ほうじ茶飲話【JOYWOW】
2005年08月08日(月)
オトナの事情
打ち合わせに出向いたら、挨拶もそこそこに「ほらっ!」と笑顔でご印籠をかざされた。もちろん彼女は黄門さまではないので、新しいdocomoの携帯を私に見せびらかした、が正しい状況説明であるが、出し方がまるで印籠だったのだ(笑)。
彼女は私に携帯を見せ、画像解像度がすばらしくいい、オートフォーカスだし、軽いのよとさかんに宣伝する。最後に「でね、FomaだからTV電話ができるのよ」と笑いかける。ここで、すべてを理解した。早く私の携帯をFomaに変えろと催促しているのだ。
実はここ半年ほど、機種変更したくてどれにしようか迷っていたのだが、「コレ!」という決め手がなく、ずるずるとここまできていた。家人が機種変更したら決めやすいかもと何度かそそのかしてみたが、アナログな家人はツーカー並の機能しか求めない&わからないわけで、新機種を選ぶなんてことはとうてい無理な話であった。でも自分だけ選んで変更すればいいのだが、とうぜん変えるならFomaにしたい。だが、誰かがFomaを持っていないとTV電話が試せない。なんだかそれは損した気がする。で、今日に至る。
というわけで、彼女もTV電話をする相手が欲しくて、私に携帯を早く変えろと印籠ヨロシク差し出したわけだ。その気持ちは痛いほどよくわかる。さ、友達を得たのでそろそろ機種変だ!
2005年08月07日(日)
美貌の青空
出演は市川右近、段治郎、春猿、ナビゲーターに古藤芳治、歌姫としてDo As Infinityの伴都美子。永遠の革命家チェ・ゲバラをモチーフに書き下ろされた売野雅勇の新作『美貌の青空』を観に行く。
過日のヤマトタケルで肩透かしをくらった一観客としては、 このリーディング劇にはあまり期待していなかった。 ところがなんと今回、汚名挽回どころか鳥肌が立つほどいいものをみせて貰った。役者うんぬんというより、たまたまこの舞台を通して、すばらしい話を心に刻ませてもらったというのが正しい感想だろう。(余談:歌姫はいなくてもよかったかな〜)
そもそもチェ・ゲバラがどこで何をしていたかぐらいは世間常識として知ってはいた。が、この人が何を目指し、どんな思いで39年間を生き、なぜ金銭や地位でなく最後まで一革命家にこだわって死んでいったのかまでは知る由もなかった。革命家がすばらしいかどうかは私にはわからないし、判断基準も持っていない。ただ、彼の信条に心を掴まれたのだ。
劇中のキーワードとして使われていた、 チェが子供たちにあてた最後の手紙の一節。 「世界のどこかで、誰かが、不正な目にあっていたなら こころに深く痛みを感じる人になりなさい。 それが、革命家の最も美しい資質です」 観劇前には私にもよくわからない言葉だった。 地球には億万の人生があり、この言葉をどう理解するかは 人の数だけ違いがあるはず。ただ、幸せになりたいという思いは みんないっしょなんだと信じさせてくれた舞台だった。
この日、お台場は暑かった。 ZEPP東京の空調は誰を冷やすつもりなのか冷蔵庫なみで、 観劇後のお客さん達はみなひとまわり小さくなっていた気がする。
2005年08月05日(金)
夏の中間報告
先月、昨秋京都で知り合いになった都内在住の女性からメールがきた。ぜひ会いたいという旨だったのだが、先月から予定がかみ合わずやっと会える運びとなった。
彼女の外見は線が細くて色白、涼しげな目元のお嬢さん。 仕事はてきぱきこなすが、内面は恐がりで頑固。 けれど、とても素直で柔軟な部分が見え隠れしている。
直感か、印象なのか、一度しか会ったことのない私に会うため何度もメールをやりとりし、遠いところから電車に揺られてきた彼女の強い意思と行動に敬意を表したい。あいにく予定が入っていたためランチと食後のお茶をご一緒しただけだが、一度しか会ったことがないというのが不思議なほど、ごく自然に会話と時間の経過を楽しんだ。きっとこれからも折々会うことになるのかなと、そんな予感でしめくくられた夏の午後。
彼女と別れた後は、打ち合わせだの、飲み会だのが都内であり、 ハプニングとともに楽しい時間が過ぎていくことになる。
なんというか、不思議で楽しい日々が続く2005年夏。 忙しいけれどもわくわく〜で、すばらしくいい感じなのだ。
2005年08月03日(水)
おしごと満喫
朝から代官山で研修講師の日。
若い人たちに向かって話をするといっても、おおよそはこちらが一方的に話をしているが、参加者の反応を感じながら言葉と気を飛ばし、それに応えてくれるたくさんの気をおかえしに頂いている。 こんなに楽しい仕事をしていていいのだろうか?と ふと考えてしまうほどなのだ。
成長していく人たちに何かを伝えられることは本当に楽しい。 もちろん仕事として受けているわけなのだから、内容はクライアントの意向に沿ったプログラムを企画・実施する50:50の関係だ。にもかかわらず、研修後にみなさんから受けてよかったという言葉を頂戴するたびに申し訳ないほど恐縮する。何かを伝え、感じ取ってもらえるこの機会をもらえたことに、こちらこそ大きな感謝をしているからだ。あえていうなら「私ごとき」の人間が若い人たちの役に立てることが、嘘偽りなくありがたい。
日々、これ、感謝。 みなさん、ほんとうにありがとう。
2005年08月01日(月)
おすすめの一品
8月開幕、明日からは「残暑お見舞い」となる。 今年は一分でも多く夏を満喫せんがため、ぼけぼけせずに仕事をこなしているエラさである。
ところで、最近我が家では「日本手ぬぐい」が一大ブームとなっている。タオルに比べ、軽くて速乾、使い心地が抜群。夏場の雑事中、汗拭きのため首に引っ掛け、キッチンのお手拭に、外出先での日よけ(!)、酒瓶のラッピング、友人への挨拶手土産にと、ひっぱりだこなのだ。浅草や、歌舞伎鑑賞に出かけた折に数枚ずつ購入してくるのだが、最近の手ぬぐいは色柄も豊富で選ぶことからして楽しい。
日本人に生まれてよかったなぁ・・・なんて、 手ぬぐいに頬擦りしながら過ごす夏。 うーん、渋いっ。
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