ほうじ茶飲話【JOYWOW】
2003年10月17日(金)
深夜の急患室
数日前、深夜に胃痙攣を起こし、急ぎ救急車での搬送となった。 今回は、ずっと続いていた多忙な日々と、 神経的な疲れが原因の胃痙攣だったため大事には至らず、 検査と点滴一本で帰宅することが出来た。 点滴を打たれている間、カーテンの向こう側では当直の医師と、 血管を探せずに二箇所も私の腕に太い針を刺したナースが けらけらと大声でおはなしをしていたが、 痛みを堪えるのに必死だったおかげで、内容はわからなかった。 痛くなかったら、TPOに関して教え諭していたにちがいない。 彼らは運がよかったんだろう。 そういえばこのナース、 「採血してもいいですか」「点滴打ってもいいですか」 「血圧測ってもいいですか」と、全部質問形式でしゃべっていた。 いやですといわれたら、やめるのだろうか?
けして病弱ではないし、大きな持病もないのだが この年で、すでに4回も救急車への乗車経験があるというのは 多い気ような気もするが。ま、これもいい経験。
2003年10月16日(木)
教育してください
仕事柄、宅急便がよく届く。 なかでもクロネコヤマト(以下ヤマト)とサガワ急便は ほぼ毎日だ。ヤマトは担当者が決まっていて、 荷物の9割以上は配送担当者が配送・集荷をしてくれている。 ミスはほとんどない。いつも懇切丁寧、態度もばっちり。 一方のサガワ。個別の担当は決まっていないようで、 我が家を訪れる担当者は三名ほどいるようだ。 所詮、サガワさんだから・・・と、諦めている現状。
さて、本日。玄関先でインターホンでなく、ドアに向かって 苗字を叫んでいる人がいるので、ドアを開けた。 サガワのニューフェイスさんだった。 女性、年のころは私より少し若いくらい。 彼女はにーーーっこり笑って伝票を手渡し 「裏からきちゃったんですよぉ、まっててください」 と、バタンとドアを閉めて出て行った。裏?え? なんと新しいサガワさんは、裏からうちの庭によじ登り、庭を つっきり、閉まっているドアを無言のうちにむんずと開き ボックスを差し出した。あっけにとられて動作が止まっていた 私は、ふと我に帰り、サインするためのペンを借りた。 ペンを受け取ろうとするが、取れない。おおっと、 彼女がぎゅうと握っている。三度目でやっと放してくれたが。 そして彼女は何事もなかったように、うちの玄関を出て、また 庭にまわりこみながら裏まで突っ切り、段差1.5メートルの敷地 から道路に飛び降り、車に戻った。
なんか、怪しい人すぎる。 サガワさん、パートさん雇うのはいいけれど、 もう少しきちんと教育してくれないと困るんですけれど。
2003年10月15日(水)
好きで好きでたまらない
今、歌舞伎が楽しくて仕方がない。どうしてこんなにも 好きなのか、自分でもわからない。好きでたまらないのだ。 今日は、夏に見逃した中村勘九郎率いる「平成中村座」の 公演を観にでかけた。来ている客をとことん楽しませようと 売店から誘導、解説方法、舞台演出に至るまで、あらゆる 手段を用意し、仕掛けてくる。もしもあなたがまだ、 歌舞伎もこの中村座も経験していないのなら、早起きして 当日チケットを買いに出かけてでも観ることをお薦めする。 これはね、本当にすごい舞台なのだ。
人情話や泣かせの場で泣くことはあたりまえだが、 今回は見せ場や大詰めの大見得を切るあたりで涙が ぼろぼろとこぼれてきてしまった。 見得の思い切りのよさや技術もさることながら、歌舞伎役者の 人力(ひとぢから)にぎゅっと胸を掴まれてしまったのだ。
例えば。モダンバレエは感情を表す踊りだが、その感情は 技法だけ習得しても内面が熟さなければ表現できない。 歌舞伎もきっと同じに違いない。 ルールとしての技法であるのに、誰がやっても同じ というわけにはいかない。人力を伝承するすばらしさ、 確かさ、強さもひっくるめての芸なのだ。
今年はいったいいくつの歌舞伎舞台を観たのだろう。 歌舞伎にめぐりあえたことにとても感謝している。
2003年10月12日(日)
募金インフレ
私の住む町では、町内会へは任意の参加になっている。 入る特典はといえば、意味不明だが町内会費が自動的に 集金されたり(笑)葬儀方面で使う自治会のホールを半額で 借りれたりすることらしい。15年も入らぬままのご近所さん もいるし、支障はないのでうちも入っていない。 代わりに、行事があるごとに近所に住むおじさんが 集金人としてまわってくる。お祭りだ、寄付だ、なんだと 毎回一律500円を領収証と引き換えに払っているが 地域の義務として、それはまったく異論がない。
さて、今日も朝からおじさんが、赤い羽根共同募金の集金に やってきた。今回ももちろん500円を請求された。 ここで「?」である。 共同募金って、いくらでもいいんじゃなかったっけ? 小学生の頃は30円程度だった記憶があるけれど、 今じゃ16倍とは、なんともすさまじいインフレだ。 お金が惜しいわけでもなんでもないのだが 最低額が決まっている募金というのは、なんだか味気ない。 かわりにもらった赤い羽根は、昔のピンタイプでなく 両面テープがついたさみしいものだった。 安全性とかいろいろ法律がうるさいんだろうけれど しみじみ、ほんとに、味気ないったらありゃしない。
2003年10月11日(土)
テーブルという工芸品
柿の木坂にある工芸店にテーブルを見に行った。 テーブルといっても、新たに出来る学問所用の大きなものだ。 無垢材のしっかりとしたテーブルを設置するために 一目惚れできる製品を探しているのだ。
今日のお店は北海道に工房があるお店で、オーダーメイド ではなくても発注から納期まで一ヶ月を要する。 木肌独特のやさしさのせいなのか、どの製品を見ても ついさわりたくなるような代物ばかり。 こんなテーブルはきっと、縁ある人の傍で、例えその人が いなくなったとしても誰かの生活を見つめていくはず。 百年も二百年も日々を繰り返し、 時と誰かの思い出を積み重ねていくのだろう。
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