今日から庵原3町の町長選・町議選がスタート。いくつかの出陣式をハシゴする。日頃色々とアドバイスを頂いている方に、候補者の中で誰のところを回ったらいいか(=誰が望月義夫議員ベッタリでないか)を聞いたところ、「そんなの気にせず全員回れ」とのアドバイスを頂く。庵原3町の候補者は共産党を除いても約40人。共産党以外は皆「無所属」だが、自民党系が当然多い。事務所に伺うと、事務局長に入口でタンタンと対応されることもあれば、候補者の奥様はじめ皆さんから「へぇあなたが出るの。頑張って」と暖かい歓迎を受けるところまで様々。事務所の雰囲気も、ご近所さんの溜まり場になって賑やかなところから、3〜4人の留守番役だけで静かなところまでそれぞれ個性があって面白い。「さぁ次の事務所はどういう対応だろう」と半ば楽しみながら、今日はひたすら蒲原町の中を回った。人口13000ほどの町は、メインストリートを走っているとほとんどの候補の街宣車に出会う。だいたいの街宣車は徐行しているので、窓ごしに候補者に挨拶したりもした。
蒲原町を制覇(?)し、次は富士川町へ。ある候補のところでは自民党員の方に「俺は自民党だけど、今度、家に遊びにおいで」と言われた。もともと、静岡4区内のどこを見渡しても、ほとんど「民主党支持者」と言い切る人はいない中、どんどん自民党支持者に食い込まねば。
今日の夜は、民主党議員の勉強会に参加させて頂いた。経営者の方を中心に大勢集まった。私も1月に活動を始めて以来、何人かの方に「勉強会を定期的に開いたら」とアドバイスを頂いていて、いつも念頭にある。もっともっとコアな支援者を増やさねば。
勉強会の講師はシンクタンクの方で物流についてお話を伺う。今、用地買収が進んでおり、必要・不必要の議論が盛んな静岡空港についても、その需要予測に極めて厳しいコメント。私も5年前に財務省関税局で地方空港に関する仕事を担当したことがあるが、いくつもの地方空港が、利用者が減ると共に便数が減り、更に利用者が減るという悪循環に陥っており、地方自治体にとって大きな重荷になっている例をいくつも見てきた。各県がそれぞれ空港を持つという発想は、この小さな島国においてはナンセンスだと思う。国・地方自治体の限られた予算をどの空港に重点的に振り向けるか、というビジョンを政権が持っていないことによる悲劇だ。
朝は、富士宮市で市長選・市議選の各候補の出陣式。9時から市議選に初挑戦する四本泰久候補(候補者中最年少の41歳)の出陣式に。先週月曜、和泉昭子さんの紹介でお会いしたばかりに関わらず、皆の前で紹介して頂いた。四本さんの若々しくバイタリティーあふれた挨拶に大いに触発される。10時からは小林かなめ候補(市議1期。教祖出身。社民党)の出陣式に来賓で。そのほかいくつかの事務所を回った。
夜は、静岡大学の掲示板に貼ったボランティア募集のチラシを見てメールをくれた学生2人と草薙で軽く飲む。途中から、以前知り合った県立大の学生も合流。こういう輪がどんどん広がるように仕掛けないと。
今日は、スタジアム・エコパ(サッカーW杯のために県が作ったスタジアム)で清水エスパルスvsジュビロ磐田。この対決を「静岡ダービー」という。統一地方選のまっ最中にどうしようか直前まで相当悩んだが、エスパルス・サポーターとして地元での試合は逃せない(静岡での観戦は初めてである上、後期の静岡ダービーを見に行ける可能性は私の立場上もっと低い)という強い思いに加えて、最近全国各地でW杯サッカーの施設の赤字経営が問題になっているがエコパもその1つであり、実際に見てみる必要性を感じていたこと、というもっともらしい理由もあり、観戦することに。
清水から電車で1時間。愛野という小さい駅の目の前から整備された道が広がり、その先に小笠山総合運動公園。そして5万人収容の立派なスタジアム。驚いた。
一緒に観戦した友人が絶好の席を取ってくれて、目の前での戦いに興奮した。エスパルスのサポーター軍団のノリも素晴らしい。次回はあの中で大騒ぎしながら観戦したいなぁと思う。嫁さんは何度も「アンはかっこいい」と言っていた(笑)。試合は0対2で負けてしまいJ1リーグ最下位に転落してしまったが、試合観戦の楽しさを久しぶりに実感。
ただ、この静岡ダービーで、曇りの天気に関わらず、観客は38000。5万人が埋め尽くすような機会は今後ほとんど無いだろう。財政的に余裕があるのなら立派な施設はあるに越したことは無いが、国も県も財政的に非常に厳しい中で、例えば、この施設をもっと小さいものにしたなら、それで浮く数十億円を福祉や教育に向けることも出来たのでは、と考えてしまう。あるいは既存の施設の拡充で対応することもできたはず。清水びいきの見解ではあるが、それこそ日本平スタジアム(エズパルスのホームグラウンド。駐車場が極めて狭く、収容人数も2万弱)の拡充の方が、意味はあったのではとさえ思ってしまう。
将来的にも管理運営費用は相当なものだろう。将来に対して全く無責任なハコ物行政は一日も早く止めなければならない、という思いを強くする機会ともなった。
庵原郡の富士川町の町議選候補予定者の公開討論会に参加。定数16人に立候補者18名、そのうち12名が参加。このような公開討論会は、有権者が各候補者の政策や人柄を知るのにとてもいいチャンスなのに、それへの参加を断るというのはいかがなものかと思う。確かに富士川町のような規模(人口17000)の町議選となると当選ラインは400票前後。住んでいる地区の票を戸別訪問で固めれば十分。いわゆる浮動票は極めて少ない。選挙期間中の街宣車も単なるセレモニーと言い切る人もいる。そのような現状を少しでも打破し、地縁・血縁ではなく政策によって議員を選ぶという流れを少しでも作ろうと、この公開討論会を企画した商工会青年部には敬意を表したい。
私も、12名の候補者で時間は2時間半、各候補者の主張のサワリしか聞けないし、どうなんだろう、と思いつつ参加したのだが、市町村合併や医療・福祉などの重要課題を網羅(各候補者の発言時間は1〜2分だが)しており、各候補者の政策や考え方の違いも予想以上に把握できた。中には、現状に相当危機意識を持っている方もいらっしゃって、聞きながら大いに共鳴した。今度挨拶に行ってみようと思う。
なお、最大の争点である市町村合併については4月10日の日記でも触れたが、過去何年もの間、議論されているにも関わらず、今になって「住民の皆様のご意見をじっくり聞きながら検討したい」と言っている候補者が何人かいた。住民の意見をしっかりと聞くことは議員として当然の役目だが、その一方で、意見を集約し、更に時として議論をリードする役割も求められているはず。市町村合併のように、国・地方全体の枠組みや財政もからむ複雑な課題は、本来、議員がヴィジョンをしっかり持って住民を感化しなければならないと思う。日本全体、そして地元の経済・財政状況、行政の効率化、地方分権(=地域の自立)の流れ等を踏まえ20年後30年後の将来を見据えたとき、小さい町が本当に「自立」行政を続けることはほぼ不可能だろう。そういうことを全く考えていない議員がまだまだ多いのが悲しい現状である。
今日の夜は、富士宮青年会議所主催の富士宮市長選公開討論会。候補4人の激突。非自民系が2人、自民系が2人。私としては、非自民系の方々が頑張ってらっしゃるのは、とても励みになる。力のこもった演説もとても勉強になった。一つ驚いたのは自民系候補の1人も財政危機を訴えていたこと。その人は市議・県議と長くやっている人だが、いままでの富士宮市と静岡県の財政状況についての責任というのは感じていないのだろうか。今の自民党政権もそうだが、近年の日本の経済や財政危機についての責任はタナアゲして改革を唱える態度はいかがなものかと思う。
3年前の衆議院選挙で、当時の静岡5区(富士市・富士宮市)から民主党公認で出馬したのは和泉昭子さん(生活経済ジャーナリスト。http://a-izumi.com/index.html。毎週月曜朝TBS「ジャスト」のコメンテーター)。候補者となってから選挙までわずか2か月であったにも関わらず、自民党の5期目を目指す斉藤斗志二議員(大昭和製紙の御曹司)の85000票に対し54000票を獲得した方。
和泉さんが、当時お世話になった方々の中で今回の統一地方選に挑戦している人のところへ、当時のお礼と選挙の応援を兼ねて訪問するというので、私が運転手役を買って出て(無理にお願いして?)、ご一緒した。
富士宮はそのまま私の選挙区内だし、富士市にしても、例えば多くの大企業の労働組合は富士と富士宮はひとまとまりで、富士に支部があるため、富士の労働組合や組合出身の市議は、私も相当ご縁があり、私一人ででも市議選候補の事務所はご挨拶に回ろうと思っていたので、一石二鳥。
和泉さんと色々とお話しできたことはもちろん、新たな出会いも沢山あって、とても有意義な運転手役だった。
旧静岡と旧清水のほぼ境にある久能山東照宮。徳川家康のお墓がある(日光東照宮の墓には遺骨は無い)。幼少期、静岡に住んでいるとき何度も行ったがそれ以来、まだ引っ越してからもお参りに行っていなかったので、イッセーと共に参拝することに。日本平(標高300m)の上からロープウェイに乗って久能山へ。日本平の山頂周辺は、富士山を含め絶好の眺望がある。にも関わらず、日本平ホテルと小さな売店がいくつか並んでいるだけでどうも寂しい。観光振興の難しさを実感。東照宮では、先日お会いした東照宮勤務の方が、病み上がりにも関わらずすみずみまで案内して下さり感激。じっくりと見学させて頂くともに、気合を入れて必勝祈願を。夕方、イッセーは東京へ。
さて、今日はいよいよ統一地方選前半戦の投票日。清水から県議に立候補している林よしくに氏(前市議。連合推薦)の事務所に夜8時頃に行って、皆と選挙速報を見る。
神奈川で松沢成文候補が当選。民主党の先輩の活躍はとても嬉しい。
林よしくに候補もマスコミの当確が出る前に、裏(?)情報で当選のバンザイ。7,80人集まった支持者も三々五々帰っていき、私は、夜11時すぎに静岡の奥川宏・県議選候補(県議1期。民主党静岡県連総務委員長)の事務所へ。11時半頃、惜しくも次点での落選がほぼ確定。奥川先生は、静岡県の民主党の要としてご活躍の方であっただけに、そのショックは計り知れない。私も、早く力を着けて、自分だけでなく、同志たる民主党議員の方々にお力になりたい、との思いを強くした。
友人からライターを紹介されて、GQという男性総合誌(ブルータスのような)の記事のための取材を受けた。官僚を辞めて様々な分野で活躍している若手の特集記事とのこと。5月上旬に発売される。まぁ、選挙区内での宣伝効果はなさそうだけど・・・
先月、若手の交流会で会った人に誘われて飲みに。数日前に、その人の会社を訪問した効果?本人はいなくても意味はあるんだなぁ、と実感。楽しいひととき。
田村の選挙区である静岡4区には清水の東に隣接する庵原郡(由比町・蒲原町・富士川町)も含まれる。由比・蒲原は3町合併に賛成する声が強いが、富士川町は西隣が富士市で、日常生活においても富士市とのつながりが深い人が多く、3町合併よりも富士市や富士宮市との広域合併を望む人が少なくないため、3町合併の話は暗礁に乗り上げている。
3町でも、町長選・町議会議員選挙が行われるが、立候補者の誰が自民党ベッタリで誰がそうでないのか、なかなか情報源が無く苦労している。一昨日、たまたま組合の方が教えてくれた新人の事務所に、今日伺った。自宅の一部に手を加えた事務所。固い握手を交わす。