ほうじ茶飲話【JOYWOW】
2003年12月09日(火)
距離感のない舞台
もう8年程前になるがスペイン人の友人から、彼女のお姉さんの 舞台があるので、見に来ないかとチケットをもらった。 フラメンコ。それまで一度も観たことはなかった。 場所はイーストビレッジのこじんまりした劇場。 120人程度で一杯になってしまうようなところだ。 全員で10人ほど、メインのダンサー5名は熟年の域。 ダンサーの呼吸、刻むリズム、したたる汗の音。 すべてをごく間近で見て、聴いて、感じたその一時間半。 踊り手の迫力と熱さに言葉を忘れた。 血が騒ぐという感覚を知った。フラメンコのリズムは、 日本人が本能として持つリズムに呼応しているのだ。 その夜から、私はフラメンコが大好きになった。
日本でも機会があれば、フラメンコの舞台を観にいっている。 でも、あの日のようにダンサーを感じることが出来る舞台には あたらない。そもそも日本では、そんな距離感のないステージで いい舞踊団の公演を望むべくもないのだが。
2003年12月08日(月)
直視拒否
ついこの間、2003年になったなんて思っていたら もう年の瀬になってしまった。 例年になくあわただしい日が続いているが、 年末年始気分には程遠い。
当面の問題は、この茶飲話のタイトルをどうするか、だ。 つい2003なんぞとつけてしまったから、考えてしまう。 私の性格を考えれば、すんなり年号削除で落ち着きそうだが それもちょっと芸がなさすぎか? そんなタイトルで悩んでいる間に日々の日記の更新でしょと、 自分につっこんでみるが、更新よりもタイトルに意識が向きがち。 試験前日についしてしまう引出しの片付けとか、 締め切り前につい始めてしまった大掃除をしているような、 そんな気分に似ているのだった。
2003年12月07日(日)
健康的?かも
昼前、首都高速湾岸線を横須賀に向けてハンドルを握っていた。 川崎の料金所の手前で、バイクの集団と遭遇した。 なんと、どこからみてもそうとしか形容できない暴走族!だった。
25台前後すべて、排気量250ccクラス。 高めの音階でぶんぶんうるさい。 さほど改造されていない。従って10代のコドモたちだ。 料金所はフルスロットルで駆け抜けて、タダ通行。 ナンバープレートは地面と平行になっているため認識不可能。 特攻服は着ていないが、ステッカーや身につけているグッズを 見ると、かなり憧れているのは見て取れる。 関東の端、かなり田舎のほうから「湘南でも行ってみんべぇ」と お天気に誘われてやってきたに違いない。 三車線あるうちの左二車線はゆっくりと走る彼らに占領され、 係わり合いを持ちたくない乗用車は右端をそっと通り過ぎる。 誰の目から見ても、まったく迷惑。道交法違反の集団。
でもね。 普通のなりで普通に生活していて、突然キレて 人を殺してしまったり、日がな一日コンピューターの前に 座っているより、彼らのほうが何倍も健康的に生きている。 形はどうあれ、好きなことがあって自己主張しているんだから。
2003年12月06日(土)
紅葉
越冬準備万端なのに、今年の冬は過ごしやすい。 ありがたいが、ちょっと肩すかしをくったような気もする。 周りの山々の紅葉も第二ステージに入り、 濃く深い秋色のグラデーションに変わった。 銀杏の黄金色を楽しめるのもあと一週間ほどだろうか。
日本の紅葉が曇天にひときわ冴えてみえるのは、 いったいどうしてなのだろう。 あか、きいろ、ちゃいろ、だいだい。 こんなことを考えている時、日本人であることを嬉しく思う。
2003年12月04日(木)
心と言葉
「・・・心が寄り添わないと言葉は添わないですから」 翻訳家・鈴木仁子さんの言葉。
11月末でe塾コミュニケーション・コース二期が終了した。 ひとつの題材を軸に、それまで存在さえ知らなかった人たちと メールだけでやり取りをしていく。肩書きもなにも通用しない環境。 そこで二ヶ月の間に交わされた、何千というメールたち。 その中でも読まれる、心に響くものには共通点が有る。 そのメールに 心が込められているかどうか。 本音で語られているかどうか。 それだけなのだ。
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