2000年11月10日(金)
 これ以前の日記は

2000年2月に個人HPオープンして、6月までの分はココにあります。

んで、7〜8月はユーロのこととか割とちゃんと日記書いたのに
レンタルさんだったものである日すっかり消えてしまいまして
めげてそれからしばらくは何も書く気になれず、

11月に駒沢で東京の試合みてゴキゲンになって
書きたい熱が出るまで、活動停止しておりました。


2000年11月11日(土)
 『晴れたらいいね』 DREAMS COME TRUE (FC東京)

<FC東京×ヴェルディ川崎(2−3)駒沢競技場>

あと数秒で前後半終了、延長戦か?って時だった。
そりゃみんながっくりきてたさ。
でも、選手たちには心からの拍手が贈られてた。
何故か、その答えは簡単。「楽しかったから」

土曜の午後の駒沢には当たり前のように親子連れがたくさんいて、
のどかでほのぼのした雰囲気だった。
駒沢のこの感じが好き。

ところが試合はほんの短い間にぽんぽんっと2失点。

2トップなんだけどすっかりツゥットの1トップ状態で、
「神野ぉ〜(汗)」と・・・彼ばかりを責めるのは可哀相だな。
増田っちは相変わらず美しいトラップなんだけど
どうにもパスが不安定って状態だし、ゆっきーもいないし
ツゥットとそれ以外にあまりにも差がありすぎたのだから
そりゃあヴェルデのDFは2枚も3枚もツゥットに付く。
他はあいてる。
でも、彼を押さえられたら攻めてがない。
・・・情けない(爆)

その上”まず守備”な東京において、
サンドロもなるちゃん(内藤)もいないのは致命的だ。

ううう・・・どんどん時間は経つのに一本もシュート打てない。
当然、全く点を取れる気がしない。
桜井くんおもしろいぞ。
(↑こんなだから私はサポーターになれないんだな〜)

でもでも今期、私は観戦に来て一度もブギウギできなかったことがないのだ。
一本もシュート打ってないってのに
いつ3点目が入るかヒヤヒヤしっぱなしだってのに
なんとなーく、いつかブギウギ歌えるだろうと思ってはいた。
攻め手がなかろうと、誰もあきらめてないし
熊さんの様子からも前半はもう「しのぐ」気だなって伝わったし。

目の前の陸上トラックではアマ様が入念にストレッチをしている。
サブの選手たちもそれに続く。

そしてさすがは我らがKING OF TOKYO
やっぱりアマラオは特別だ。
後半、アマラオ投入。
マークが分散される効果もあるしキープしてくれるし
見違えるようにリズムがよくなる。
ゴールは2本とも美しかった。
最高〜〜〜に気持ちよかった。
(結局2点ともツゥットなんだけどね)
もう、完全に東京ペース。

それに例えばやりあうツゥットと石塚くん。
ツゥットが小突いても何も起こらないのに
石塚くんがちょおっと押したら、
客席からは盛大なブーイング、審判は思わず笛(爆笑)
いいなぁ、これぞホームというこの感じ。

押せ押せでした。
イケイケでした。
90分で決着を付ける!
みんな、そういう気持ちでした。

休日に子供にせっつかれてやってきた、
たいしてサッカー好きでもなさそうなお父さんたちが
気が付くと大きな声で
『いけーーー!』『あー・・・』『惜しいっ!』
って、ちびっこよりも夢中になってる。

前がかりだったからこその、すこーんって感じの
あれあれっていう失点。
中央にボールを置いて、ちょこんっと蹴るなり
無常に響くタイムアップの笛。

だけど前半14分で2点差付けられてて
一本もシュート打ってなくって
誰がこのエンディングを予想した!?

お互いほんとにがっくりきてたんだよ(苦笑)
でも私たちは立ち上がって選手に拍手を贈り
選手たちは気力を振り絞るように、それに応えて手を上げる。

「よくやった」
「負けたけど楽しかった」
周囲から聞こえる声。

今日は素敵な日だった。
東京が好きでよかった。
たとえ結末が、サドンデスのような幕切れでも。

お父さんもまたきみをサッカー観に連れてきてくれるよ、きっとね。


2000年11月19日(日)
 『希望の轍』 サザンオールスターズ (J2)

(長文注意・・・日記とは別に作るつもりだったんですが
先送りになりそうなのであげちゃいます・・・)

今年もJ2はおもしろかった。
観戦自体は最初と最後だけだったけれど、順位を追ってる
だけでもかなり楽しめたし、優勝は早々に決まったけれど
それは昨年の失敗あってこその結果で、コンサドーレは
J2を正しく戦った。まるでかつてのセリエのビッグクラブのように。
おめでとう!おかえりなさい。

残る最後の椅子をかけて戦う2チームは、果たして
”1年前の最終節”の過ちを乗り越えられるのか!?
私はわくわくしながら2画面同時にみれるスポーツカフェへ

1年前のあの日、私はNHKの放送がそうだったからだと
思うけれど、テレビでジェフ戦をみていた。残留して欲しい
のは絶対レッズ、そう思っていたのにも係らず必死で戦う選手
を観ていたら「お前ら負けろ」とは、とても思えなかった。

1年前のあの日、私は新潟にいた。
ようやく最後に東京らしい姿を取り戻し、
「人事を尽くして天命を待つ」そんな気分で大分での
延長戦の結果を、寒空の下でじりじりと待っていた。

心情的にはちょっとだけ大分だったかも知れない。
去年のことがあったし、中立だったらビッククラブより
プロビンチアを応援する、これは私の性格(苦笑)
それから、しつこく言ってるけれど、石崎さんが大好きなのよ。
加賀見くんもがんばってるしねぇ。でも・・・

その3日前の木曜日、私は平塚にいた。
春に湘南サポーターの方々に「秋にまた来ます」って言ったし
大分も湘南の体たらく(爆)もみておきたかったし。

圧倒的に選手個々の能力は湘南の方が上だった。
でも、大分は勝つべくして勝った。

試合前、新聞では選手からも不満の声が上がっているらしいし
監督本人も納得していない様子なので、サポーターの目には
どうなのか、加藤さんの解任について尋ねてみた。
『当然でしょう』と、湘南サポーターの
「平塚バックスタンド中央」さんは言った。

若手の育成うんぬんと言っていても
「生え抜きの和波よかヤス(高田)が思ったより伸びてない」
(二人とも開幕戦ワクワクさせてくれたから期待してるんだ
けどなぁ)、前述の通り個々の能力はどうみても湘南が上
「それでこの順位なら、やっぱりそれは・・・」
年間通して愛する地元チームを見続けたひとの言葉は、重い。
多分、新聞よりも。

んで試合をみた何よりの感想
「・・・どっちが上がっても一部じゃキツイなぁ・・・」

大分の昇格を心からは望めない理由は、ここにある。

片やレッズ。一社もスポンサーが下りず、
これまで同様の予算で戦うことができた。

湘南の会長の河野太郎氏は昨年の秋、「べるまにあ」という
平塚のスタジアムや商店で配布しているフリーペーパー
(カンパ式)にこんな文章をかいている。
私は「ちっ、『アラビアのローレンス』の話はいつか私が
使うつもりだったのに(大好きなの)」と悔しがりつつ
本当に深く感銘を受けた。
”長野県にプロサッカークラブをつくる会”の理念を
考えるときにも、私の中で下敷きになっていたし、開幕戦、
私をスタジアムに向かわせたものはこの文章かも知れない。

そして最終節、この会長から各ボランティアに表彰状が渡され
試合終了後には挨拶を行った。ボランティアスタッフと、
サポーターへの感謝の言葉と、本当に消滅寸前だったこと
それでも赤字がでそうだったが何とかなりそうなこと。
そうだ、一年でJ1に上がることはできなかったけれど
もうひとつの目標はかろうじてクリアできたのだ。

来年も、この街にプロのサッカークラブがある。

そしてこれは、ほんの一例だ。
どのチームも多かれ少なかれ抱えている問題だ。
レッズは間違いなく日本一の人気チームで、
勝つことだけを考えればいい環境にいることができた。
これまでの経営努力のことを書かずに、今年のことだけ
書くのはフェアじゃない。それは判っている。
それでもあえて言いたい。
あの予算=戦力、そして力強いサポーター
それこそレッズは、J2への昇格条件を見事にクリアした
横浜FCのように、ひとつも負けずに昇格するくらいで
当たり前なんじゃないかと私には思えるのだ。
当たり前を当たり前じゃなくしたものは何だったか?

開幕直後、平塚で観たレッズは堂々としていて
”俺たちは強いんだ”という空気をまとっていた。
選手も、サポーターもね。
その後の「あれ?あれ?」って、感じ。
・・・やっぱレッズだなぁ(汗)
昨年の札幌同様、もう一年下で勉強した方がいいんじゃない?

それにJ2に慣れてしまうというような失礼な態度。
それは真実だけれども、どこにいたって本人次第だと
私は思っている。甘えだ。ユーロでのピクシーをみたか?
レオやボマはセリエに居る。君たちの英雄のギドはどうだった?

浦和の昇格も、実は心からは望めなかった。

そしてようやくキックオフなんだけど
まぁ試合内容はあちこちでみたと思うので省略(笑)

「・・・やっぱ二部だよなぁ」とミスの多さにがっかりしつつ
気持ちが伝わるゲームはいいものだ。
基本的には中立なただのサッカー好きは
ただただ試合を堪能していた。例えばこんな感じ。

あれ?ハンド・・・?違うの?
ありゃ、PKかい。は?レッド?
あちゃ室井くん抜きかい、きっつーーー
ぐはっ・・・それも、は、外してるよ(苦笑)
・・・おもしろすぎる〜。

現実は私の想像よりも、はるかにドラマティックだ。
そして、いいシュートだった。
最終的に年間通してリーグ戦やったら、
一部で戦えるチームが上がってくるもんだ。
そういうことだ。

殊勲のヒーローインタビュー
「最後の最後までご心配をお掛けしましたけれども」
オイオイ、おもしろいぞ、土橋。

音声は聞こえなかったけれど、試合終了後
サブにも入れず私服でピッチサイドから広瀬と供に
フィールドをみつめていた福ちゃんのくちがはっきりと
「よかった」と動いていた。

大分は一年前とは逆の立場で、まず勝たなきゃいけない
試合をきっちり制して天命を待った。
石崎さんは2年も続けて同じようなことになってと頭を
下げたけれど、すぐさま続投が発表になった。
当然、だと思う。

最後に長野さかつくのメンバーでレッズのウルトラである
(40試合中31試合観戦・・・それも長野から)
しょうじさんから届いたメールを引用。

いや〜このお姉さん思ったことポンポンかいてるだけで
いっつも悪口みたいになっちゃうけど、
悪意はないの(言い訳)本当に心から、おめでとう。
おかえりなさい。

*************************

「おい!これが2万人の声かよ!もっとだせるだろ!」
コールリーダーが叫ぶ
なんと浦和駅まで試合前の「ウォーリアー」は聞こえたらしい
去年の市原戦を彷彿させるピリピリした雰囲気がゴール裏に漂う
確かにウルトラを含め選手もJ2をなめていた
大分が強いんじゃないウチが弱かったんだ
だから去年落ちた
「壊れていた時計の針今日元に戻そう」
苦しかった一年
なんでレッズのウルトラなんかになっちまったのか?
自問自答しても答えは見つからない
今日勝てばすべてが元に戻るだけだけどね

試合後
もうだれ構わずみんなで抱き合い叫んだ
これが優勝だったらどんな騒ぎになるんだろう?
浦和駅前も凄かった
ここまで付き合ったんだ、地獄まで付き合ってやるぜ!
次は天皇杯だ

**************************

これで去年の「11・27」のスポーツ新聞捨てられるなあ(笑)
とも書き添えてあった。
ん〜捨てない方がいいんじゃないかな、忘れない方がいい、絶対に。

まずは天皇杯で。


2000年11月23日(木)
 『NEO UNIVERSE』 L’Arc〜en〜Ciel (雑記)

とりあえず最初にお気楽日記復活です。あとは徐々に(爆)
無料レンタルだとやっぱりどーしても広告入っちゃうし
可愛くなかったり、可愛くても一日あたりの入力文字数が少なすぎたり
保存分が少なすぎたりでなかなかね〜・・・
これは前みたいにすんごく可愛くはできないけれど読みやすいし
他の条件もまずます。どうでしょ?

おととい、なんだか知らないけど接続できなくて
昨日の朝はバタバタしちゃって新聞チェックもしてなくって
夜、それも遅い時間の友人との電話で日韓×世界選抜の
チケット先行受付が今日であることを知ったからさぁ大変っ!
大慌てで調べて、無事チケットは確保しました〜・・・ふぅ。

意気揚揚と知らせてくれた友に連絡。
よろこびあった後いつもの観戦の友に電話。
ところが・・・


(1)
「え?3日でしょ?行けないよ、うち(家業)忙しいもん」
「なんで〜!?るいるいが来るんだよー!!!
ハジなんて、もうきっと生で見れる最後のチャンスだよー!」
「・・・予定でしょ、ほんとに来るとも限らないし・・・」
「(むっ)・・・レオ様は帰ってくるよ」
「(苦笑)そりゃ帰ってくるだろうなぁ」

ちぇっ、ちぇっ、なんだいなんだい。

(2)
「わり、嫁さんの実家に・・・(汗)」

・・・結婚したってサッカーみるのはやめられないって、言ってたのに。


確かにさ〜予定確認しないで買っちゃう私も悪いさ
年末年始はみんな忙しいんだろうさ
でもさ〜・・・なんかすんごい裏切られた気分だ。

SA席、コーナー付近の2回の10列目、2枚連番であるんだけど
行きたいひと、いる?人気公演だから余る心配はしてないんだけど
一般発売前に売りに出しちゃおうと考えているので
(もちろん金券屋とかじゃなく、定価でよ(笑))
もし欲しい人がいたらメールくださいな。

手元には日曜日の
『2000 Jリーグ ディビジョン1 2ndステージ 決勝』
トヨタカップ、日韓戦、ほんでこのアクセンチュアドリームサッカー
まだ手元には来てないけれどチャンピオンシップの1戦目に、
東京ドームのラルク4公演。うーん、久々に『チケット貧乏』炸裂。
前はチケットをちゃんとファイリングしてて
公演日順に並べてヘラヘラしてたんだ〜☆
やっぱり、帰ってきたら即座にこうなるのか、私は。


2000年11月24日(金)
 『Home Sweet Home』 MOTLEY CRUE (雑記)

その日私は開店と同時に渋谷の不動産屋にいて
せっせと間取り図とにらめっこ。
大金をはたいて借りるんだし、毎日を過ごす私のお部屋なんだもの、
絶対絶対一目惚れするくらいにお気に入りじゃなきゃ、やだ。

丹念にお昼くらいまで眺めて、空き状況を調べてもらっていざ出発。
この日の内見は、6件。
その内4件は隣の駅同士とか距離的に近かったので
電車を乗り継ぎ自分の足でみにいくことにして
残りの2件、間取り的にはこっちのが好きなんだけど
ちょっと駅からは遠かったこともあって、夕方合流して
不動産屋さんに車で連れて行ってもらうことにする。

内見って、楽しい。
楽しいんだけど、やっぱり疲れる〜
近いとは言ってもそれぞれ違う駅だし、各駅から徒歩10分としても
80分ぶんは歩いてるんだし、見終って自由が丘で迎えを待つときには
もう、かなりへろへろになってた。
ちょうどこの待ち時間に友人から電話があったんだけど
ごめん、話半分だった(苦笑)

いやもう今日はごはん食べて帰りたい〜暗いと部屋もみにくいし〜
今頃日本シリーズやってんのよね〜はぁあ・・・

5件目、車での移動はやっぱり楽、でも、もう、いい。
広いしいい部屋なんだけど、ちょっとだけ予算オーバーなのを
補う程の魅力はなし。大家さんが隣に住んでるし。

んで、6件目。
新築の物件なので地図にまだ載っていなかったから
仲介の不動産屋さんと私、この辺じゃないかとあてをつけて
探しながら歩き始める・・・さすがに足も痛いよ。

その時、狭い路地の向こうにオレンジ色の暖かいやさしい灯りが
いくつもみえて、なんだか、その一帯だけが疲れでぼんやりしてる
私の目には別世界に映ったの。夢、みたいだった。

この物件の玄関外や階段横にある洋風の可愛い照明は
全部燈っていて、宵闇にそこだけ明るくて・・・
しばらく外からぼんやり眺めた。ほんと、きれいであったかい。

「これですよ、ほら」と建物名の表示を指差す不動産屋さん。
8部屋中2部屋しか入居していないはずなのに、なんだこの明るさは。
ああ、これは共有部分だからこの電気代は管理費の一部なんだな、などと
せこいことも考えつつ、内見する前に私の心はほとんど決まっていた。

単身者用の物件って、たいていはひとがいなかったら冷たいものだ。
夜疲れた〜って帰ってきても、誰も待ってる訳じゃないし
真っ暗な部屋に入って鍵をかけて電気を付けて・・・
それが不思議なことに、建物自体が明るく迎えてくれるだけで
ずいぶん気持ちが違うのだ。

あの日へろへろだった私は、とっても癒されたし、今も毎日、
あの灯りがみえるとほっとする。
Home Sweet Homeだな〜などとのんきに考える。
寒いし、シチューが食べたいな、とか思ったりする。

東京に帰ると予告してからちゃんと家を借りてそれなりに
落ち着くまで(今も完全に落ち着いてるとは言えないけど)
けっこう時間がかかっちゃったけれど
街もおうちも、とっても居心地がよくって快適。

なんだかずーっと迷走と停滞の数ヶ月だったけれど(苦笑)
まぁ、それもあって今があるということで。
きららはとっても元気で、それなりに楽しくやってます。
サッカー観にいけるし♪へへ。

考えれば元に戻っただけなんだけどねー・・・
えっと、フランス直後くらいまでの私の状態に。
しっかり歳はとってるというのに(爆)
数少ない後悔の代償は大きかったな・・・2年半かぁ

この東京帰還計画の間私を何度も励まして勇気付けてくれたのは、
大好きな友人からのメッセージで、私の中で、魔法の呪文状態でした。
「大丈夫、がんばれる。」
素直に、うん、大丈夫、がんばれるって思えたのよ。
そんな開店休業中でした。

機会があったらぜひぜひきらりん自慢のSweet Home、
遊びに来てくださいね〜
ただし、えっと、駅は遠いです。故に

・そーんな2〜3km歩くのぐらい全然へーきぃ!
(お散歩するには最適な環境です。最寄駅だともうちょっとは
近いのですが、行きはよいよい、帰りは途中かなり坂があります)
・バスに乗り換えるのは抵抗ないし、待つのも平気〜
・荷台にきらら乗っけて2〜3km自転車漕ぐ気力がある
(幸い道はほぼ平坦です)
・自分が払ってもいいから、タクシーに乗ろう
・車で来る(幸い道は判り易いです)

というひとに限られます(笑)


2000年11月26日(日)
 『FIGHT FOR YOUR RIGHT』 BEASTIE BOYS (J1)

<鹿島アントラーズ×柏レイソル(0−0)国立競技場>

短期決戦で、カップ戦みたいな変なリーグ。
常々そう思ってきたけれど、まさか本当に『決勝戦』
やることになるなんてね。
西野さんは随分前から最終節で鹿島と対戦って日程をみて、
感じるものがあるって言ってたけれど。

下手なサポーターよりも私はカシマの試合を観ている。
敬愛するジーコ、それからレオがいた頃はそれこそ通い詰だった。
一般的な視線では私は鹿島のサポーターにみえたことだろう。

いまやカシマのサッカーは、めっきり私好みではなくなったし、
彼らの大人っぷりにはうんざりもしていた。
好きな選手は、今でも多いんだけどね。
一昨昨日もテレビで万博の試合をみながらつまらんなぁ
という気持ちになって、他会場のキタジのゴールに
おもわずにっこりしてしまった。
喜びを大爆発させる柏の選手とサポーター。
なんでカシマってあんな冷静なんだろ?つまらんなぁ。
選手もサポーターも勝つことに慣れすぎて
当たり前になっちゃってるんじゃない?

だから昨年のナ杯の時は、柏が勝つべきだ、と思った。
中立のつもりだけど、もしかしたらまた柏寄りになるかも・・・

試合は両者ほとんど決定機を与えずに前後半終了。
両監督立ちっぱなし。途切れない緊張感。
うれしいのは、引き分けでいいカシマが、
抑えるところはしっかり抑えつつも
できれば勝って決めようとしていたこと。
それで得点を奪うことが出来なかったのだから
小賢しい時間稼ぎも今のところ皆無。

おもしろーーーい!!!
こうこなくっちゃ。

延長の序盤は柏の猛攻。
でもゴールを奪うことができず、残り時間は少なくなっていく。
そして、ここからがカシマの真骨頂だった。

延長戦の、コートチェンジのインターバル。
久々に一致団結したIN FIGHTの姿を見せてもらった。
カップ戦とリーグ戦は違うんだよって言われてる気がした。
今まで何度も激戦を制してきたチームのサポーターは、
「ここだ」って勝負どころを知ってる。

一方、その時柏のサポーターは沈黙していた。
恐らく「あと15分しかない」と思っていたんじゃないかな。
そういう気持ちって伝わってしまう。
選手からサポーターへも、サポーターから選手へも。
笛がなる直前に始まった北嶋コールも尻すぼみ。

確かに引き分けでいいカシマと勝たなければならない柏の差は大きい。
ただ、「あと××分しかない」というあせりが感じられる柏に対して
カシマは選手もサポーターも「あと××分もある」とは考えなかった
と思うのだ。ただ守ろうと思って守りきるのだって容易なことじゃない。
気持ちが守りに入って失点する姿は、色んな場面で何度も観てる。
でも感じる、自分たちのサッカーをすればチャンピオンになれるんだ
っていう、勝者のメンタリティ。

例えばドーハで座り込んでしまった選手と意気消沈してしまった
私たち。その経験があって、ジョホールバルがある。
同点に追いつかれても私たちは選手を励ましつづけることができたし
延長戦が始まるときにはあの状況で「次のゴールでワールドカップ」
そう信じきっていた。負けることなんて考えもしなかった。

柏にはそういう経験が不足していたんだと思う。
最後の最後に、自分たちを信じきることができなかった。
私にはそうみえた。

そして本田君の投入。
あの時間なら当然の策だったと思うし、
決して散々うんざりしてきた「大人」ではなかった。
なりふり構わずキープし続けた。
あそこまで徹底すれば天晴れだよ。
私は好きにはなれないし応援する気にもなれないけれど
会場で手を叩いて大笑いしてた。

イライラする柏のサポーターが汚いと言った。卑怯だと言った。

カシマの選手はまたゴールに向かわず敵陣コーナー付近に向かって
ドリブルしキープする。その上更にボールを奪おうとする柏の選手を
ボールを持っていない熊谷くんが必死にブロックしてたりする。

カシマの選手は全身で表現してた。
正々堂々やったって、負けたら意味がない、何が何でも優勝する。
何を言われても、勝ったものが強い、ってね。

これが汚いと思うんだったら、ボール奪って攻めなよ〜
それは卑怯だってカシマの選手に教えてあげな〜(苦笑)
立場が入れ替わっても、最後までゴールを目指すのが正しいって
言えるか?負けてもいいから時間稼ぎなんかしないって言えるか?

なんだかんだ言ってさすがカシマだ、と思わせられてしまうのが
ちょっと悔しいなぁ、仕方ないか、ジーコ様のチームだもの。
カシマにとって、お気楽サッカー好きなお姉ちゃんの期待に添うより、
強いチームでいることの方がずっと大切だろうしね。


2000年11月27日(月)
 『Fall Again』 TRICERATOPS (トヨタカップ)

来たよ、今年も。
一旦トヨタカップのことを考え始めたらもう止まらない。
私は、ここのところずーっとわくわくしっぱなしだ(苦笑)
ああ、日本に生まれてよかった〜。

前回来日した時のレアルを思い出す。
目の前を疾走するロベルトカルロスは鳥肌物で
南米育ちの彼にとってトヨタカップはまさに憧れの舞台、
その気合の入りようといい、勝った時の喜び方といい、
みてて気持ちよかったなぁ。
鬼神と化した大好きなイエロ、すごかった。
美味しいとこどりのラウールくんはMVP賞の車に
スパイクのまんま上がっちゃうしぃ(苦笑)

いつも笑わせてくれる(失礼)勝利の女神(男だけど)
カランブーは、試合には出ずに記念撮影してたっけ。
彼は代表でも試合には出ていないのに喜びの中にいるから
ものすごい幸運の持ち主という気がしてならない。ぷぷぷ

そして私にとってのエル・ブランコの象徴、
私のエル・プリンシペ、フェルナンド・レドンド。

もういないのよねぇ・・・
まだ許せてないんだよ、フィーゴの件はむしろバルサ側に
怒りを感じてるし、いいプレーをみせてくれればいいんだけどさ
でもレアルが面白かったら、へらへらしながらおもしろかった〜
って帰ってくるんだろうけど(苦笑)

そろそろ南米?って声もある。前回南米が勝ったのは・・・
そう、今回ボカを率いているビアンチ監督のベレス・Sだ。
圧倒的ミラン有利の下馬評を、世界一のカウンターサッカーで
覆した。ボカには世界一熱烈なサポーターも付いているしね。
どうも日本にも大挙として押しかけてくるらしいよ。
もう、うれしくってしょうがない!
本物のボケンセに会えるのだ。
思わず記念撮影なんてしちゃうかも知れない(苦笑)

そしてリケルメーーー!リケルメリケルメリケルメっ
あーーーーはやくみたぁいっ!!!

いよいよ明日だよぉ。

それでもって明日の朝、ようやく電気屋さんが来て
CSアンテナを設置してくれます。スカパー復活、えへへへ。



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