ほうじ茶飲話【JOYWOW】
2005年05月03日(火)
靴を磨く
ビジネスマナーや外見力を語る本は数多くあるが、靴を磨くことの重要性を示唆する本にはあまりお目にかからない。なぜだろう。見落とされているのか、そう重要だと思われていないのだろうか。
初めての人に会う時、思うより足元に目線がいく。 例えば素敵な接客をしてくれた相手の靴が薄汚れていたり、美味しいレストランでウェイターの靴の踵が右に傾いて磨り減っていたり、仕事相手のブーツの踵がささくれていたり、高い役職に付いている方の靴に傷がついていたりするのを目にすると、哀しい気持ちになるのだ。
そういう状態の靴を履いて誰かに対峙するのは、相手を軽んじているのと同じこと。履いているあなたの鈍い感性をさらけ出していることになる。どうせ仕事だからと軽く考えていたり、そんな細かいことと高を括っていないか。一期一会。あなたが会うその人とは、今日が最初で最後かもしれない。だとしたら、これ以上出来ないというほど落ち度のない自分で相手に対峙する意識を持つべきなのだ。 それこそが今日会う人への礼節の一歩。 手始めに、靴を磨こう。
2005年05月01日(日)
5月
毎年同じように感じるのだが、5月になると急に気分が高揚する。ハイテンションになるわけではないが、木々の新緑が目に眩しく生物が活発に動き始め、湧き上がる新しい力のようなものを体の内側に感じるのだ。
混んでいる場所が苦手だし、GWにどこかへ行く予定はない。自宅で仕事を片付けながら、普段出来なかったことに精を出す。BGMは友人Zonoがデモ用に作ったボサノバCD。これが耳に心地よく、机に向かっている間はずっと流しっぱなし。さすが玄人。 そのうちデビューするはずなので、その時はよろしくお願いします!
2005年04月29日(金)
みんなの笑顔
中学時代のプチクラス会に出席する。 もともと仲良しなクラスであるけれど、かれこれ30年近くになるのか、卒業してすぐ他界したクラスメートのため4/29に声を掛け合って墓参を続けてきた。GWの始めの日なもので、帰国後は出そびれていたのだが、やっと参加できた。この日揃った10人ほどの顔ぶれのうち、一番間近に会った二人は13年前の親友の結婚式で、他のメンバーとは17年前のクラス会が最後。 久々に会った感想はといえば、自分も含めみんな相応に老けていくものなのだと実感。うち数名とは小学校二年生のときからの付き合いで、現在会社社長となったらしいM夫とは、八百屋さんごっこをした思い出を共有している。7才の時の話だものね、一体何年前なんだか。笑。
何年ブランクがあろうとも、昨日も会ったかのような空気に馴染んでしまうのが、「あの頃のともだち」なのかな。元気なみんなと再会できて、とーっても嬉しい一日だった。 また会おうね!
2005年04月28日(木)
そりゃそうだけど
会社に着ていくスーツを何着か買うので、一緒に選んで欲しいと30才になる妹分にせがまれ、横浜に出かける。
一軒の店にいいスーツがあり、そこで買うことに決めた。彼女が試着をしている間にみていたパンツが気になり、私もつられて購入。支払いの段になって、私に向かって販売員さんが「スーツとパンツで合計\79,800になります」と、にっこり電卓を掲げた。「会計は別でお願いします」と告げると「あ、すいません!微妙だと思ったんですよねぇ」と苦笑している。
まさか親子だと思ったのか??そりゃないにしたって、妹分の保護者に見られたのは間違いあるまい。いわれてみればそうだけど、でもねぇ・・・「苦笑い」だよね。
2005年04月26日(火)
着る言葉
今読んでいる本に、服装評論家の河原淳さんの言葉を見つけた。
『服装は、社会的には”着る言葉”である』
私もよく研修で「服はあなたの名刺です」と話すのだが、高い服、ハイセンスなものを身に着けろといっているわけじゃない。服は一目でわかるその人のアイデンティティであり、私はこう生きているという表示なのだ。とっかえひっかえ新しいものを買う必要はない。同じ服でも組み合わせや、靴・カバン・アクセサリーの合わせ方でいかようにも印象を変えられる。「組み合わせなんかわかんないよ」とぼやくなかれ。まずは雑誌でも街で見かけた人でもいい、真似から入ろう。人真似をして、それが自分のものになったら、自分のテイストに変えていくことが出来る。
人生と職業と、自身を表す服装のコーディネイトを楽しんでほしい。その際、常に守るべきお約束は「靴を磨くこと」「清潔なものを着ること」そして「TPOをわきまえる」こと、だ。 これらについては、また後日続編で。
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