ほうじ茶飲話【JOYWOW】
2005年04月01日(金)
素適な大人になってね
今日、幼馴染の娘Aの入社式に列席し、午後にはビジネスマナーの研修講師としてAの前に立った。振り返れば、21年前の今日、彼女の母である幼馴染の結婚式の司会を務めていた。
30年前、自分たちがいつか大人になることはわかっていたけれど、仕事をしたり、人の親になるなんてことは、想像の外だった。時を重ね、それぞれが選んだ道にある出会いや別れを見つめていたら、いつのまにか私たち、そしてその子供までもが大人になっていた。
Aを含めた新入社員と道を歩いていたら、ウェディングドレスの専門店があった。いつかこの娘もこのドレスに袖を通す日がくるわけで・・・なんて感傷に浸っていたら、Aが15-6年ほど昔のことを思い出し始めていた。いやいや、まずいよ、そりゃ(汗)。私が彼女の人生を知っているのと同じとは言わないが、Aもそうとう私の人生を垣間見ているはずなのだ。そんなに思い出さなくていいからね! 思わず、話題を変えてしまった昼下がりとなった。
2005年03月29日(火)
こーちゃん、最高!
池端慎之介主演の「越路吹雪物語」を観に行く。宝塚歌劇団出身、戦後のミュージカルやシャンソンの世界で君臨した女王様の人生を綴るお話。以前から一度ピーターの舞台を観てみたいと思っていたが、ようやく実現。どんなに忙しくても、こういう時間だけは何を削ってでもひねり出す。
さて、S席で3階席というとんでもなく大きな劇場で、ステージの熱は伝わってくるものの、オペラグラスを忘れるという失態を犯した私に出演者の表情はほとんど判別がつかない。幕間にプログラムを購入し、やっとイメージを掴む。あの当時の衣装のラインや色使い、すばらしかった。もともと所作の美しいピーターでもあり、迫力と豪華さで越路吹雪にひけを取らない。ぴたりと役柄に重なっていた。
でもなにがすごいって、歌うそばから情景がわきあがるピーターのあの気迫と歌声、存在感。 表情が見えようが見えまいが、そんなことは問題外。 そしてまた本日も感涙にむせび、感動に包まれて劇場を後にする。 時計に目をやる。 うわっ!!次の約束に間に合わないっ、きゃ〜〜〜っ! ハイヒールで駅まで全力疾走。内股の筋肉が・・・・痛い。
2005年03月26日(土)
こんなに好きなのに
趣味ではないが、実は、胃薬を飲むことが好きだ。 我が家の胃薬はずいぶんと昔からの指定銘柄である。 微粒だし、後味爽やか、よく効くと、文句のつけようがない。
今宵久しぶりに胃薬を飲み、この上出来な薬の状態に いつものように感動し、家人に向かって感想を述べた。 「これさ、本当にオイシイ。私、太田胃散大好きだなぁ」
家人は淡々という。 「どんなに好かれても、名前間違えられちゃ、 胃薬も浮かばれないでしょ」
・・・ん?はっ!・・・・そうだった!! うちの胃薬は大正漢方胃腸薬だった。
2005年03月23日(水)
威風堂々
中村勘三郎襲名披露、昼の部を観に行く。 で、今回のオドロキは松本幸四郎。 今までは、歌舞伎役者というよりも、松たか子と染五郎の父、 ラ・マンチャさん、柳澤教授、ギャルソンという認識だったが、 平家女護島で俊寛を演じる姿に釘付となり、「あ、松本幸四郎さんってこの人だったのね」と認識違いを悔い改めた。 桶は桶や、歌舞伎舞台にいる俊寛・幸四郎の背後には王様のレストランもアマデウスも浮かばなかった。見事!
そうそう。幕間に通路に立ちはだかって写メ(携帯のカメラをこういうらしい)を振りかざすおばさまたちの、他を省みない堂々とした立ち居振舞いも見事にあっぱれだったことも付け加えておく。
2005年03月21日(月)
ふと
PC前で仕事をする三連休。 ふと、BGMを山下達郎に変えた。 変えた後に「あ、春なんだ」と気がつく。 無意識なのだけれど、冬の間はTATSUROの出番が一切ない。
早く仕事を仕上げて、気分もうららかにしなくちゃね!
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