紫
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山に関して全幅の信頼を置いている友の企画で、生駒山を縦走してきました。
以前から、ちょっと気になっていたコース。
ありがたくお誘いがかかり、約14キロを歩きました。
もちろん、六甲縦走のトレーニングも兼ねて。
生駒山。
これまでも、何度か登ったことはあるのですが、縦走は初めて。
いったいどれくらいの距離があるのかも知りません。
てくてく、てくてく。
ホンとにてくてく歩きました。
途中、休憩スポットで振り返ると、最初に登った生駒山が見えました。
振り返るたびにどんどん遠くなる生駒山。
わぁっ、もうあんなに遠い!
途中で、リーダーの作るラーメンのご相伴に預かり、なんだかあやしげな宗教団体の本部を通り、無線ジャック?の車を何度か見かけ。
楽しかったな。
帰りは、少し歩くことに飽きてきて、個人的にだらだら、あくびと闘いながらくだりました。
最終は、鶴橋の温泉でちゃぷん。
それから、居酒屋へ。
楽しかったな。
ホント。
久々に、東海自然歩道を歩きたくなりました。
また、企画、するかな。
おやすみ。
昼ごはんはカレーライス。
肉は入っていません。
代わりに、鯖の缶詰が入っています。
祖母が、母が子どものころによく作ってくれていたのを、最近になって思い出したそうです。
「懐かしいなぁ」
そう言いながら食べる母。
肉キライな私は、肉をよけて食べる必要がなくて、ラクチン。
「お父さんは、辛いカレーが好きやったなぁ……」
と、しんみり。
カレーが呼んだのでしょうか。
父の友から電話がありました。
父が亡くなったことを知らなかった様子。
母が、淡々と説明していました。
そして、しんみり。
父の話は、いつもおもしろおかしかったのに、やっぱりいなくなると、最後はしんみりするんですね。
なんとかなんないかなぁ、もうっ。
おやすみ。
車やバイクで旅に出ると、田舎道に「無人農家」があります。
取れたて野菜をリヤカーにのせ、100円ほどで売ってくれています。
もちろん無人なので、お金を払ったかどうかの確認なんてできません。
空き缶にちゃりん、と入れるだけです。
その無人農家。
実は、私の家の近所にも、あるのです。
しかも3つも!
そのうちのひとつは、私の家の窓からよく見えます。
ときどき、スーパーの白い袋がリヤカーに結び付けられています。
それは、私の母に「いい野菜が置いてあるよ」という合図です。
いつしか、リヤカーのおじいさんは、私の母にだけそんな合図をくれるようになりました。
合図がある日は、母はとくに欲しいと思っていなくても、野菜を買いに行きます。
だって、おじいさんが「これはうまい!」と教えてくれている野菜。
買わずにはいられません。
そして、母はおじいさんの野菜をことこと、ことことと煮物にしてお返しします。
いつも、おいしい、おいしい、と喜んでいてくれたとのこと。
そんなふうに毎日を過ごして約5年。
リヤカーのおじいさんは、母が柿が好きだということを知っていたのでしょう。
「おいしい柿が今年もなってるで。お金、いらんから、また届けるわ」
おじいさんがつい1週間ほど前に母に言ってくれたそうです。
おじいさんの柿、毎年、母は楽しみにしていました。
それが……。
「リヤカーのおじいさん、きょう、お葬式だったみたい……」
いきなりすぎる死に明らかに落胆している母。
「柿、楽しみにしていたのになぁ……」
いかにも「柿」だけを楽しみにしていたような発言を繰り返す母ですが、あした、母が元気でありますように。
おやすみ。
アサイチで、採尿と採血を済ませました。
採血といっても、指先の腹に針をぷちっと刺して4滴ほど血を絞り出すだけです。
針を刺すといっても、シャチハタのはんこみたいなのを指先に押さえつけるだけで、採取できます。
押さえつけると同時に、針が指先を刺してくれる感じ。
まったく痛くありません。
小さな遠心分離器にかけて、三層に血液を分離します。
すごい。
朝からバタバタしていると、母がひょっこり私の部屋にやってきました。
「尿、とったよ」
ええっ!?
尿は、尿用のカップに入れてスポイトで吸い上げなければいけません。
昨夜、母は検査なんかしない、と言っていたので、母にそのカップは渡していませんでした。
いったい、どこに?どうやって??
「瓶に入れておいたよ」
あぁっ!
「血液検査も尿もいっしょにしないとダメなんです。しかも、朝食前に」
なぜか敬語になりながらも、健康診断の方法を2分ほどで説明をして、まったく理解していない母を置いて、出かけてしまいました。
きのうは、あんなに嫌がってたのに。
あまのじゃくな母に、どこかのだれかにそっくりだ、と心の中で思いながら、それもまた仕方がないと自分に言い聞かせ。
それでも検診を受けてくれる気になっただけましだと前向きに考えながら。
おやすみ。
生命保険のポイントサービスで「遠隔人間ドック」というのがありました。
通常、1万円少々かかる費用が約3000円。
しかも、本人だけでなく、家族も受けられます。
父と同じく、病院に行きたがらない母。
病院は嫌いではないけれど、時間とお金がなくて行けない私。
これは便利!
ということで、さっそく先週、申し込みました。
そして、きょう。
やっと、遠隔人間ドックセットが到着。
尿検査だけかと思いきや、血液検査までできるようです。
なんだかフシギ。
母に言いました。
「あした、尿検査、するよ」
母が言いました。
「そんなの、しいひん。体のどこかが悪いかな〜と思いながら、病院にかからずぽっくり死ぬのがいちばんや」
「………」
ま、好きにして。
ということで、まずは私だけがあしたの朝、先に検査をすることにします。
朝食前に尿と血液を取るのです。
あしたは、早起きです。
おやすみ。
パンクした自転車を転がしながら、自転車屋さんに行きました。
直ったよ。
おやすみ。
「あっ!」
自転車に乗った瞬間、どこか違和感がありました。
うしろの車輪がぺっちゃんこ。
パンクです。
時間がないので、パンク修理はまたあした。
それにしても、いきなりパンク。
これで何度目でしょう。
いたずら、されたとしか思えないけれど、そう思うと腹立たしいのであまり考えないようにして、あした、いつもの自転車屋のおじさんに直してもらおうっと。
はぁ……。
おやすみ。
そして、今週も山登り。
もう1カ月を切った六甲全山縦走のトレーニングです。
前回の続きの鵯越駅から摩耶山まで歩きました。
昼休憩をきっかり1時間とって約6時間の行程。
木立の中をみんなでわいわい言いながら歩いたせいか、けっこうあっという間に摩耶山につきました。
いえ、あっという間、というのは負け惜しみで、けっこう汗だく。
でも、前回歩いてきた山と、これから歩く山の両方が見えて、あぁ、すごいなぁ、あぁ、あの鉄塔のある場所まで行くんだなぁ、といちいち感動しながら歩いたのが、よかったのかもしれません。
摩耶山にあるちょっと有名な喫茶店「摩耶テラス」で、生ビールを飲みました。
うまいっ!
景色もきれいで、天気も快晴。
きょうもいい日。
いい一日にしてくれて、やっぱり「ありがとう」。
おやすみ。
母とあちこち買い物に行きました。
最近は私が週末は山に行ってばっかりで、なかなか買い物には行けませんでした。
あちこちを車を走らせ、荷物はどんどん膨れ上がり。
新しくできた店を物色し、いつもの蕎麦屋でうどんを食べ。
そして、車の中でとめどなく語られる父の思い出話を聴き……。
そっか。
母は、あまり自分のことを家族以外に話しません。
母の話の聴き役だった父がいなくなり、今は私しかいないのです。
そんなことに気づいた今日の買い物デー。
親孝行って、小さなことの積み重ね。
それで、いいんです。
今は……。
おやすみ。
「イタリア人といっしょにお食事、しませんか」
夕方ころ、メールが届きました。
そういえば、イタリアに行っていた人がきょうは帰ってくる予定。
イタリア人もいっしょに連れて帰ってきたようです。
すごい!
旅していると、宿で意気投合したりいっしょにハプニングを乗り越えたりとかで、地元に帰ってきてから会ったり飲んだりする仲間が増えます。
とはいえ、それにしても早すぎる!
さすが!
イタリア人、英語は通じるのかな?
自己紹介はなんて言おうかな……などなど、電車の中で久々に英語モードになりながら、店に着くと、そこには純粋な日本人が座っていました。
「あれ? イタリア人は? お風呂?」
「僕がイタリア人やがな!」
「………………」
ということで、自称イタリア人と他称イタリア人の夫妻といっしょに、純和風な店で湯豆腐と熱燗。
「やっぱり、日本食やで〜」
結局、純粋なイタリア人はいなかったけれど、イタリアの話と石垣の話を交互に聞きながら、久々にのんびり過ごした夜になりました。
おやすみ。
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