株式会社JOYWOW
ほうじ茶飲話【JOYWOW】
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2005年04月24日(日)


人参をぶら下げて仕事する

アレもコレもとAmazonで一気に注文した本が、今朝配達された。

私にとってオンライン書店は必要不可欠だが、目当てが決まっておらず「こういうくくりの本」というだけで探す場合、相当な時間を費やしたり、賭けの要素が強まる弊害がある。今回購入した本は、まさに広義に受け取られるくくりなのであまり絞込みも出来ず、短時間勝負、第六感だけで選んだ。すべて仕事の資料として購入したものだが、パッケージを開いて13冊それぞれをぱらぱらめくってみる。今回は当りがいい。うずうず!読みたい!

そういう日に限って、仕事はパンパンに詰まっている。
本棚に入れている余裕もないので、床に積んだまま置いている。
たまに後ろを振り返り、本の山を確認して自分を慰める。
どう頑張っても明日の夜までは開けそうにないので、
ここに無念な思いを綴ってみた。はぁ・・・
さぁ、仕事しよっと!

 

2005年04月22日(金)
たまの電車は世相が見える

湘南新宿ライン。
新宿、渋谷から田舎に向かって最速一直線に向かう電車。
早めの夕刻、朝一から打ち合せ尽くめだった私は
グリーン乗車券を購入して下り線に乗り込んだ。
渋谷駅から学ランを着た中学生が乗り込み、ナナメ前方の席に座る。なんとこの坊やはグリーン定期券で通学しているじゃないか。
恵比寿から高校生らしきブレザーの制服を着た女の子が通路をはさんだ隣に座った。検札にきた乗務員にその場でお金を払っている。JR東日本普通列車グリーン券は新しいシステムになったため、車内でグリーン券を購入すると割高になるのだが、彼女にとってはかまわないことなのだろう。
大崎から乗って来た私服の男の子も中学生くらい。みんなあたりまえのようにグリーン車に一人で乗り、くつろいでいる。

親の顔が見てみたい。
「子供がお勉強やお受験で疲れてかわいそうでしょ、だからグリーンで通わせているんですのよ〜」なんて声が聞こえてきそうだ。
こんなことで本当にこの子たちは自分の力で立っていけるようになるのだろうか?

 

2005年04月20日(水)
心がささくれちゃうよ

天候晴れ、時刻はいまだ明るい16時頃、駒沢通り沿いの学芸大学信号が赤で停車。真横の歩道で自転車を停めたオババが不審な動き。と、思っていたら、あれよという間に街路樹として植えられていたクルメツツジを引っこ抜き、何食わぬ顔で持ち去った。

ねえ、おばちゃん。
それって、どろぼうなのだけれど。

 

2005年04月19日(火)
夏の準備

お遣い物を探すために渋谷西武に立ち寄る。
ふと、何の気なしにスイム・パラダイス(水着売場)に足を踏み入れた。まばゆい水着たちにかこまれてくらくらしていたら、素直に笑顔が美しい販売員さんに気持ちよく接客され、あっという間にお買い上げとなった。甘い言葉と笑顔にほだされたわけでなく、経験に裏打ちされた距離感と押し付けがましくない接客が爽やかで、買わないという選択肢が消えてしまったのだ。

ところで今回の水着は私にとって14年ぶりのMade in Japan製となる。外国製に比べるとクオリティーは天地の開き、芸の細かさと縫製の確かさにうっとりとしてしまい、予定外の買い物商品に幸せをもらってしまった。

私事だが、この10年間ほどビーチではビキニしか着ていない。断っておくがナイスバディというわけじゃないし、みせびらかしたいなんていう思い上がりは一切ない。ただ、ワンピースや体のラインが隠れるセパレーツタイプの水着は、どうにも恥ずかしくて着ることが出来ないのだ。言語化することがとても難しいのだけれど、真夏の海辺で身体を隠すことのほうが、かえって妖しさや自意識を過剰に感じさせる気がしている。

10年後にも同じスタンスかはさすがになんとも言えないけれど(笑)、欧米のご年配女性たちはいくつになっても素敵にビキニを着こなしてリゾートライフを楽しんでいる。日本人である私もそれを手本に、気取らず美しく、慣例をぶち壊す老齢を目指そうと画策しているのだ。

 

2005年04月16日(土)
長らくのオチ

取れないと諦めていた勘三郎襲名披露四月大歌舞伎、
突如手に入った一等席券!
きらきらに喜び勇んで、友人らといざ歌舞伎座へ。

京鹿子娘道場寺の白拍子花子役勘三郎、そのままスーパー歌舞伎に出してしまいたいほどのアップテンポさに目を奪われたり、苦笑したりだが、勘三郎なので許してしまう。これが売れっ子の得であり徳なのだろう。

ところで、昔々茶飲話にも取りあげた春日八郎の「お富さん(昭和29年の大ヒット)」、♪粋な黒塀見越しの松に仇な姿の洗い髪 死んだはずだよお富さん♪これが歌舞伎演目「与話情浮名横櫛」のストーリーを流行歌としてリメイクしたものと、この日の舞台で初めて知った。きっと母や叔母が口ずさんでいたのだろうと推測するが、意味のわからない記憶の中の歌にやっとオチがついたらしい。

というわけで今回の歌舞伎も◎。

 

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