CORKSCREW Diaries(米国編)
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2001年09月23日(日) ARRIVAL from WORLD END


無事に帰ってこれました。
タイ国際航空は思いっきりイラン上空辺りを飛んでいましたが、
別に大丈夫でした。
アイスランドは、とにかく凄かった。
オーロラは残念ながら見られなかったけど、
だけど、そんなの、全然問題じゃないぐらい。
感動した。凄い感動した。
また一杯書こうと思っています。
今は、とりあえずこんなところで。




2001年09月22日(土) 007 TO THE WORLD


007 TO THE WORLD

僕らの長かった旅も遂に終る。
全てを自らの手で創り上げた、そう自信を持って言える。
それは大きな自信となり、その自信が僕の血や肉となるのだろう。
京都からバンコクへ、バンコクからコペンハーゲンへ、コペンハーゲンからレイキャヴィークへ、レイキャヴィークからロンドンへ。地球のほぼ裏側まで旅した。日本で沈み込んだプレートは、アイスランドで浮き上がっているんだ。
それを確かめるために旅をした。
そう、自信を持っていい。
このさいはての地まで来て、これだけ自由に旅を創造した日本人、そうはいないんだから。それだけ僕らは、成長したって言うことなんだ。

世界が僕を呼んでいる、なんて格好良いことは言わない。
僕が世界を呼んでいるんだ。求めているんだ。
だからもっと旅に出たい。世界を知りたい。そう思っている。

朝、いつもの朝食を取る。泣いても笑っても最後の朝食。朝食後、ユースのインターネットサービスで日本に向けてメールを打つ。便利な時代になったもんだ、本当に。勿論日本語で入力は出来ないんだけど。
本当は、最後の朝、飛行機に乗る前に、もう一度ロンドンの町を歩いてみたかったけど、残念ながら時間がなかった。そう、11時半には、ヒースローに到着しなければならない。10時過ぎには市内を発つ必要があった。別れは惜しい。たった一日しかいられなかったロンドン。一日でやれることは全てやれたと思う。でも・・・ええい、そうは言っても後悔の無い旅も人生も無い!

来たときは夜だったから周りの景色はほとんど見れなかったロンドンのUNDERGROUNDだけど、昼間に見た周りの景色はとても綺麗だった。英国的風景が僕の前に広がっていた。所々の駅にはUNICLOの看板が見える。9月の終わりにオープンらしい。ちょっと行きたかったもしれない。

ヒースローにUNDERGROUNDは到着した。
地下鉄が直結しているのは大変ありがたいって思う。
ソウルの空港も昔は直接地下鉄で行けたんだけど、今はリムジンバスでしか行けない。早く地下鉄を延長して欲しいと思う。まあ、話ではワールドカップには間に合わないって言う事らしいだけど。

ロンドンの入国チェックは厳しかった。
テロの影響って言うのが大きいんだろう。飛行機に乗るまでに3回も荷物検査があった。やり過ぎる・・・に越したことは無いんだろう。これぐらいはいくら何でも甘受しなければならない。この大変な時期に旅行者をやるんだから。

そして飛行機は飛び立つ。
まずはバンコクへと僕らは向かう。
食事のタイカレーが非常に美味い。これまでの食事でひょっとすると一番かもしれない。機内食が一番ってどういうことやねん! と言う気もするんだけど。が、調子に乗ってカクテル三杯も飲んでしまったのがいけなかったみたいで、トイレの住人となってしまった。やっぱり飛行機内は滅茶滅茶回るのが早い! タイカレーを戻すなんて勿体ないことだけは出来ん! と思ったので必死こいて我慢したんだけど、まるで旅行初心者みたいなことしてしまった。情けない。

でなんだかんだでどうも寝られなかった。
やっぱり飛行機の中で眠るのは苦手みたい。何処でも寝られる人が本当に羨ましいって思う。仕方ないから本読んでいたんだけど、結構読書がすすんだ。読む度に何となく気分悪くなっていくんだけど。バンコクまでの機内は真ん中だったから、窓の外の星空は見れなかったし。

やがて飛行機はバンコクに到着した。
「やがて」なんてそんな接続詞では片づけられないぐらい長かったのだけれども。ヨーロッパは遠い。だけど、まだ行きに比べればマシだったかもしれない。

バンコクで僕はもうへろへろだった。待ち時間は3時間。
3時間はそれ程長い時間ではない。が、体力の限界と言った感じの僕にはもう辛かった。まあ、ラッキーなことに、今回も機体はJALだった。素晴らしい。もう英語は使わなくてもいいんだな、ちょっと寂しいけど。

仕事場へのお土産はなぜかここバンコクで購入。
帰国後、「あ〜バンコクは暑かった!」なんて言って持っていくと、
「あれ? アイスランドに行ったはずなのに、なぜタイランド?」
と当然のツッコミが返ってくるのである。
北極圏から赤道直下へ。またこれも面白い。

そうして飛行機は日本へ向かう。
JALに乗ったらもう本当に日本国内と一緒。機内は欧州から戻ってきた人とタイから来た人とクッキリ客層が別れてた。 大体Tシャツなのがタイ帰り。セーターとかパーカーとか着ているのが欧州帰り。機内は結構寒かったから、Tシャツだけでは寒かったかもしれない。
機内食も焼鳥丼を食べて、蕎麦を食べてもうすっかり日本モード。やはり日本食が一番だと実感。日本の新聞を読んで、ヤクルトがまだ優勝していなかったことに驚いたが、まあ個人的にはどうでもいいことだった。テロに関しては、水面下で作戦が進行しているのだろう。着々とテロ包囲網が展開されているのが見て取れた。大変な時期に旅行に行ったと思うけど、ちょうど隙間の時期で、タイミングとしては悪くなかったと思う。

世界の果てまで僕は旅をしてきた。
いや、世界の果てという言い方はアイスランドの人にとって大変失礼かもしれない。彼らにとっては、日本こそが、世界の果てかもしれないからだ。
なんにせよ、僕らは地球の裏側まで行ってきたわけだ。
この旅で見たもの、感じたこと、いろんなもの、全てを、僕は一生忘れない。
忘れてなるものか。そう思っている。
この旅はこうして終る。
けれども次の旅はまた始まる。
次はどんな出会いが待っているのだろう。




2001年09月21日(金) 006 Making the Road


ロンドンの空は予想に反して青かった。
英国には曇り空が良く似合うなんてイメージがあったものの、
晴れたロンドンの街はとても素敵なところだった。
産業革命以降、世界はここから動いてた。
Making the Road 彼らは道を造ってきた。
そして僕らも道を造っていくのだ。
未来に続く道。
21世紀から31世紀に向けて。

いつもの如く早起きして、朝食を。
朝食はイングリッシュ・ブレックファスト。
イギリスの食事は朝食に限るとは良く言ったもので、
美味い。
まあそうは言ってもしょせんはユースの朝食。
ベーコンをカリカリに焼いた油で目玉焼きを作ると言った
本格的なイングリッシュ・ブレックファストとはいかない。
それでも美味い。
ハッシュポテト美味し! 好きな僕にとってはもうたまらないものがある。
さすがにロンドンのユースだけあって、日本人の姿もちらほら見える。
アイスランドとは違うと実感。
ここロンドンの人口だけでアイスランドの総人口よりも遥かに多いのだから。

ロンドンでの滞在時間は、僅かに一日。
お上りさんモードで観光地巡りの予定である。
今日の目玉はなんと言っても大英博物館!
ここに行くためにロンドンに寄っていったようなものだから。
世界各地から集められた数々の展示物! 本当はここだけで一日かけて回りたいぐらい。
大英博物館を最優先させるべく、ユースの場所を選んだのである。

大英博物館の開館時間は10時。
またも開館時間まで待つ羽目に・・・折角早起きしているのに。
しかし大英博物館は広かった!
噂には聞いていたが本当に広い! 所々工事しているし。
でも迫力が違うね。
ギリシャ・ローマ時代の彫刻も、
ロゼッタ・ストーンも、
エジプトのミイラも。
いろいろ博物館見てきているけれども、スケールが違いすぎる。
僕はヨーロッパの歴史をちゃんと勉強しなかったことを少し後悔した。
帰ってから歴史をもう一度学ぼう。
そんなことを思った。
それはいいのだけれども、大英博物館のレストランで食べた
「The BENTO BOX」 これが如何ともし難いほどどうしようもなかった・・・
久しぶりに日本食が食べれるかと思ったのに〜あんなに芯が残ったご飯食べたの久しぶりだよ。
これで2000円って言うのはちょっと・・・
BENTO BOXはかなり人気メニューらしく、隣の日本人も頼んでいる。
僕らが注文するとウェイターは「Oh, very good」なんて言ってたけど全然ベリーグッドじゃない。
後に来た日本人も注文してた・・・ 
「やめといた方がいいですよ」って忠告しておくべきだったか。しかし僕らよりもずっと英語力上そうだったのにな。ううむ、恐るべしBENTO BOX!!!  やっぱり日本人のココロをくすぐるんだな。


そしてニッポンジン観光客と化した僕らは次の目的地、
ウェストミンスター寺院に向かう。今回はバスで移動。やっぱり周りの景色が見られるのはうれしい限りだね。途中でバッキンガム宮殿の衛兵交代式をやってた。・・・素通りしたけど。
ウエストミンスター寺院に到着前、ビッグベンの前で写真を撮る。
すげえ観光客してるよ・・・
だけど建物それぞれに、すごく歴史を感じた。
日本の古い建物とは、また違った感動だった。
なんて言うか、すごく、重厚で、荘厳なのだ。
こういう建物が並ぶ街を見たのは初めてだった。
日本はほとんど太平洋戦争で破壊されてしまったから。
歴史を感じた。流石はロンドン!
でもまあ、所詮は人の造りしもの。
広大なアイスランドの自然を見てしまった後では多少物足りなくもあったかもしれない。


ウェストミンスター寺院の後はロンドン塔へ。
元要塞で監獄でもあるこのロンドン塔。今はすっかり観光地化してしまっている。
テロ事件後にも関わらず、入り口は人で溢れかえっていた。観光客恐るべし。
タイで作ってきてもらった国際学生証を使って学割で入る。しかも二人分まとめて。悪人である。
しかし高い! 入場料8ポンド(1600円ぐらい)は高い!
内容は・・・あんまり大したことはなかったし。武器や宝石の展示があったけど特に感動は無し。
もう今回だけで十分かな、って言う感じ。しかしちゃっかりロンドン塔越しに見えるタワー・ブリッジで写真は撮ってたりする。タワー・ブリッジはなんか橋桁だけが妙に新しくてちょっと興ざめだった。
でも写真だけはきちんと撮って帰る辺り観光客根性のなせる業である。

昼ご飯があまりにも貧しかった反動か、(本当に朝食以外食事はハズレだらけである)小腹が空いたので、ロンドンのマクドナルドに入ってみることにした。マクドナルドはさすがに全世界共通! 日本と同じ物が食べたかったらここに来るに限る! と言うことで行ったのだが、英国オリジナルのチキンクレープなるものを食べてまたもや失敗する羽目になってしまった。一緒に頼んだファンタオレンジはどうも粉っぽく、マクドナルドでも失敗・・・もうどうしようもない。
それはいいけれどもここロンドンでもマックは高い! 
日本よりマクドナルドが高いなんて・・・
マックの価格差を物価水準に勝手にしている僕としてはまたもショックを受けたのだった。
まあここまで既に分かっていたことではあったのだけど。
ただ物価は高いけれども交通機関や宿泊の費用はそれほど高くない。だから旅はしやすい。食費は抑える事だってできるのだから。日本は物価自体は欧州とそれほど変わらないものの、そういった費用が高いように思われる。その辺り、もっと改善を望みたいところだ。

さて最後に目指すは自然史博物館。ここは16時半を過ぎたらなんと入館料無料なのだ。無料の甘い響きに誘われて僕ら以外のお客さんも結構来ていた。入ってすぐに恐竜(ブラキオサウルスか)の骨格模型がででんと置かれていて、もうこの辺は迫力十分だった。が、情けないことに館内で変なところに入ってしまい、警備員につまみ出されてしまった。やはり無料で入ろうとするなんて虫が好すぎるのである。時間ギリギリだったから仕方はないんだけどね。

ロンドンには多くの博物館が存在する。
大英博物館を筆頭に、自然史博物館、科学博物館、海洋博物館。
博物館マニアの僕としてはもうたまらないものがある。今回は時間がなかったせいでほとんど回ることが出来なかったけど、これは次回の課題としておこう。いいんだ。今度またロンドンにやって来る楽しみが出来たんだから。

そしてハイドパークを歩く。ロンドン市内にはこう言った公園が数多くある。市民の憩いの場所になってて、サイクリングしたり、散歩したり、ジョギングしたり、いろんな人がいる。面白いのは乗馬用のダートコースも整備されていること。騎兵隊がれっきとして存在するこの国ならではっていう感じがする。さすがに一日歩きまくって疲れたので、ハイドパークを横断する元気は僕らにはなかった。でもいい所! 芝生に座って日向ぼっこでもしたい。

そして、ベーカー街221Bに向かう。そう、言わずと知れたシャーロック・ホームズの探偵事務所があった場所だ。勿論、シャーロック・ホームズは物語上の人物だけど、ベーカー街221Bは現実に存在する。そして今なお、世界中からシャーロック・ホームズファンが訪ねてくるのである。小学生の頃シャーロック・ホームズを読み倒した僕も例外ではなく、ロンドン来たらとりあえず来てみたい場所だった。川上はんはまたしてもあんまり興味なさ気だったがいいのだ、僕は行きたいのだから、ちょっとぐらい寄らせてよ、ね。
とハイドパークの南のバス停から、バスに乗り、ベーカー街に向かった。トラディショナルな2階建てバスの2階の一番前に陣取って、ロンドン市内を行くのは気持ち良かった。時刻は6時過ぎ、通勤渋滞に巻き込まれたけど、余計とゆっくり町並みを見渡すことが出来た。ロンドンのバスはすごく乗りやすい。路線図が分かりやすいって言うのもあるけど、手軽に乗れるのはとても嬉しい限りだ。
ベーカー街221Bに現在銀行が建っている。ちゃんと壁にはベーカー街221Bのレリーフが飾ってるのがすごく嬉しい。当然写真に収める。隣にあるシャーロック・ホームズ博物館なるちょっと怪しげな建物の前でもちゃっかり記念撮影。(しかし何でもかんでも博物館にすればいいってもんでもないでしょうに) さすがに六時半では博物館は閉まっていたが、やっぱり来てんだね、僕みたいな人たちが。写真を撮っては帰っていくのだった。でもこれで僕はもう満足! とりあえずは。後は旅行最後の夕食を食べるのみ!

そして地下鉄に乗って一旦ユースに戻る。
街の中心部にあるユースってのは大変有り難い! 場所がいいと遅くまで行動できるからね。
最後の夕食は、中華を食べに行くことに! 今まで食事に関しては失敗しまくってきたから、ここで起死回生の一発を! ってな訳で中華である。やっぱり中華料理は何処でも美味いっしょ。ここロンドンも中華街って言うのはちゃんと存在している。中華街が賑わっているのはどこの国に行っても同じらしい。週末ってこともあったのだろうけど。
行ったのは安くて美味いが店員のガラが非常に悪いことで有名な「WONG KEI」である。まあこまったことに中途半端な時間にマックを食べたせいかお腹の空き具合が今一つということが難点だったのだが、北京ダックラーメンと炒飯は非常に美味かった。しかも安い。(ロンドンの物価からすれば)最後の夜にして一番まともなもの食べたって言うのは・・・しかも中華だし。と言うのは置いておいて素直に美味しかったことには感謝しよう。しかし店員の態度はかなり悪かった(おっちゃんの方は。若い店員はそうでもなかったが手際が死ぬほど悪かった)・・・噂は本当だった。でもいいのだ。美味けりゃ。余程もうかっているのか店内改装したみたいだし。

そして長いロンドンの一日は終った。
僕らの旅も終わりに近づこうとしている。
一日しかない時間をかなり目一杯有効に使えたんじゃなかったかなって思ってる。
もう少し時間さえあればライブハウスやジャズクラブ、劇場とか行ってみたかったんだけど、まあさすがにこの滞在期間では無理。アイスランドのオマケだったしね。
でもロンドンはなかなか素敵な街だった。






2001年09月20日(木) 005 RAGNAROK


005 神々の黄昏 2001/09/20

いよいよアイスランドを旅立つ日がやって来た。外は今日は晴れ。何でもっと早く晴れてくれなかったんだろう。って天気の神様にちょっと文句を言いたくなった。でも天気がいいのはいいことだ。

昼間のレイキャヴィークを歩くのは初めてだったんだけど、こぢんまりとした綺麗な街だった。色とりどりの屋根を持った家が並んでいて、それが整然と配置されているのだ。長い歴史を持つような建物とかは無かったんだけども、素敵な街だった。人口の少ない街とは言え、さすがは一国の首都だけのことはある。

しかし行くつもりだった国立博物館は閉館中。そして国立民族博物館に行ってみたのだが、どうにもこうにも大したことなく、20分で見終えてしまった。10時開館まで30分ぐらい暇を潰してやっとのことで入ったのにそれは無いなあって思ってしまうのだった。やっぱりアイスランドは自然が一番素晴らしい。とても暮らしやすそうな国だけどね。 でレイキャヴィーク一高い建物、ハルグリムス教会に登る。登るって言ってもエレベーターなんだけど。地上73メートルから見たレイキャヴィークの町並みはやっぱり美しかったよ、本当に。

そして買い物をして食事をする。買い物をするためにショッピングモールに行ったんだけど、まああんまり大したものははっきり言って無かった。食事もねえ、ハンバーガーを食べたんだけど、まあまあ美味しかったんだけどそれ程食欲も無くって、なんか今一つ不満足。カフェの女の子がとてもチャーミングだったので、良しとすることにしよう。

そして僕らは空港に向かった。街と街の間は、当然のごとくまた何もない荒野が広がる。最後にこの風景を目に焼き付けなくっちゃって思いながら僕は運転した。そして車はケフラヴィーク国際空港に到着した。

いよいよ出国は近い。アイスランドの出国審査はもうあっけないほど早く終った。ヒースローとはえらい違いだ。そりゃあまあ英国はテロの標的になるって言うのもあるんだろうけどさ。そして地元のテレビ局? かなんかが撮影やってて、余程東洋人が珍しいのか、金属物チェックのゲートをもう一度くぐり抜けてくれと言われた。今ごろどっかで放送されているのかも。テロ事件をモノともせずにアイスランドまでやって来た東洋人ふたりってさ。

早めに来たのは免税店で買い物をするって言うのもあったんだけど、空港の免税店、高い! 免税のくせに市内よりも値段が高いとは一体どういうことだ! と断固抗議したくなってしまったのであります。まあここまで来ちゃったらどうしようも無いんだけどね。と言うことで適当にウール製品やらなんやら買って、そんで飛行機に乗り込むため出国審査を受けたのです。
・・・それはいいんだけどねえ、アイスランド航空、行きもそうだったんだが、帰りも思いっきり運行が遅れた。(まあ30分ぐらいなんだけど) アイスランドからロンドン滞在せずに直接日本に帰る予定にしていたらさぞかし気がもめたことだろう。もう、アイスランドに行くにはアイスランド航空しか無いって言う独占状態がもたらしたものなのかな〜 とは言え無事に飛行機は離陸した。

アイスランドから英国までは3時間程かかる。大阪からソウルよりもよっぽど遠いのだ。コペンハーゲンからアイスランド行きの飛行機は結構混んでいたけど、ロンドン行きは空いていた。テロの影響? 英字新聞を読んでみたけど、この時点では自体はまだそれ程動きは見せてないらしい。まあ、着々と水面下では作戦立案が行われているんだろうけど。

そして空はだんだんと黄昏ていった。雲の上から見た夕陽があまりにも神々しい。そして寂しさがこみ上げてきた。さらばアイスランド。また来たいなって思った。こんな遠くの地には、またって言ってもそう簡単に来ることは出来ないんだろうけど。10年後に来たとしても、あの自然はきっと僕らを暖かく迎えてくれるはずだ。涙が出そうになるのを必死でこらえながら、飛行機の窓から僕はずっと夕陽を眺めていたのだった。



そしてロンドンへ

そして僕らはロンドンに着いた。ロンドンだけでアイスランド全体の人口の数倍あるんだよね。ヒースロー空港は大きかった! 英国は相変わらず健在! 
ヒースローにはいろんな国の人々が入り乱れていた。さすがロンドンと言うべきだろうか。ロンドンの滞在期間は2泊3日とは言え実際に動けるのは明日だけ。短いから観光客をしてしまうんだろうけど、まあ致し方なしと言うところか。面白かったのは、早速僕らを迎えてくれた入国審査官のお兄ちゃん、紫のシャツに黄色いネクタイだったんだよね〜。これでいいのか公務員?! 英国よ! 入国審査官って制服無いんかねえ? 日本もタイもデンマークもあったぞ! ユースのフロントの兄ちゃんもそうだったけどイギリス人はファンキーだよ、案外。ちょっと英国人に対するイメージ変わったなあ。アイスランドの人っていたって真面目そうだったもの。

そしてインフォメーションでユースの大体の位置を確認し、地下鉄の切符を買う。明日は市内観光の予定だって言ったら、一日乗車券を薦めてくれた。至れり尽くせりだね。一日乗車券は安い! 英国もアイスランドも物価自体は高いけどインフラは整備されていて交通費、宿泊費は割と安く上げることが出来るのは素晴らしいと思う。さてさて時間はすごく遅くなってしまったんだけど、無事にこの日はユースにも到着。地下鉄一本で行けるのは嬉しい。明日は一日ロンドン観光。おのぼりさんモードでやります。








2001年09月19日(水) 004 RAINING


004 RAINING 2001/09/19
Reykjavik~Pingvelllir~Geysir~Gullfoss~Krisuvik~Blue Lagoon

今日も外は雨が降っていた。
昨日に続いて今日も雨だった。
オーロラ、結局見えないのかな。不安になる。
ただ、今までこの国が与えてくれたものって、計り知れない。火山岩で覆われた広野を走るだけでもう、飽きることなんて全然無かった。

目が覚めたのは7時。
いつも日本ではいつまでも布団の中で寝ていたいって思うのに、
アイスランドに来てからそう言ったことは全く無かった。時間が惜しい。とにかく時間が惜しい。今まで一秒たりと無駄にすること無く旅をしてきたから。
アイスランドなんて、そう簡単には来れない。なるべくやり残したことを作らないように、旅を終えたかった。

それでもちょっと早く起きてしまったので、
朝からお風呂に入らせてもらった。
朝風呂! 日本にしかない麗しい習慣である。(たぶん)
しかも出てくるお湯は全て温泉の湯!さすがに総天然檜風呂とはいかないけれども。毎日温泉に浸かれるこの国の人って本当に幸せだなあ。ここに住んでいたら一日三回ぐらいお風呂に入っているかもしれない。

朝食は今日もコンチネンタル・ブレックファスト。
美味。美味である。僕は日本では基本的にオレンジ・マーマレードはあんまり好きではないんだが、ここアイスランドのオレンジ・マーマレードは美味しかった。トーストをいっぱい焼いてたらふく朝食を食べた。お昼になるまでお腹空かないようにね。
健全な食欲は健全な肉体に宿る!(by 終くん)

さて、本日の予定は、レイキャヴィーク周辺の観光だ。昨日までのような片道400kmと言った無茶なドライブをする必要はない。
まず行くところはシングベトゥリール。
とても荘厳な響きを持つ地名だ。
ここシングベトゥリールは、ユーラシアプレートと北アメリカプレートの境目である。日本で沈み込んだプレートが、ここシングベトゥリールから上がっているのだ。地面からニョキッと生えているように見えるプレートは、遥か遠く彼方の日本からやって来ているってことを考えるだけでも、すごく不思議な気がする。こんな遠くの地に来たのに、だ。アイスランドの人々は、日本でプレートが沈み込んでいることを果たして知っているのだろうか? 

そして僕らは次の目的地ゲイシールに向かう。
距離的には、シングベトゥリールより30kmぐらいのところなのだが、道は未舗装路。舗装路では時速130キロで走って行く僕らだが、さすがに未舗装の道では大してスピードは出せない。この雨の中、またスピンでもしたら大変なことになる。
リッジ・レーサーから一気にセガ・ラリーに変わってしまったみたいだ。この時点での運転は僕が担当したのだが、まあ大変だった。道に出来た水たまりをよけきれない。ヴィッツは悪路を走るようにできた車じゃないし・・・
とにかく慎重に走った。外の景色は天気も悪いせいか、遠くは靄がかかっていた。ナウシカに出てくる腐海ってこういう世界を言うんだろう。外は、相変わらずの溶岩台地だった。短い草木以外は生えていない。そう、何度も書くが、アイスランドには森というものが無い。少なくとも僕らが通った道には森林と言うものは無かった。それが今まで行った土地とは一番異なる点だ。

ゲイシールは世界的にも有名な間欠泉だ。
数分に一度、30mの高さにお湯が噴き出すのだ。それはもうすごい迫力!
まさにアイスランドのシンボルと言ってもいい場所である。しかし、いつお湯が噴き出すか分からないということも有って、結構、写真撮るのに苦労したなあ。さすがにここはものすごく有名な観光地で、雨の中というのに人は一杯来ていました。ゲイシールは、こうして人がたくさん来ている昼間は勿論、夜の間も一晩中、熱湯を噴き出しているんだろうな。ライトアップの設備なんて無かったけど、ずっと数分置きにお湯を吹き上げ続けているゲイシールの姿をまた、僕は日本でも思い出し続けるんだろうなって、この時感じた。


さーて自然は素晴らしかったんだけど、全然素晴らしくなかったのはこの日の昼食。まあ適当に食べるところなんてゲイシール付近のドライブインみたいな所しかなかったわけでありまして、まあ僕は本日のスープとパン、川上はんはサラダとコンボチキンのセットを頼んだんだけど・・・どっちもかなり今一つ!!! スープなんて絶対俺に作らしたほうが美味い!!! と断言できるような代物でありまして、川上はんのチキンコンボもなんか冷凍食品を使ったんだろうけどジューシーさの全く無いパサパサチキンでありました。しかも高い! 食後に食べたソフトクリームは美味しかったんだけどね。

次はアイスランド最大の滝、グトルフォスに。
川上はんは滝には全く興味が無いらしく、今日のルートには全然入っていなかったのだが、地図をよく見るとゲイシールのすぐ近くじゃん! せっかくだから行かねばと行くことにした。興味無さ気な川上はんを尻目に行ったのだが、いやあ、本当に壮大な滝だった。雨が結構激しくなってきたので、あんまり長いことはいられなかったのは残念。天気が良かったら、ものすごい景色がきっと見られたんだろうな。

そして出来たらということで、遂に氷河に足を伸ばしてみることに。
今まで回ってきたのは、火山とか地熱地帯とかとか、どっちかというと、アイスランドの「火」の部分ばかりだったんだけど、やっぱり氷の部分も見ておきたい。ただし、氷河に至る道は未舗装路。おまけに、天候は雨。いけるところまで行こうと言う事で、足を伸ばしたのだけど、ダメだった。途中で、すごい大きな水たまりがあって、さすがにこれを越えるのは無理。 あ〜あ天気が良かったら氷河までは目と鼻の先だったのに〜

気を取り直して、レイキャヴィークに戻った。
今から戻ったら温泉プール、ブルーラグーンにも十分間に合うだろうし、夜はまたレイキャヴィーク市内を歩いたらいいんだし。
レイキャヴィークの宿に着いたのは午後4時半ぐらいだった。今からならアイスランドの誇る温泉プール、ブルーラグーンに十分行けるだろう。川上はんはあんまり乗り気じゃなさそうだが、ブルーラグーンは何と言ってもアイスランドでも超有名な観光スポットだからね、時間があるなら行ってみたかったのだ。そして幸いにして、観光シーズンをぎりぎり外れたとは言え、今はまだ9月。日が沈むのも遅く、ブルーラグーンも9時迄営業しているということで、ブルーラグーンに行く前にクリースヴィークと言う地熱地帯を経由して行くことにした。アイスランドはもう本当に地熱地帯だらけ。あちこちで温泉が湧き出てるからもう温泉好きな日本人としてはもう楽しくて仕方ないのである。

クリースヴィークに至る道のりは相も変わらず険しかった。道が舗装されていなかったのだ。またしてもセガ・ラリーの世界だ。幸いにして、レイキャヴィークに向かうころから雨はやんでおり、水たまりは依然として残っていたものの、大分走りやすかった。いくらヴィッツの基本性能が高いとは言え、悪路を走るよう作られているとは到底思えない。大丈夫かちょっと心配になる。もちろん、そんなこと考えてる余裕なんて無いんだけど。

小一時間程走っていると、湖が見えてきた。
そして、湖畔からは煙がもくもくと立っている。おおっ! あれがクリースヴィークか!? とりあえず近づいてみることに。地図にも載っている観光地にも関わらず、人気はほとんど無い、高さ2メートルぐらいのちょっとした崖を無理やり降りて、湖畔に近寄ってみた。すごい! 時間があったら川湯温泉みたいなこと絶対やるんだけどな〜
・・・後で分かったんだけど、実はここはクリースヴィークでも何でもなかったのだ。でもすごく雄大な風景だった。大きな湖の側で沸立つ温泉。自然は素晴らしい。そして日本だったら観光地化しているようなこんな場所が、ごく普通に存在してしまうアイスランドって・・・ 結局ホンモノのクリースヴィークはもう少し先にあった。こっちはちゃんとした駐車場もあって、(さっきのところには当然あるはずもない)看板もあったりして整備されていた。でもさっきの場所の方がずっと素敵だったな。湖畔、って言う事もあって。人一人いなかったし。好きなんだ。こういうマイナーな場所ってね。

クリースヴィークを通過して、そして僕らはまた悪路を進む。一応、海岸線。本当に、何もない。さいはての国。相変わらず火山岩に覆われた荒野だった。遠くに見える海岸線に白い波が打ち寄せるのが見えた。白い波しぶき。通っている車は我々だけ、そして車一台通らない道。もしここで車が故障したら・・・生きて帰ることなんて不可能なんだろうなって、ちょっと思った。道端にケルンがあったりして、妙に神々しい。賽の河原ってこういう感じなのかも知れないな、合掌。

そしてようやく舗装された道に出た。羊の群れを追っている人々が見えた。なんか久しぶりに人に会ったのでちょっと嬉しくなった。羊の群は我々の車なんて全くお構いなしに道路を渡っている。後ろからゆっくり追い掛け回す僕ら(笑) ラヴリーシープだった。羊の肉なんてもう食べられねえななんて思ったりした。(しかしこの日の夕食にちゃっかりラムを食べていたりして)羊が道路を渡るので注意って言う標識が実際に役に立ってるの初めてだったりする。(北海道にも確かあるはず) しかし後ろからゆっくり追いかけてた僕ら観光客とは違って、前からやって来たタクシーはクラクション鳴らして羊を車から追いだしてしまった。まあ地元の人だから、仕方ないよねえ。

そしてまた未舗装の悪路を抜けて、やっとのことでブルーラグーンに到着! 7時前ぐらいだった。普通の道で来たら40分で辿り着けるのに、ここに辿り着くまでになんと2時間! まああちこちで写真撮りながら来たって言うのもあるんだけど、でも充実した2時間だった。普通にここまでやって来なくてよかったよ。
ブルーラグーンはアイスランドが誇る温泉プール。なんと1ヘクタールの広さを持つ温泉なのだ。温泉の鉱物が溶け出していて青い色(実際は青みがかった乳白色)をしていることからブルーラグーンと名付けられたんだって。温泉プールなんて書いたけど、温度はちゃんと40度ぐらいあって、プールって言うよりもすごく広い温泉! 勿論日本じゃこんなところあるはずもない。とにかく壮大なのだ。勿論水着着用は義務づけられていて、男女混浴。こんだけ広いと温泉って意識はあんまり無いんだけどね。泳いでみたりなんかもしちゃったりして、楽しんだのだ。とは言え、それなりに熱いので、そうそう長くは入っていられない。1時間ぐらいで退散することにした。ブルーラグーン、所詮人工の温泉だろう、ってふたりとも最初はちょっとバカにしていたはずなのに、こんだけスケールが大きくなると感動だった。恐るべし、アイスランド。

帰り道はもう真っ暗だった。天気はどうも今一つ。曇ってて星は見えない。と言うことはオーロラは見えそうにもない。オーロラツアーとか最初は言っておきながら、オーロラ見えなかったのは残念だった。でもいいのだ。アイスランドはオーロラだけじゃない。これだけの圧倒的な自然が見られたのだから、満足だった。もっと時間が欲しかったけど、もう明日はこの地を立たねばならなければならないのが、すごく残念だった。
そしてアイスランド最後の夜は更けていく・・・






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