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ほうじ茶飲話【JOYWOW】
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2007年12月17日(月)


イキモノとしての日本人

昨今の小学校4年生の体力測定値平均は、20年前の幼稚園
年長さんと同じという結果を見た。塾通い、ゲームの普及に
加え、凶悪犯罪の影響で、外遊びを避ける環境の結果だ。
体力レベルの低い子供の体力は、際限なく下がり続けてもいる
という危機的な状況。

全力疾走をする機会もなく、転んでも受身の姿勢がわから
ないばかりか、運動能力が備わっていないため、手や足が出ず
顔面から落ちる子も多いらしい。

ボールの投げ方がわからず、右手で投げた後に右足が出る。
そんなわけで、ソフトボールの試合が出来ない小学校も順調に
増加中。

どうしようか悩んだ都会の親御さんたちが選んだのは、
『体育の家庭教師』だ。体育大学の学生に一時間5千円で
「外遊び教育」を指導してもらう。

石投げ、鬼ごっこ、だるまさんが転んだetc.
そんな遊びをお金を払わなければ習えない時代になっている
とは、なんとも不思議な気分。

国力低下の危惧に加えて、未来を担う子供たちの学力+体力低下。
イキモノとしての存続能力が危うい国民を抱える日本は
どうなっていくのだろう。

なにができるのか、なにをしなきゃいけないのか
真剣に考えなくちゃならないね。

 

2007年12月14日(金)
都会の裏富士

めずらしく、朝から一日中電車で移動した日。

まずは横浜市磯子区、その次に東京都目黒区、そして世田谷区。
夕刻、都立大学駅から裏富士がきれいに見えた。
空気がきれいだと、こんなにはっきり見えるんだなぁと
しみじみ観察。

それから横浜市の杉田へ。
このあたりは工業地帯で、高速道路と背の高いマンションと
団地が視界を遮っている。仕方ないけれど、星が出ているのに
輝きが乏しくて・・・電池が切れかかっているみたい。

地元に戻ってきたら、三日月が堂々と自己主張していた。
月明かりで夜道が青く照らされている。
星もオキシライド電池級(笑)!

こんな田舎に住んでいると、都会に出るのは一苦労。
でも、やっぱり便利なところには住めないなぁ。

風と空気と流れる気、とことんゆるくて。
普通に癒される毎日はどうやっても手放せないぞっ、と。



ところで。
ひとりで電車に乗っていると読書が進む。

駒崎弘樹『「社会を変える」を仕事にする』を読了。
阪本も薦めているが、この本はすご〜くよかった!!
私自身、たくさんの勇気をもらった。がんばっちゃおっと!

 

2007年12月13日(木)
こんな日も大事

11月末から続いていた怒涛のようなスケジュールが一段落、
今日、ようやく落ち着いて家にいる。

朝からばたばたと家事をこなす傍らメールチェックをすると
知り合いのHさんからメール。用件を告げる文面の最後尾に
次の文章があった。


  『最後に・・・。

   ますみさんからいただいたこのご縁を
   大切にしたいと心から思っています。
   どうぞ、末永くよろしくお願い致します』


そのとたん、涙がぽろぽろ落ちてきた。
亡くなった彼女が繋いでくれた「縁」に関わる方からの言葉に
感情の堰が押し流された。

8日に電話を受けた時は、友人らと一緒であったこともあり
一旦、感情に蓋をしたらしい。葬儀の席では残された方々の
思いを考えると、泣いてはならないと自分に言い聞かせた。
日々に忙殺されるにまかせ、その後も蓋に気がつかず。

昨夜眠りに落ちる寸前、
「もしかしたら、彼女の死を受け入れてないのかな」
という考えが一瞬頭をよぎり、今日を迎えた。

さっきまで、ひとりリビングで、とめどなく流れる涙を止め
られず、しゃくりあげながら泣いた。あの日以来、初めて
正面から彼女の不在を認めて、泣き続けた。

しばらくそうして泣いていたら、頭の右上側のほうから
光の粒がキラキラ舞い降りてきた(なんのこと^^;?)。

ああ、そうだった。自分の感情に蓋をしたらいけないね。
泣きたいときは泣かなくちゃ。

今日は山盛りの家事をこなしながら、思い出しては泣き、を
繰り返すのだろう。甘んじて、そんな一日を過ごそうと思う。
明日から、彼女の分まで今生を生きていくために。

そうだよ。
生きていたら、こんな日もある。
こんな日も、大事な一日。

 

2007年12月11日(火)
くすぶりつつ燃える!

さて、下記画像、「ニムト」というドイツのカードゲーム。
近頃、我が家のハヤリモノNo.1なのだ。




おもしろいよ、という噂を小耳に挟み、なんとなく購入。
二人でやってみても、いまひとつよくわからなかった。

ところが四人以上だと、アナタ!燃えます(笑)!!

最初はなんかな〜、なんだろ〜?くらいにスタートしたのに
回を追うごとに「ちょっと、待って!待って!!」の連発。
なんというか、くすぶりながら白熱する超単純なカードゲーム。

私はあいかわらずの勝ち逃げ(ニヤリ)で
ゲームの時にはたいがい白い目で見られているが、
勝てば官軍(コレ、死語?)だも〜ん!!

UNO、トランプ、水道管ゲームと名作の並ぶ中、ニムトも
カードゲームの名作に仲間入りが決定。

年末もこれで燃え尽きる予定なのだ。

 

2007年12月09日(日)
笑顔で見送るよ

昨日の夕方のこと。
大切な友人から着信履歴とメッセージが残っていた。

でも、そのメッセージは、本人からではなく、違う番号へ
コールバックをしてほしいという伝言。

急いでコールバックをしなくてはと思いつつ、焦って番号を
控えられない。何度もメッセージを再生する。

ようやく電話をかけて聞いた知らせは・・・
先週電話で話し、会って、退院後の約束をしながら
笑顔で別れた友人の訃報。




『死』というものは、誰もが例外なく迎えるステージで
悲しむべきものではないと理解はしていても、急に目前から
存在がなくなる喪失感には、なかなか慣れるものではない。

ただ、それによって、はじめて認識できる事実が、たくさん
あることに気付かされた。

今度会う時には、あれをいおう、このことを話そう、
それとも事前にメールか手紙を書いたほうがいいかな・・・
なんて、彼女について考えていたことがたくさんあった。
でも、来週退院だし会ってからでも遅くないと自分の
忙しさと日常に、流していた言葉の数々。

もう10年以上前、たぶん11年かな。
NY時代に雑誌の仕事を通して共通の知人に紹介された。
同い年、ミッドタウンの日本料理店で待ち合わせして
初めて会ったのに、お互いのことをとことん話していたっけ。




ますみさん、ありがとう。
私は、あなたが大好きだよ。
約束は有効、そっちに行ってから果たすから、
しばらく待っていてね。

合掌。

 

Yukari |株式会社JOYWOW