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衆議院補欠選挙・民主党2敗 2006年10月22日(日)

 今日は衆議院補欠選挙(大阪9区と神奈川16区)の投票日。どちらも自民党候補が勝ち、民主党候補は負けた。
 負けは負けとして、しっかりと反省し、今後に活かさねばならない。
 しかしながら、もともと、民主党は国政の補欠選挙ではほとんど勝てない。今回も含めると、過去4年間では2勝12敗。勝ったのは、今年春の千葉7区(太田和美議員)と、3年前の東京(小宮山洋子議員)のみ。民主党候補は、自民党候補と比べると足腰(地元の支援基盤)が弱いことが多いため、最後の頼みは無党派・浮動票となるが、補欠選挙はどうしても投票率が低い(通常の総選挙より10%位低い)ので、その分、不利になる。
 マスコミは、補欠選挙の勝敗は、その後の与党と民主党の勢いに大いに影響を与えると書き立てる。しかし、補欠選挙において、民主党が1つでも勝てば、民主党に勢いがつく(与党にダメージを与えられる)が、民主党が全敗しても、民主党に悪影響はそれほど無い、と私は思っている。一つのいい例が、昨年春。民主党は、3つの補欠選挙で全敗したが、その3ヶ月後の参院選で躍進した。
 特にここ1〜2年は、自民党と公明党の親密度が増し、選挙において創価学会がフル稼働することも影響している。各衆議院選挙区に、だいたい2万の創価学会票があるとも言われている(もちろん地域差はあるが)。
 民主党議員・候補は、地元での基盤(後援会)を強くすべく、日々努力しなければならない。今回の補選で、小沢代表の指示のもと、徹底的な地上戦(議員もスタッフも1軒1軒歩いて回る)を展開したことを、色々な意味で今後に活かさねばならない。来年春の統一地方選は、その大きな機会となる、機会とせねばならない。私も、清水・由比・富士川の林芳久仁県議と富士宮・芝川の四本康久県議候補の絶対当選に向けて全力を尽くさねば!


新宿西口街頭演説会 2006年10月19日(木)

 今日は昼すぎまで大阪9区で応援しているはずだったのだが、午後1時に本会議が入ったため、朝7時から8時半まで茨城市駅で街頭活動をした後、東京へ。

 5時から1時間、新宿駅西口で街頭演説会。月曜に続き2回目。伊藤ゆう都議会議員の司会で、田村→菊田真紀子衆議院議員→野田佳彦国民運動委員長→渡部恒三最高顧問→鈴木寛参議院議員。やはり「平成の黄門さま」こと渡部議員が話すときには、立ち止まる人が一気に増えた。独特の語り口で大いに盛り上がる。


大阪9区補選応援と辻元清美議員/民主党貸金業制度改革案〜【対案?】〜 2006年10月18日(水)

 朝8時から財務金融部門・法務部門・経済産業部門の合同会議。私が座長を務め、春から続けていたノンバンクPTの最終報告に向けての議論。
 貸金業制度改革案については、金利規制をふくむ様々な規制や、多重債務者の救済策について、大体の方向性は既に出しているので、今日は詰めの議論。の、はずだったが、おおかた合意ができていたはずの項目(カウンセリング機関の整備など)についても、急に反対論を唱える議論が現れたりと、なかなか簡単にはいかない。
 よくあることだが、ある政策案について議論する際に、賛成している議員はあまり発言せず、反対している議員が次々と発言する。議論全体としては、反対の声が多いような印象になってしまう。NC(次の内閣)金融担当の峰崎参議院議員が、適宜フォローして下さったが、再度、議論することとなった。

 終了後、何人かの記者に取材を受ける。この、いわゆるサラ金問題は、メディアの関心も高い。ただ、最近の質問はもっぱら「独自の法案は出すのか?」という一点。
 対案というのは、そもそもは、与党案に「対」する民主党の提「案」・政策「案」であって、それは、政策の大枠でいいはず。この貸金業制度改革についても、各項目の概要を示した10ページ程度の最終報告書をまとめるということで、民主党「案」は示すことができる。
 ところが、前原誠司議員が代表だったときに、「対案路線」と銘打って(前原代表が名付けたのかどうか知らないが)、重要な政策については、民主党独自の「法案」を出すという方針をとったため、それ以降、メディアにおいても、「対案」イコール「民主党法案」というように使われることが多くなってしまった。そのために、法案にするとメディアが取り上げてくれるが、法案にしないとあまりとりあげてくれない、という状況が今も続いているような感じがする。
 法案にするためには、提案・政策案の細部まで相当詰める必要がある。議員本人はもちろん、秘書・民主党職員も相当の労力を割くことになるが、いかんせん、マンパワーには限界がある。一方の与党は、そういう作業はすべて省庁がやってくれる。
 野党民主党が、それぞれの政策案を法案にまでするのは、労力がかかりすぎて、弊害も多い場合が多いのではないか、と私は思う。民主党が政権を取ったら、すぐさま、民主党政権のリーダーシップを発揮して、省庁を動かし、民主党の政策を実現する法律をどんどんつくればいいのだ。

 終了後すぐに、のぞみに飛び乗って大阪へ。今度の日曜日に迫った衆議院補欠選挙・大阪9区の応援。最近の世論調査では、厳しい戦いという。
 2時から政党車(選挙のときは、候補者の車と党の車の2台がある。通常の総選挙のときは、党の車は各県で1台)に、ウグイス嬢2人と乗り込み、候補者の身代わりで訴える。大谷信盛先輩には、ぜひ国会にもどってきてほしい、という思いを1人でも多くの人に伝えたい。「民主党の大谷信盛です!5年間の国会議員の経験と43才の若さを、皆さまのために使わせて下さい!「美しい国」といくら言っても、増税・保険料アップと、皆さんの生活は苦しくなる一方じゃないですかっ!皆さんの生活を第一に考える政治に変えます!」
 途中3カ所でスポット街頭演説会。なんと、隣の選挙区の社民党・辻元清美衆議院議員も駆けつけてくれたのには、僕もビックリ。若手グループの後見人であり、私もとてもお世話になっている仙石由人衆議院議員とともに、スーパー前で2カ所、駅前で1カ所。辻元議員が他の政党の候補を応援するのは、生まれて初めてだそう。辻元議員が話し出すと、さすがの知名度、多くの人が足を止める。関西弁はさすがに真似できないが、ゆっくりと訴えかける演説は、私にも参考になった。
 8時に選挙カーを降りて、東茨木駅前の街頭活動に合流。すでに渡辺周議員と近藤洋介議員が、地声をはりあげながら、チラシ配りをしていた。9時ころ終了。


中国で違法な臓器移植!? 2006年10月17日(火)

 民主党議員有志の勉強会に参加。中国で、法輪功信者が弾圧されているという話は私も聞いていたが、今日は、刑務所に入れられた法輪功信者が、処刑される前に臓器をとられ売られているという、カナダの弁護士と元国会議員の2人の調査報告。それも数万人に及ぶと言う。
 昨年以来、その問題について、中国人のグループが議員会館前でチラシ配りをしているのは、何度も見かけたが、実際に話をちゃんと聞いたのは初めて。
 本当のことであれば、ゆゆしきこと。日本はもちろん、他の国とも連携して問題とせねばならない。
 ただ、北朝鮮の拉致問題のように自国民の犠牲でさえ、真実として広く認識され、国民的に問題とされるようになるには、相当の年数がかかったことを考えると、この中国での違法臓器移植問題は、真実であることを明らかにした上で、日本の世論を喚起するには、相当の時間がかかるかもしれない。
 今後、辛抱強く、取り組んでみたい。


国民運動委員長代理&新宿駅西口街頭演説会 2006年10月16日(月)

 元国対委員長で、前原誠司元代表とならぶ若手のリーダー、国民運動委員長の野田佳彦衆議院議員から、国民運動委員会の委員長代理をやってくれないかという話を頂いた。二つ返事でお引き受けした。
 3人いる委員長代理(あとは菊田真紀子衆議院議員と蓮舫(れんほう)参議院議員)の中で、私の担当は、全国各地での演説会などの企画。例えば、野田委員長とともに有志議員を募って、昨年落選した議員や新人で次の総選挙に向けて活動しているところへ行く、といったこと。
 野田議員の演説は党内随一とも言われており、色々なところでご一緒できるのは、とても有り難いこと。もちろん、演説だけでなく、若手のリーダーの1人である野田議員に、色々ご指導頂きたいと期待はふくらむ。

 国民運動委員会としての最初の仕事は、新宿駅西口街頭演説会。
 衆議院補欠選挙がいよいよ今度の日曜日と迫ってきたが、神奈川16区の住民で小田急線を使って新宿まで来る人も結構いるので、側面支援。
 伊藤ゆう都議会議員が司会をして、蓮舫さん(ちなみに私と同い歳)→武正公一衆議院議員→近藤洋介衆議院議員→田村→野田さん。
 思えば4年前。私が山村健衆議院議員(今は引退)の政策秘書をしていたとき、同じ場所で街頭演説会があり、山村議員に「お前も練習にやってみろ」と急に言われてマイクを握ったのが、生まれて初めての街頭演説だった。アガリ症の私は、いっぱいいっぱい、ほとんど訳が分からないまま、早口&悪い滑舌で演説。
 今はもうそれほど緊張することは無い。4年間の月日を大いに感じながらの街頭演説だった。


清水後援会設立総会〜【「美しい国」→「憎いし、苦痛」?】〜/渋川みこし 2006年10月15日(日)

 午後、清水港の日の出埠頭にあるマリンターミナルで清水後援会設立総会を開催した。支援者の方々や秘書が一生懸命に準備して下さったお陰で700人位の方々に集まって頂いた。1年前の総選挙のときの倍の人数。感激。
 第一部は後援会総会で、第二部は前国対委員長の渡部恒三衆議院議員の講演。今まで私を支援して下さっている方は沢山いらっしゃるので、後援会が無かったわけではないが、事務局の責任者を決めて、さらに後援会を拡大していこうという気持ちを皆で共有して頂いた。事務局長と事務局長代理の挨拶は、3年前、支援者が数十人しかいないときのことにさかのぼった話など、壇上の私と家内の2人が一番感動していたかもしれない(笑)。
 「平成の黄門様」こと渡部議員も、皆を笑わせながら、田村を次の総選挙は絶対に選挙区で勝たせて欲しいこと、その先の政権交代の必要性について、熱く語って下さった。
 最後に私が10分位のご挨拶。10日ほど前に家内が教えてくれたのだが、安倍首相の掲げる「美しい国」という言葉は、逆から読むと「憎いし、苦痛」。改革を加速するとか威勢のいいことを言いながら、自民党議員・官僚・一部業界の利権集団や勝ち組だけがおいしい思いをして、多くの市民は苦痛(増税・保険料アップなどなど)ばかりを押しつけられている政治を変えましょうと訴えた。
 手伝って下さった方々、集まって下さった方々に心より感謝申しあげます。

 昼すぎまで、清水入江地区の渋川の御神輿を担いだ。一昨年、初めて参加させてもらったのだが、昨年は都合がつかず、2年ぶり。右と左にそれぞれ8名ずつで、体を斜めにして、両側から押し合うというもので、なかなか気迫がこもる。50名以上の大人数で担ぐみこしもいいが、こういう御神輿も別の楽しさ(大変さ?)があって、いい。
 後援会集会のため、途中で抜けなければいけなかったのが残念。
 明日から数日間は肩の痛みが残るだろうけど・・・


三保羽衣薪能 2006年10月08日(日)

 三保の松原での羽衣まつりの一環「三保羽衣薪能(たきぎのう)」を見に行った。
 三保の松原に舞台を特設。観客席からは、舞台の周囲に松、そのバックには海。夕方に始まったので、快晴のもと、舞台の後ろに日が沈んでいく光景は素晴らしい。
 私は、能と狂言を見るのは、本当に久しぶり。久しぶりというか、正直なところ、高校のときの「能・狂言教室」以来かも・・・。日本の伝統芸能を守らねば、という意識は持ちつつ、なかなか実際に見る機会が今までなかったので、今日は貴重な機会だった。
 この三保羽衣薪能は、84年から続けられている、伝統芸能を継承する行事。過去には、継続についての問題もあったようだが(関心ある方はこちら)、今後も末永く続けられるよう、私も力になりたい。
 ただ、500の観客席の100以上が空席だったのが残念でならない。清水の人でも知らない人が多いのだろうか。PR努力も欠かせない。
 


テレビ出演! 2006年10月03日(火)

 ケーブルやスカパーのチャンネルであるブルームバーグに出演した。
 民主党の貸金業制度改革案の責任者(ノンバンクPTの座長)として、貸金業の金利規制についてコメント。女性キャスターの質問に答えながら7分間。

 テレビ出演は本当に久しぶり。もちろん、選挙や民主党静岡県連の会議などの模様がニュースで流れ、私も映ることはある(私自身はなかなか見れないのだが・・・)が、スタジオに行って収録、というのは、昨年春に、やはりケーブル&スカパーのチャンネルのアサヒニュースターで若手議員討論会に参加して以来。その前は、3年前の夏、テレ朝の「たけしのTVタックル」に元官僚の立場でゲスト出演。今回がまだ3回目・・・
 議員になって以来、チャンスは他にも何回かあった。メール問題について朝の情報番組への出演依頼が来たときは、先輩と相談して断った。日テレの「太田光の私が総理大臣になったら」にも声がかかったが、それは、企画自体がポシャってしまった。
 
 支援者によく「テレビに出ないの?」と言われる。特にこの静岡では、渡辺周さんや細野豪志さんが出まくっているので、なおさら。
 ただ、ルックスはもちろん、話も抜群にうまい細野さんでさえ、テレビによく出るようになったのは議員5年目から。私はまだ2年もたっていない。今のうちに、話術を磨かないと・・・


 


神奈川16区応援 2006年09月27日(水)

 10月22日投票日の衆議院補欠選挙の応援で神奈川16区へ。
 朝10時すぎから4時まで、エリアを指定されて、住宅街を順番に回る。近所で翌週開催される街頭演説会のご案内。徒歩、それも1人で。最初は雨が降っていて、傘を差し、紙袋を下げて、気分も低下気味だったが、2時間くらいで雨も上がり、徐々に気分も乗ってきた。
 大体は冷たい反応なのだが、「頑張ってね!」「応援してる!」と言って下さる方に出会うと、本当にパワーが出てくる。
 候補の後藤祐一君は、経産省を昨年飛び出した。2つ年下。7年くらい前からの知り合い。ぜひ頑張ってほしい。


臨時国会開会 2006年09月26日(火)

 100日間の閉会を経て、臨時国会開会。そして安倍政権誕生。
 官邸主導をさらに強化するということで、首相補佐官を5人配置したが、首相のリーダーシップを発揮できるような体制にすべきというのは、それこそ、小沢一郎代表が12年前に日本改造計画を書いたときに主張していたこと。民主党でも、私が初めて挑戦した3年前の総選挙のマニフェストに既に書いてある。その一部をかじったに過ぎない。
 政権が、官僚の抵抗をはねのけるには、官邸の体制を整えるだけではなく、各省庁において、それこそ、大臣・副大臣・政務官に、それぞれの分野のエキスパートである議員を送り込んで、リーダーシップをとらねばならない。しかし自民党は、副大臣は当選4回の議員、政務官は当選2回の議員の中でのローテーション、それも派閥推薦通りに当てはめているに過ぎず、安倍首相は一切関与していない。このような当選回数至上主義では、首相を中心とする「政治主導」には程遠い。


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