案(税法など)の採決。私の所属する財務金融委員会も、与党の強行採決。古本理事からの指示で、我々は委員長席に詰め寄る。自分が加わるのはもちろん初めて。
本会議が始まったのは午後10時半。明日の昼すぎまでかかるという話もあったが、それよりは早く、でも午前4時前まで。枝野議員が1時間半の大演説。深夜の本会議、70歳を超えた年配議員も皆、参加。
民主党国際局から声をかけてもらい、イラク大使公邸へ、民主党議員6名で訪問。イラク大使公邸はもちろん初めて。
大使が「真面目な話の前に、まずはお食事を」と、イラクの料理のバイキング。いろいろな味を楽しめた。そして、イラクの情勢を大使自ら御説明。戦争の痛手はまだまだ残っている現状が、数々の写真を見てよく分かった。特に学校など子ども達への支援を切望している。日本も、エネルギー安全保障を視野に入れながら、大いに貢献せねばならない。
日本銀行が政策金利を0.25%から0.5%に引上げた。
先月は、太田弘子経済財政大臣や中川秀直自民党幹事長をはじめ政府・与党の幹部が、利上げは望ましくないとの発言を繰り返し、日銀が利上げを見送ったのは政治圧力に屈したため、と各方面で言われた。政治圧力が、先月の日銀決定に実際にどれだけ影響を与えたのかは私も分からないが、政治の影響を受けたと言われること自体が、日本銀行の対外的信用の低下につながる。
日銀の利上げについては、景気の下支えを重視する慎重派と、異常な低金利の早期正常化を重視する推進派(?)とで、見解が対立している。私は後者で、今回の利上げは、政府・与党が口先介入を慎んだことを含め、好ましいことと思っている。
私の所属する財務金融委員会。先週までは予算委員会以外の委員会はほとんど開かれておらず、いよいよ今週から、ということだったのだが、最初から荒れ模様。
今日、午前中に一般質疑、午後に財務大臣・金融大臣の所信表明演説とそれに対する質疑、というスケジュールが委員長職権でセットされた。通常、どの委員会でも、大臣所信表明演説をして、その翌日以降に、所信に対する質疑をする。今日の財務金融委員会では、与党側が大臣所信とそれへの質疑を同じ日に強行しようとすることに、民主党は抗議して退席。財務金融委員会の審議がストップした。
先日の厚生労働大臣の「女性は機械」発言に抗議して民主党が予算委員会の審議拒否をしたことに対しても、大いに世論の反発を浴びた。民主党全体で、審議拒否は封印した方がいいと思うのだが・・・
主に由比・蒲原・富士川の方々に集まって頂き、古川元久衆議院議員をゲストに招いて座談会を開催。
古川さんは、大学のサークル(法律相談所)、大蔵省の先輩で、私が学生時代からお世話になっている。財務省を辞めて出馬する際も、幾度となく相談に乗って頂いた。古川さんが最近出版した「はじめの一歩」という著書を読んだ私の支援者から「ぜひ話を聞きたい!」という要望があったのがきっかけで、古川さんが二つ返事で引き受けて下さった。
第一部は古川さんのお話と質疑応答。第二部はざっくばらんな懇親会。大いに盛り上がった。座談会を取り仕切って下さった支援者の方々に深く感謝致します。
午後3時からパテオンで民主党富士宮支部設立記念パーティー。静岡県第4区総支部長の私と富士宮支部長の四本康久市議(県議候補予定者)の共催。小室富士宮市長、細野豪志衆議院議員、榛葉賀津也参議院議員、桜町ひろき県議候補予定者(富士市)も来賓として参加。
私は、2002年12月に民主党公認に内定した時点から「静岡県第4区総支部長」の肩書きを持っていました。「総」支部長というのは、4区内にある支部をたばねるという意味なのですが、今まで、支部というものは存在しなかったのですから、感激もひとしおです。
大勢の方に来て頂き、民主党富士宮支部の門出を祝って頂きました。心より感謝申し上げます。
北九州市長選では、衆議院議員を辞して立候補した民主党の北橋氏が当選。愛知県知事選では、自民党系現職に挑んだ民主党新人の石田氏が惜敗。
北九州は、北橋氏が最初からリードを保ち、逃げ切った。順当とも言えるが、出陣式のときに管代表代行や岡田元代表は名前の紹介だけ(というのは普通は考えられないこと)で、来賓挨拶は自民党系と一般的に言われている団体の人などにしたことなど、草の根・市民派の戦略を徹底したことが奏効したのだろう。
愛知県は本当に惜しかった。142万vs136万という僅差。3週間前には6対4くらい大きく引き離されていたが、柳沢大臣の失言が追い風になって猛追するも、わずかに及ばなかった。
石田候補は、犬山市の改革派市長として全国的に有名な方で、彼が民主党系改革派県知事となっていれば、愛知県にとどまらず全国への影響は計り知れないものだっただろうと思うと残念でならない。妻は名古屋出身で名前が「あゆち」だったこともあり、「あゆちの風」をキャッチフレーズにしていた石田候補の出陣式の司会をしたし、私も3回、応援に入ったので、悔しさはつのる。
私は最大の敗因は、告示(本番スタート)前の準備不足だと思っている。自民党は昨年から中堅衆議院議員を2人、選対本部長として貼り付けたと聞いているが、民主党本部は昨年末まで全く本腰を入れなかった。昨年10月の神奈川・大阪の2つの衆院選補選と対照的。それがわずかな差となって現れてしまったのだろう。後悔先に立たず。
柳沢大臣が日曜の講演で「女性は産む機械」と発言したことに対して、月曜の本会議代表質問でも小沢代表が安倍首相に強く抗議したが、今に至るまで安倍首相は「厳しく注意した。誤解を招いたことを深くお詫びする。柳沢大臣には職責を全うして信頼を回復してほしい」の一点張り。
そもそも「誤解」のはずがない。火曜の代表質問で辻元清美議員が言っていたように、失言にはホンネが出る。普通の人がどう間違えても、女性を機械には例えないだろう。
この人口減少時代、少子化対策を本格化させねばならない時期に、厚生労働大臣がこのような感覚の人では、日本の将来は暗い。
小沢代表が昨晩、首相に直接抗議すべく官邸に行ったときも、首相は「忙しい」を理由に会わず、官房長官が対応したのも不誠実だ。
大臣の辞任を求めて、国民に広く訴え、徹底的に闘います。
私は、昨年の日銀のゼロ金利解除も、かねて早期実施を主張していたし、現在は正常金利まで早めに引き上げていくべきと考えています。
雑誌ネットの「私のおすすめ」に、発売中の「週刊東洋経済」の記事へのコメントを載せていますので、ご覧下さい。