紫
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仙丈ヶ岳の登山口「北沢峠」に着いたのが午前7時。
みんなでせっせとテントを立て、各自で朝ごはんを食べ、準備体操をすませてからいよいよ登山開始です。
山シーズンが始まってから、立て続けに私の参加する山計画は雨で流れていたけれど、今日は快晴。
誰にも文句を言わせないほど、快晴。
あぁ、ありがとう。
登り始めてすぐに、北岳が山の向こうにそびえたっているのが見えました。
日本で2番目を誇る北岳。
いつか登りたい。
急登をどんどん登ってふとうしろを振り返ると、2年前に登った甲斐駒ヶ岳がそびえたっていました。
山頂の砂礫にずるずると苦しみながら登った山。
またもう一度、あの山頂に立ちたい。
空は快晴。
上昇気流にのって上がってくる雲の動きがとてもきれいで、見とれるくらい。
前を歩いていく仲間たちの姿がとても、とても頼もしくてうれしくて。
なんの役割分担もしていないのに、それぞれがそれぞれに動くチームワーク。
あぁ、何度でも言える。
ありがとう。
山の水で作った具のない塩ラーメンが、いつもより格別においしかったこと。
残念ながら山頂ではガスが出てきて遠望がきかなかったけれど、それにもまして仲間たちの笑顔がとてもとてもステキだったこと。
ほとんど手伝いをしていないけれど、夕飯の鍋とゴーヤチャンプルが絶品だったこと。
そして、寝る前に見た満天の星と天の川。
すべてに、すべてに、ありがとう。
そして、今回の登山でいちばん感動したことは、夕飯のとき。
各自が各自の飲み物を持ち「おつかれさま」の乾杯をしようとしたとき。
みんながいっせいに「ありがとう!」と缶やグラスを高く掲げたとき。
「おつかれさま」ではなく「ありがとう」。
お互いがお互いに感謝していたんだな、と実感した瞬間。
ありがとう。
ありがとう。
ありがとう、という言葉を言わせてくれて、ありがとう。
おやすみ。
大きなザックを背負った仲間たちが集まってきました。
わいわい、がやがやと車に荷物を詰め込み、出発の準備を終えました。
いつもの場所で作ってくれた大きな大きなおにぎりをふたつ、各自の荷物に加えました。
いつもいつも、ありがとう。
きょうから南アルプスの山「仙丈ヶ岳(せんじょうがだけ)」に向けて出発です。
今回の山仲間は5人。
女性陣だけの山チームです。
さて、この山行。
どんな旅になることやら。
とりあえずはあしたの後半の運転のために。
おやすみ。
1週間前に、ザックに詰めた荷物を確認しました。
テント、寝袋、エアマット、防寒具、救急セット……。
今年の私の山は、すべて雨といっしょに行動しています。
そして、今週末も天気予報に「雨」マーク。
雨には慣れている……といっても、やっぱり快晴に勝るものはありません。
お願い!
晴れて!
切実な願いをインターネットの天気予報図に向けて祈っていました。
ま、天にまかせるしかないんですけどね。
おやすみ。
NHKで、松尾芭蕉の「奥の細道」をたどる番組をやっていました。
芭蕉も好きな私。
学生時代は「奥の細道」を深川から大垣まで歩きたい、と真剣に計画を立てていました。
ただ、その計画はやはりすべて北海道の旅に変わってしまったのですが、今から思えば、一度くらいは北海道はあきらめて「奥の細道」へ旅立てばよかったな、と思います。
とはいえ。
そんな旅にはいつても出られます。
やる気さえ、行く気さえあれば、いつでも行けます。
ただ、今の私には先立つものがなさすぎてどこにも行けないのですが。
さて、歩こ。
おやすみ。
三連休は、雨模様。
1行日記。
おやすみ。
歴史が好きです。
いつの時代もロマンあふれるものですが、とくに好きなのは戦国時代でしょうか。
そのなかでも、とくに好きなのが「真田家」です。
「知ってるか? 真田家が強い理由を」
子どものころ、兄が目をきらきらさせながら私に問いました。
小学校低学年だった私は、もちろん知るよしもありません。
「知らない」と答えると、兄は語り始めました。
「三途の川を渡るには、六文の銭が必要なんや。真田家はその六文をかたどった旗にすることで、どの戦で死んでも三途の川を渡って極楽浄土に行ける。だから、真田家の武将は死ぬことに怖れがなかったんや……云々」
武将たちが持っているあの旗に、そんな意味があったことさえ知りませんでしたが、兄が浪々と語ってくれる歴史の話が、私にはとてもおもしろく、興味津々で「で、それから? そのあと、どうなるの?」と質問攻めでした。
今日はNHKの大河ドラマ「風林火山」の日。
武田信玄とそのほかの武将たちの「その後」にいろいろと質問はあるけれど、答えてくれる兄は側にいません。
代わりに、インターネットという時代の長物が、私の質問にいろいろと答えてくれています。
ホントは、兄の自身満々の語りが聴きたいんだけどね。
おやすみ。
先日、軒下のようなところに、ハチの巣を発見しました。
しかも3つ!
さっそくインターネットで調べてみたところ、巣の形状からしてアシナガバチのようです。
さて、どうしよう。
来たる季節は、秋。
そして、冬。
気温が落ちて、ハチが活動を停止したところで、巣を駆除しよう(してもらおう)と思います。
それまでは、のんびりアシナガバチとお付き合いです。
だって、夏のあいだずっと気が付かなかったのだし、この秋さえお互いに危害を加えることなく共存すれば問題はないでしょう。
そう思い、毎朝毎晩、窓を開けてハチを観察。
巣に群がる……というよりしがみつき、互いに身を寄せ合い、巣の中の温度を下げまいと必死な姿に、どうも愛情がわいてしまい、「おはよ」「おやすみ」と挨拶までしてしまうワタシ。
これが、ブンブンと活動的にしていたら、目の色変えて「駆除!駆除!!」とうるさかっただろうに。
アシナガバチは、真冬になれば死んでしまうそうです。
女王蜂もどこか越冬に行ってしまうとか。
そして、作られた巣は再び使用されることはないとのこと。
この秋、急に入ってきたハチの知識が、いつか役に立つことを期待します。
おやすみ。
テレビの話?
よくわかりません。
テレビ?
気が向いたときに30分ほど観るくらい。
だって。
物心がついたころには、チャンネル権はまったくなく。
そして、自由な生活になったころには、テレビがわが家になく。
それでも、気になる番組はなぜかあるわけで、つねに、インターネットでチェックしています。
たとえば、探偵ナイトスクープが始まる時間帯とか。
番組は、観ないけど。
ということで、はい。
さようなら。
もういい。
もう、おわり。
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