株式会社JOYWOW
ほうじ茶飲話【JOYWOW】
ほうじ茶飲話 INDEXPASTwill

2003年08月25日(月)


マーガレットの怪

春先の茶飲話にも書いたが、我が家の庭には
ピンク・マーガレットの鉢がみっつある。
マーガレットは挿し芽で増やす植物なので、
たぶん同一の株から育ったはずだ。
我が家での生育条件も同じだった。
にもかかわらず。

鉢Aはなにをやっても虫がつく。すぐ隣にあるふたつの鉢
にはなぜか移らない。花も結局一度の開花で終わっている。
鉢B、鉢Cは夏直前まで同じ成長速度で数度の開花を迎えた。
ところが冷夏に入ってからというもの鉢Bは葉の成長と開花を
ぴたりと止めた。日差しの強い今になっても同じ状況。
鉢Cは誰にも止められないほどの成長ぶりで、A/Bの三倍近い
葉のひろがりと活力。現在も何度目かの満開中。

同じ枝から育てられても、これだけの差が出てしまうことを
個性というのか、抜きん出ているというのか、虚弱というのか。
鉢を見比べては熟考することが、この頃の日課である。

 

2003年08月23日(土)
思い出のマクドナルド

たまたま目にしたマクドナルドのCM
スモークドビーフサンド『ニューヨーカー?』編
思わず「が〜〜、うそっぽーいっ」と口をついて出てしまった。
んー、嘘だからCMとして成立しているわけなのだけれど。
実態とあまりにかけ離れすぎていて、背中がかゆかゆになった。

まず、ニューヨーカーはあんなに洗練されていない。
みんな体裁は気にするくせに、都合よく自分の行動を
人が見ているわけがないと信じているし。
そしてなにより米国のマックは超まずい。なんたって、
味がなにもついていない。味が欲しければ
ペッパー&ソルト、ケチャップ、マスタード、マヨネーズ等々
自分でやればいいでしょ方式。パンもパテもまずいし
バリエーションもない。いつも一緒のメニュー。
それでも米国人にとっては愛すべきふるさとの味だと思うが、
日本人には合わない。LAでオーダーしたバーガーを一口齧って
捨てた友人がいる。それほどひどいのだ。

日本と味が違うのはマックばかりではなく、ケンタッキーも
サブウェイもスバロウもぜーんぶぜんぶ別物だ。
どれもこれも、NYの初期時代に味わったまずさがいまだ
口に残っていてどこにも入る気がしない。
日本人は、それと知らずにとても贅沢な生活を送っているのだよ。

 

2003年08月21日(木)
美しい言葉

本棚に「すぐに役立つ手紙の書き方」という本がある。
手に取ったこともなければ、開いたこともない。
私の本ではない。多分、NY時代のルームメートが日本から
持ってきていた本なのだろうが、なぜか私の手元にある。
ただこの本、どこを探しても発行年月日が見当たらない。
出版社はつばめ書房。もうないに違いない。

なかの文例集を読んでいると、もう今ではまったく使われない
耳にもしないような美しい敬語や丁寧語がざくざくでてくる。
最初の章の「手紙を書くときの心得ときまり」という項に
箇条書きで9つの注意がある。そのうちのひとつ、
「敬語は正しく使う」を紹介する。
断っておくが、いたってまじめな本だ。

『最近、敬語の使い方がたいへん乱れています。特に奥様方に多いようです。なんでも「オ」をつければよいというものではありません。意味のない敬語の連用はやめましょう』

笑ってしまった。なんという時代のずれ。まえがきを読んでみたら
「最近、電話がいちじるしく普及した結果、手紙をかけない人が
多くなっています・・・・」という一文があった。
いったい、いつ頃の本なのかと探して手がかりを見つけた。
どうやら1959年あたりに発行されたもよう。
なるほど。美しい言葉でつづられた文例ばかりで当然だ。
この時代は本当によかったのかもしれない。
へたな本よりずっとためになる。大事にしよう。

 

2003年08月20日(水)
さよなら Gramercy Park Hotel

グラマシー・パーク・ホテル
1983年開業、マンハッタンの閑静なエリアにあるホテル。
ちっとも綺麗ではないのだが馴染み深いホテルで
オールドスタイルなバーには、なにかとよく出かけたし
そこでの不思議な出会いもひとつふたつではない。

なんとこのホテルが一年前にスティーブG.という
ロキシーなどをプロデュースしたパーティーキングに
買収されていたことを今日知った。
彼は、この趣のあるバーをニューヨーカーが盛装して
出かけられるクラブに改装してしまった。
夏期は水曜だけの営業、その名はコバルト・クラブ。

永遠に形を維持することが出来ないと理屈でわかっていても、
自分の愛していたものが変わっていく事は
やはり身が切られる思いがする。

 

2003年08月19日(火)
聖人ゆえの苦労

先週金曜から毎日「あさってには晴れ」という天気予報を
見続けている。今朝は木曜には晴れる予報だったが、
今見たら金曜日に変わっていた。
むぅぅ、ぶちきれそう、だ。

が、ここはひとつ大人になって、閑話休題。

若い僧侶と車の話をしていた時のこと。
彼は私の車について「レトロで、私はとても好きですよ」
と語った。・・・レトロって、別に私の車は昔懐かしいほど
レトロではない。古いデザインをもじったものでもないし
いったいどこを指してレトロと形容しているのか
思いあぐねた。彼が去ってから突如「!」納得。
彼は「レトロ」の意味をはきちがえているに違いなかった。
どのようにかはわからないけれど、それが一番自然な答えだ。
袈裟を身に着けていると、みな知識や徳望がすぐれている
ように思えてしまうのだが、それはこちらの勝手な思い込み。
思い込まれる僧侶の方も、きっとそれなりに苦労が
あるに違いないよね。

 

Yukari |株式会社JOYWOW