きょうの読書
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2003年08月30日(土) |
「ゲームの名は誘拐」 東野圭吾 |
仕返しというふうに解釈しているんなら、それはちょっと心外だね。最初に言っただろ。これはゲームなんだ。おれはおたくの父親にゲームでの勝負を挑んでいる。どちらがゲームの達人かはっきりさせようということだ。
今度映画化されるみたいですね。メインキャストは藤木直人(イメージよりはちと若いか・・)に仲間由来恵さん。まぁ、楽しみです。誘拐犯人さんってこんなこと考えて行動してるんだ〜すごーーいと感心しながら読んでみたり。 話的にはこじんまりとまとまった感じです。あまり書くとネタばれしてしまうので書きませんっ。
2003年07月25日(金) |
キノの旅 -the Beautiful World- |
「キノはどうして旅を続けているの?」「ボクはね、たまに自分がどうしようもない、愚かで矮小な奴ではないか?ものすごく汚い人間ではないか?なぜだかよく分からないけど、そう感じる時があるんだ。・・・でもそんな時は必ず、それ意外のもの、例えば世界とか、他の人間の生き方とかが、全て美しく、素敵なもののように感じるんだ。とても愛しく思えるんだよ・・・・。ボクは、それらをもっともっと知りたくて、そのために旅をしているような気がする」
今人気あるんですよね、この本。その波に流されて手にとってみたという自己主張のない私。内容は主人公キノとしゃべるバイクのエルメスが旅をしながらいろんな国を訪れるというもの。それは例えば多数決の国だったり自由報道の国だったり、愛と平和の国だったり。短編ばかりってどうなのかなと思ってたけどその方がかえって読みやすかったです。キノの性格も淡白なとことかあってどろどろがないので読んでるこっちもすっきり読める。まずは立ち読みででも一話読んでみてはどうです?よいですよ。
ここは何ヶ月か放置しても消えないんでしょうか。そういえば有料だったからお金払った気が・・。これで消えたらいたいな。 本も最近読んでません。いや、脳に関するのなら何冊かは。って、おもしろくもなんともねぇ!! 買ってるけど読んでないのは何冊かあるんですけど。 「失踪HOLIDAY」乙一 など
2003年03月27日(木) |
「Xin Chao!(シンチャオ)こんにちは ベトナム」田島みるく |
ベトナムに行く前に参考にできるような本はないかと探していて目に入ったのがこの漫画。実際にベトナムに旅行に行った作者さんが描いた本。何気に手にとって読んでみたけどおもしろいです。実際ベトナムにいく人などかなり参考になるかも。私はお土産に何がいいかなど読んでたので役に立ちました。そして行った後読むとまた更に笑える。うなづける所が多くて(笑)。入国審査官のエピソードとか全く同じでした。 これ読んだらハノイにも行きたくなった。
2003年03月04日(火) |
「天空の蜂」東野圭吾 |
奪取された超大型ヘリコプターには爆薬が満載されていた。無人操縦でホバリングされているのは、稼動中の原子力発電所の真上。日本国民すべてを人質にしたテロリストの脅迫に対し、政府が下した非情の決断とは。そしてヘリの燃料が尽きるとき・・・。驚愕のクライシス、圧倒的な緊迫感で魅了する傑作サスペンス。
一言、「おもしろかった」です。あらすじを読んだ時点でこれはまたでかい話になりそうだな・・・と感じたが本当に圧倒的だった。本の分厚さなんて何のその。作中の時間がたった10時間しか経過してないのにあれだけの要素を書き出せるなんて。しかも夢中にさせるし。映画とかドラマとかになってもおかしくないようなスリリングで圧倒的で原発に対する問題についても詳しく書かれたのほほんと暮らしている人をはっとさせることのできる一冊ではないでしょうか。(笑)
人気作家・日高邦彦が仕事場で殺された。第一発見者は、妻の理恵と被害者の幼なじみであるの野々口修。犯行現場に赴いた刑事・加賀恭一郎の推理、逮捕された犯人が決して語らない動機とは。人は何故、人を殺すのか。
東野さんの作品をけっこう読んできたけど飽きないですね。一つ一つの作品に個性があって、話の進め方や構成が本によってかなり違う。ただ事件を解決するのが目的の一方通行でパターン化された推理小説じゃなく、読者に読ませ、考えさせることがうまい作家さんだと思います。この作品「悪意」も変わったタイプだな〜思います。今回は目次を見た時点で(話はある2人の手記と記録によって進んでいく)読むのが楽しみになりました。ストーリーも二転三転四転・・とついていくのが大変です。全体的にちょっと重くじわっとしたこじんまりとしたイメージかも。 『彼が恐ろしいと思ったのは、暴力そのものではなく、自分を嫌う者たちが発する負のエネルギーだった。彼は今まで、世の中にこれほどの悪意が存在するとは、想像もしていなかったのだ。』
2003年02月24日(月) |
「未明の家-建築探偵桜井京介の事件簿-」篠田真由美 |
京介を訪ねた古風な美少女の依頼は"閉ざされたパティオ"を持つ別荘の勘定と主である祖父の死の謎を解くことだった。少女の一族を巻き込む不可解な事故死、そして自殺未遂。事件は全て別荘をめぐって起きた。ミステリアスな建築造形に秘められた真実を、京介が追う!
普通なら絶対手に取らないだろうジャンル、建築。それでも読んだのはやはり雑誌「活字倶楽部」の影響が強い。この雑誌にはほんとお世話になってます。 それでも最初は読むのがしんどかった・・でも途中からは一気に読めた。やはりこういう話は個性のあるキャラがいないと駄目だと実感。でもあんまり主人公(だよね・・)の京介目立ってないなぁ(笑)。蒼君の過去とか深春との過去話とかも気になる〜。話的には自分の中では★★くらい・・(汗)
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