株式会社JOYWOW
ほうじ茶飲話【JOYWOW】
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2003年05月25日(日)


落し物観察

自然と共存する、美しい閑静な住宅街。
瀟洒な家々、立派な門構え、手入れの行き届いた花々。
ご近所づきあいはつかず離れず、犯罪率もごくわずか。
そんな町に、私は住んでいる。

  ・・・はずなのだが。

そのへんにごろごろ犬のウンチくんが転がっているんだ、これが。
おっきいのやら、ちっちゃいのやら、形がないものまで。
飼い主さんは見かけ上、ウンチ始末セットを持ち歩いている。
が、「誰もみてなきゃいいか」な人も、結構いるってことだ。

ウチの前を行き来するワン様たちは、ラブラドール、
レトリバー、アフガン、ドーベルマン、ボルゾイ・・・と、
体格も値段もご立派な犬種で、飼い主さんの見かけもしかり。

  ・・・なんだけどねぇ。

置き去りにされたウンチくん見てると、愛犬の栄養バランスや
健康状態に気を配ってないことが一目瞭然だったりする。
そういうのを置いていくって、恥ずかしくないのかな。
どうせなら、ぷりぷりに立派なモノを見せびらかすくらいの
気持ちで転がしていって欲しいよね、うん。

 

2003年05月24日(土)
ブランド・コンプレックス

独身女性の友人が合コンに参加した。
どうだった?と尋ねるや否や
「ダメダメダメダメ、ダメですよぉ〜〜〜(笑)」と即答。

30前後の男女5名ずつ、男性は全員がK省国家公務員。
地図とか気象、乗り物関連を束ねている、
そう、あの、元女優さんの省にお勤め。
男性陣を束ねていた32才Aくん、これが曲者だったらしい。

Aくん曰く。
この省に入ることは非常に難しく、かなりな努力を要した。
≪受かったボクは優秀、天才、勝者♪≫
民間人はよくわかっていないが、現在省でやっている
プロジェクトを民間でやろうとしたって絶対に無理。
≪ボクは、そこの省の係長でお国の役人♪すげーエライ♪≫
自分は省で出世し、ゆくゆくは天下りをするのでよろしく。
≪こんなボクと知り合えて、君たち光栄だろ?≫

こんな彼と付き合うのは、いったいどんなコなんだろう。
ブランドと肩書きさえあったら人間性は問わないもーん!と
言い切れるような、ある意味、潔いオンナノコなのかもしれない。

思えばこの彼も、私たちの税金で雇われているわけで、
なんともかんとも、脱力感に満ちてしまった。
でも、32才じゃ、まだまだ省内じゃ一兵卒。
彼もどこかでえばりたかったのかもね。

 

2003年05月23日(金)
そういえば

ないと思っていたのだが、中学一年生の秋に
しっかりと『家出』の経験をしていた。
ある夜、とても不条理な叱り方を母にされて
着の身着のまま飛び出した。
行くあてもなく、たどりついた先は
自宅から徒歩20分の公園。
30分くらいブランコに座っていたが
やることもないし、仕方ないので帰った。

家に帰ったら、もちろん大騒ぎになっていた。
親戚に加えて、帰ってこないはずだった父までもが、
そこにいた。・・・その後なにがあったかは覚えていない。
ただ、父はその夜の帰宅途中、なんと高速道路で
スピード違反で捕まったのだが、事なきを得た。
「娘が家出をして、帰る途中なんですっ」と、
切羽詰って訴えたら、早く帰れと見逃してくれたらしい。

後にも先にも私の家出騒動はその一度きりだが、
父はスピード違反で捕まる度に、上のセリフを使っていた。
勝率がどんなものだったかは訊いた事がないが。

 

2003年05月22日(木)
おとうさんたちの秘密

昼前に少し時間が空いたので、
山の上にあるゴルフ練習場に出かけた。
実は見かけによらず、さほど腕力がない。
午後の仕事に備えて左腕が痙攣しない程度にと
自分にいいきかせてスタート。

山に向かってスコーン、スコーンと打っていく。
ようやく回復した天候も手伝って、汗が流れだす。
一球打つごとに、なんだか10グラムずつ
心が軽くなっていくような感じがする。

80球あたりで、ふと我に返って周りを見回すと、
平日の午前中にもかかわらず、
打席を占めているのはマダムではなく、
圧倒的多さで40代後半から50代前半の男性ではないか。
たまに己がショットに酔いしれながら、
おとうさんたちは無心に無邪気に、クラブを振っている。

邪魔をしてはいけないような気がして、
帰り支度をしてそっとその場を離れた。
覗き見してしまったような、
そんな、この後ろめたさはなんなのだろう(笑)?

 

2003年05月21日(水)
変わらぬもの

久しぶりに東京・原宿の表参道を歩いた。
20代のほとんどを過ごした場所。
明治神宮への参道として、大きな欅並木が続く
あの道が大好きだった。

表参道のシンボルともいうべき同潤会青山アパート
20年近く前から進められていた再開発工事着工のため、
とうとうアパート全体にかこいが立てられていた。
ショップも、カフェも、道行く人も、あの頃とは違う。
街も人も時を経て、世代をかえながら変貌していく。

何がどう変わっていくとしても、欅並木だけは変わらずに
これからもずっと、ずっと、あのままでありますように。

 

Yukari |株式会社JOYWOW