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いつも送られて来る、西村眞悟(前衆議院議員)の時事通信 をとても面白く読んでいる。三月初め頃の時事通信には、トラファルガーの戦いを巡って、英国の自衛権の事が書かれていた。 一番最近のは、東郷平八郎率いる連合艦隊の戦艦三笠に乗り込んで記録を書いたアルゼンチンの観戦武官M・Dガルシアの、「トラファルガー海戦はヨーロッパをナポレオンの支配から救い、日本海海戦はアジアをロシアの支配から救った」の引用があった。この二つの海戦、トラファルガーの戦いとそれから丁度100年後の日本海海戦。この二つの戦いを巡って、いろいろ面白い話がある。 この戦いを日英それぞれ描いた繪がある。トラファルガーの戦いは、英国の代表的な画家* ターナー(ホルベイン・ミノー等と並んで日本の油彩絵の具メーカの名前になっている)が二枚描いている。 左The Battle of Trafalgar, 1806 右The Battle of Trafalgar, 1822 ターナーは風景画家であったが、俗にいう「緑」が嫌い(たん譚も大嫌いで使わないが、ここで言う緑は、ヴィリジャンではないだろう。この人工色は、1856年に発明、特許1859年、ターナーは1851年に没だから見ていない筈なので、ここで言う緑は、昔からあるテールベルトだと思われる。)で後に、ベネチアンピンク(透明黄土色)一色のような画調(二枚目)になっていく。風景画家なのに、緑が嫌いだとしたらもう、風景は描けないと思うのだが、薄黄土で描き通した。 世界的には「対馬の戦い(The Batlle of tushima)」として有名な東郷平八郎他乗組員を描いた「三笠艦橋の図」は、画家 東城鉦太郎が、海軍省の命で描き上げた。この繪は、関東大震災の時に消失し、現在保存されているのは、復元されたものである。登場人物は変わらないが、細部においては表現が違っている。三笠艦橋の図
この、トラファルガーの戦いと日本海の戦いは、ネルソンタッチと呼ばれる戦法、片や東郷の方は丁字戦法と呼ばれる戦法、東郷が知ってか知らずでか(当然知っていたろう)共に似ている。ネルソンは、敵の艦列に対して直角に縦弐列の艦隊で相手を分断する戦法、東郷の艦隊は同様に相手に丁型に対するが、この頃には戦艦は進行方向に砲筒が向いており(日本の発明)、従来のように艦の腹を見せ合って砲撃する型から出て、敵が腹を見せているのを、まっすぐ艦首から砲撃する、これで圧勝した。 また、現在化学遺棄兵器回収問題で、日本が馬鹿な対応を中国に取っている中で問題になっている、赤緑黄白(簡単に言うと赤−くしゃみ、緑−催涙、白−着弾の時の位置を示す白煙。現在も当時も催涙ガス、マスタードガス等は町中のデモ鎮圧等で使われている)などの中で、黄にあたるピクリン酸がある。俗にいう下瀬火薬(日露戦争において初採用)の事である。これも日露戦争に於いて多いに役立った。 この火薬は炸裂すると、炸裂時の温度が高く小一時間熱くて近寄れない。砲手がやられて変わりの砲手を出しても熱くて近寄れない効果があって、これも敵を壊滅せしめた大きな力となっている。 英国はトラファルガーの戦いに於いて、ホーレイショ・ネルソン提督をこの戦いで失った。洋上の事、遺骸を持って帰国するのには時間がかかる。 当時英国海軍は必ずラム酒を樽で積んでいた。このラム酒でネルソン提督をラム漬けにして保存、凱旋したと言われている。 何故ラム酒が海軍の酒となったか、この酒をめぐっては面白い逸話がある。 カリブ海のバルバドス(英連邦の一国、立憲君主国)で、島民達がこれを飲んで騒いでいるのを見て、 rumbullion (デボンシャー方言。「興奮」の意)と読んだのが始まりで、以後ラムと呼ばれた。 また、嵐や謎の失踪船多発地帯のバミューダ海域で嵐に巻き込まれた船員達がラムを飲んで恐怖を克服し、嵐を乗り切った。以後英国で海での守りの酒となり、英国海軍が取り入れ、当時蒸気船が主流で、そのボイラーの灼熱に負けないようにと担当の船員に配られた。 が、ラムはアルコール度が高く弊害も出始めたため、E・バーノン提督の時代、提督が、水で薄めて飲めと御布令(おふれ)を出した。今迄普通に飲んでいたものを突然水で薄めて飲めと言われて、船員達はその不平を提督のあだ名だったグログラム(布、生地の名。当時提督が愛用、羽織っていたコートからついた)に引っ掛けて、この薄めたラムをグロッグと呼ぶようになった。現在も水割りのラムはこう呼ばれている。 これを飲み過ぎでふらふらになる事をグロッギーといい、日本でもグロッキーになるという言葉の元になっている。 一方、日本海軍の連合艦隊の話。英国留学において、東郷平八郎提督は当初王立海軍兵学校を希望したが、向こうの事情で許されず、商船学校のウースター協会で学んだ。その時の生活の中で、ビーフシチュウを知った。その味が忘れられず、帰国後任務に就いたある日、料理長にビーフシチュウを作れと命じたが、料理長、そんな料理見た事も聞いた事も無い。話の中から推理して、肉、ジャガイモ、タマネギ、人参をぶつぎりにして入れ、ワインもドミグラスソースも無いので、適当に色の茶色は濃い口醤油、味醂酒等で味付け創った。それは似ても似つかぬものだったが、これが後に日本で一般的になる料理、「肉じゃが」の発明となる。ついでに言うと、提督の学んだウースター協会のウースター(ウスターシャー州・ウスター)は、日本で調味料となっているウースターソースのウースターである。ただ、英国で主流の元祖リーペリンソースとは味が違いすぎる。どちらかと言えば日本のソースはフランスのブラウンソースに似ていると言われている。 トラファルガーと日本海の二つの海戦の裏にはこういう面白い逸話があった。* J. M. W. Turner (1775-1851)英国ロマン派の画家 ペインティングナイフだけで描いたと言われているが、未確認。
2011年05月18日(水)
N氏の食卓は毎日放射線被曝
京都N氏のある日の献立 昼 牛 乳(40) 、パン 夜 玄 米(70) 、わかめ(80) のみそ汁 ほうれん草のおしたし(155) 、肉(55) 、 ビール(5) 、読書しながらシングルモルト(50) 、計455 以上( )内は(単位:ベクレル) 各種食品中に自然に含まれる放射性物質の量 毎日これらから出る放射線により被曝している。 それはさておき、普通短時間でシーベルト10(一万ミリ)を浴びると間違いなく死ぬ。 ところが放射線治療で使われる放射線の強さはシーベルト60(六万ミリ)が体のがん細胞にピンボイントで当てられる。 原発と関係なく毎日の癌での死亡者は900人、年間30万人、この人たちほとんどが、放射線治療をしている。今の医療体制ではどちらにしても、被曝から逃れる事は出来ない。どこに逃げても、癌になれば間違いなく高被曝する。 勿論、医者から「これによってどうなってもかまいません」という念書を書かされる。いやなら断る事は出来る。ただし、其の後、骨折したとする。 癌患者は骨折だけを治療する事は出来ない。癌治療をしながらになるので、そこで放射線治療が必須となる。 自分の体が一体どのくらいの放射線被曝したか知りたい人は,ヒューマンカウンターを使って計る事が出来る。長崎大学にあるこのカウンターは、戦艦陸奥の船体から出来ている。微量の放射線量を計測するのに、自然放射線をカットしなければ計測値が不正確になる。そのために計測室は厚い鉄板で覆われる事になるが、この長崎大学のヒューマンカウンター制作時の鉄は、微量の放射性コバルトが含まれていて(鉄材の摩耗度を放射線を利用して調べるために製鉄所で鉄の中に故意に混入)、反応してしまう。そこで、大東亜戦争以前の鉄にはそれが無い事から、使われているらしい。 そこで、はっと気づく事が無い人間はあほうだ。そのくらい自然放射線は降り注ぎ、体内には食品を通して日常的に摂取しているのに、わざわざ厚い鉄板で遮断した部屋で、自分の体内のごくごく微量の放射線量を知ってどうするんだ。
2011年05月06日(金)
まだ放射能呪縛にとらわれている人達に。
原爆と放射能 「リスク認知とリスクコミュニケーション」とのテーマで 長崎大学が「グローバルプログラム放射線健康リスク制御戦略拠点」と銘打って、徹底して放射能影響を調べた報告書の紹介。 日本財団による10年に渡るチェルノブイリ原発事故の現地住民二十万人の調査と医療の報告書の紹介 、その結果は放射能は怖くないんだという結論、動画10分あたりから原発関連の話題。VIDEO
2011年05月03日(火)
お知らせ 京都円山公園音楽堂で集会とデモ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 頑張れ日本!全国行動委員会・京都府本部 設立記念大会 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 亡国政権打倒! 中国の尖閣侵略阻止・被拉致同胞の奪還・被災地早期復興! 集会 & デモin 京都 日時:平成23年5月7日(土) 14:00 〜 19:00(雨天決行) 1)集 会 会 場 京都市円山公園音楽堂 (京都市東山区円山町 円山公園内) アクセス:京阪電車『祇園四条駅』下車 東へ約450m 阪急電車『河原町駅』下車 東へ約800m 京都駅より�市バス『祇園』下車 何れの場合も、八坂神社石段の100m南の道を東に上ル約300m 開 会 14:15 (開 場 14:00) 登 壇 者 : 水 島 総 (頑張れ日本!全国行動委員会 幹事長) 西 川 晃 男 ( 同 岡山県本部代表) 西 村 眞 悟 ( 同 関西総本部代表) 三 宅 博 ( 同 大阪支部表) 濱野 ゆき子 (私たちが選ぶ国民栄誉賞委員会 委員長) そ の 他 (交渉中)特別出演:saya (シンガー)(敬称略)
閉 会 16:00 2)デ モ 16:15 〜 18:00(街宣車先導) コース : 円山公園音楽堂 → 八坂神社石段下 → 東山三条 → 河原町三条 → 四条河原町 → 仏光寺公園(流れ解散) 3)街宣活動 18:00 〜 19:00(四条河原町角・街宣車は使用しない) 主 催 : 頑張れ日本!全国行動委員会・京都府本部《注意事項》 ・プラカード持参可(ただし、民族差別的なものは禁止)。 ・国旗以外の旗類、拡声器等の持ち込みはご遠慮ください。 連 絡 先 : 090−5043−5585(椿原) 080−5634−5790(桑瀬)→2004年の今日のたん譚 →2010年の今日のたん譚
2011年05月02日(月)
福島原発上空 UFO現わる!か?
今から六十数年前、零戦と米軍の戦闘機が空中戦で火花を散らしていた横を光る火の玉が観察するように飛んでいる光景を日米戦闘機乗りが目撃していて、文字通り火の玉戦闘機と呼んで、互いに敵国の秘密兵器だと思っていた。 時代は二十数年前のチェルノブイリの原子炉爆発の後、炉の真上にUFOらしきものが観察されて、去ると放射線量が下がった、まるで火消しをしているようだったという報告もある。 さて現代、1997年、飛行時間3800時間で退官した元自衛隊空将 南西航空混成団指令 佐藤守の著書、「自衛隊パイロット達が接近遭遇したUFO」を見ると、自衛隊員は結構UFOを目撃している。 パイロット達は、UFOを見ると正直に報告をせねばならないが、未確認(国籍不明)という意味での報告ではなく、光の玉、ようするに空飛ぶ円盤の類いを正直に報告すると頭おかしいんじゃないの?という事になって口をつぐんでしまう。しかし、目撃した事は必ず報告しないと、事国防に関わる。これでジレンマに陥り結構悩むらしい。 だから、この本の告白は全て匿名である。 一方、アメリカなどは諜報の国であるから,どんな報告でも徹底して調査する、だから過去現在何事かをつかんでいる筈である. 今回福島原発が、津波でやられ町全体が壊滅している様を見た時、チェルノブイリのUFO出現が頭にあった。やはりそれらしきものの映像がユーチュープにあった。これをどう見るか。ただ、原発の上かどうかは解らない。最近は簡単に合成出来るからそういう頭で見る。VIDEO エラーが発生しましたと出る場合は、ブラウザの更新ボタンを押して、画面をクリックで再生出来ます。VIDEO
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2011年05月01日(日)
福島原発構内突撃取材−最新(4月末)−
大腸がんの手術後 に、単身福島原発内に入り取材した様子を民放のテレビで流したもの。何故がん手術後と書いたかと言うと、これを見た後に、青山繁晴が大腸がんと知った時、「それ見た事か」派の人々に突っ込まれるのを回避するために書いたのと、逆に手術後の低線量被曝が* 泣きの青山繁晴にどう現れるかどうかが今後見られる。 術後、低線量被曝をした例はないのではないだろうか。再発しようとするがん細胞に一撃を与えて今後再発しないとすれば、* ホルミシス効果が言えるかもしれない。VIDEO VIDEO
* ホルミシス効果…体の悪玉をやっつけるのが白血球。白血球は免疫(病原体や毒素他を対外に排出する機能、)の兵隊。この免疫を人工的に弱放射線で活性化させることがマウスではあるが有効結果が出ている。* 泣きの青山…、話している最中に自身の言葉に感極まり、結構な割合で泣きそうになり、涙ぐんでしまう事が多々有る。同年の男で、TV出演中、不特定多数の前で泣くのをたん譚は良しとしないので、勝手にあだ名を付けた。独立総合研究所の仕事と独自の取材はこれとは別である。
2011年04月16日(土)
*恐怖の大王(un grand Roi d'effrayeur)
昨今のニュースを見ていると、「安全!安全!安全!」国の安全保障には鈍感な癖して、原発には普段厄介になっている時は嫌ほど電気使うてるのに、事故が起こったら、「怖い!怖い!怖い!」 で、止(や)めるの?原発。 毎日毎日24時間停電が無い国などほとんどない。それほど電気使えているのはこのおかげだ。 戦後神も仏も無くなって、日本の世の中怖いもんなし。いやあった。自衛隊、あんな武器持った野蛮な組織、徐々に無くしてしまえ。自衛隊予算削減人員削減。着々と事は進んで行く筈だった。ところが大地震が起こり津波が起こった。協力してもらう時には昔は忘れる事にする。減らしといて何と予備自衛官補(何年も前に志願しようとしたが、年齢でその資格なし)まで動員して使う、怒・あつかましさ。そうや、怖いもんには蓋をして災害と解体屋と運搬屋やらしたろ、これでもう怖いもんない。 圧倒的な強者には文句はよう言わん。そいつが原発に一撃食らわして去って行った。放射能と言う血が出た。あった!怖いもん、「原発!」 無くそう、無くそう、の嵐の始まりの予感。 世界の民にはいまだ怖いもんは一杯有るが、日本にはもうほとんどない。あっても想像が働かない。そんなに目先の怖いもん排除して安全だけの世の中にして何するの?原発は神さんに変わる怖いものとしておいて置くのが大和民族の活性化につながる。どうしてか。 一つの実証例をあげる。南米から養殖した鯉を日本に空輸すると、必ず死んでしまう鯉がでる。この解決法は何だと思う?この鯉の集団の中に、一匹だけピラニアを入れる。どうなるか。常に一触即発。鯉は極度の緊張で時を過ごし、死んでる場合ではなくなる。とれとれビチピチ鯉元気、何と死者?ゼロになる。 原発はピラニアだ。一つ位、とてつもなく怖い存在は必要ではないか。 かってのような地球規模の大戦争はもう起こらない確率の方が高いが威嚇はある。威嚇とは何か。怖いもんを見せつける事である。 核弾頭を中国・北朝鮮・それにアメリカも日本に向けていると言う事実にも反応しない日本国民には、せめて現実味のある恐怖である「原発」はあった方が良いと考える。どうしても国民は「原爆」を持つのが嫌らしいから、これを使って、アメリカの古典SF「スタートレック」のエンタープライズ号や「エイリアン」の宇宙貨物船ノストロモ号でさえ持っていた自爆装置として使えば良い。 他国が侵略して来て、自国の軍隊無く何にも無い場合、この原発を大爆発させて、自爆するのである。今回のこの自然災害が発端となった原発事故がこれほど恐れられ世界が注視し続けている。これを使わん手は無い。 武器無き武器。消極的武器。手出しして見ろ「死なばもろとも、刺し違える」と言えばいい。* 恐怖の大王…、ノストラダムスの『予言集「諸世紀」』中、百詩篇第10巻72番に登場するアンゴルモア(Angolmois)のこと。「空からアンゴルモアが降って来る…。」これを核爆弾と解釈した研究家もいた。
2011年04月13日(水)
東日本の放射線状況を報告 −最新−
高田純教授が、福島原発の門前迄入り、他の県、市などと比較しながら、放射線被曝について解説。VIDEO
→2004年の今日のたん譚
ドイツザールブリュッケンに住んでいる、日本人音楽家達とその家族、その友人達、ドイツ人音楽家達で東北大地震の被災者の方々の安寧を祈り、独日協会の後援の下、ルートヴィヒ教会でチャリティコンサートを開いた。友人はフルートの演奏家だが、日本の伝統音楽雅楽で使われる、「* 竜笛(りゅうてき)」で参加、やはり雅楽で使われる* 笙(しょう)との共演。 義捐金は日本円にして90万円位になったようです。→ このコンサートの風景 日本人は本当に優しい。* 竜笛…。雅楽用の竹製の横笛。長さ約40センチ、内径約1.3センチ、指孔7個で、大きさ•音色とも神楽笛と高麗笛(こまぶえ)の中間。唐楽•催馬楽(さいばら)などに用いる。横笛(おうてき)。りょうてき。* 笙…。雅楽に用いる管楽器の一。匏(ほう)の上に17本の長短の竹管を環状に立てたもので、竹管の根元に簧(した)、下方側面に指孔がある。匏の側面の吹き口から吹いたり吸ったりして鳴らす。奈良時代に唐から伝来。笙の笛。鳳笙(ほうしょう)。鳳管。そう。
十人が一列横隊に並んで、左でも右でも端からある出来事(ニュース)を耳打ちし伝えて行く。最後の人は隣の人に伝えられた事を正確に発表しようとする。が、各人正確に伝えた筈のニュースは、往々にしてまったく頓珍漢な結末となり、それを皆で笑うというゲームがある。今ネット上で飛び交っている原発関係の殆どは、ある数個のデータ元から各有象無象があっちこっちに伝えたあげくの事だと見ている。 もっともやっかいなのはマスコミで、本人達の意識してかどうか解らないが、正確に伝えようと、微に入り細に入り伝えて安心しているが、これがもっとも風説を呼ぶのである。真剣に聞いても伝言ゲームで、最後の人に完全に伝わる事はまず無い。ましてやテレビは「絵」付きである。ちょっと見てあるいは真剣に見てそれを人に伝える時、間違いなく変形する。おまけに、テレビのニュースは昨日の数値と今日言った数値が違っているという事はここ連日である。 そこで、心安らかに過ごす方法。テレビは見ない。例えば過去の最悪と言われる放射能漏れ事故などの文献を読んでおく。放射能の知識を持つ事。放射能は普通に野菜にも含まれる事や、地球に住んでいる限りいつも放射能からの放射線を浴び続けている事など。 核爆弾と同一視しない事。 ネットのまことしやかな井戸端会議には参加しない事。巡り巡っているうちに情報は必ずおかしくなる。 過去を思いだす。かってマグロの水銀値の異常が騒がれ、基準値のン百倍あるとマスコミはこの世のおしまいのように連日騒ぎ立てた。ところがある日突然マスコミから話題が消えた。どうしてか。何の基準で作ったか解らない基準値を引き上げたらあら不思議、以後まぐろに毒はなくなったのである。 今マスコミが盛んに言っている「基準値」はそんなもんだろう。 ほんまに危機なら見てる横でばたばた死んで行くだろう。 不安なら広島長崎に戦後住み始めた人に聞いてみたら良い。放射線の事で言えば、半減期が何万年というのもあるのだから、いまだに被曝最中だ。 爆弾でこれなのだから、圧縮度の低い、完全に停止している原子炉による想像を超える被曝などあり得ないと考える。野菜はざぶざぶ洗って食べる。中国の農薬たっぷりの野菜は毒にはなっても薬にはならないが、放射線は健康に良いと言う学説もある。 ここで元気になるためのイエロージョーク。 温泉に避難して来た老人に某テレビ局のインタビュー。 インタビュアー 「福島原発十キロ圏内から来られたそうですね。」 老人 「いやー、平素は何も思わんかったけど、恐ろしいもんやと。偉い人がとにかく逃げぇ言うもんで,とりあえず体も疲れがたまっとるし、温泉に逃げて来た」 インタビュアー 「それはようございましたね、ゆっくり温泉につかって休んでくださいね、効能はなになに…、胃腸の疾患、神経痛、自律神経失調症や精神的疲労など精神関連…他、ふんふん何でもに聞くんですねぇ! で、温泉種は?」 旅館の主人 「はい、ラヂウム温泉です。」 野次馬 「被曝しとるやないけ!!」→2002年の今日のたん譚 →2010年の今日のたん譚