紫
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山登りを始めて、変わったことがあります。
それは「一人前」の量を食べられるようになったこと。
以前は、知る人ぞ知るかなりの少食で、できることなら、何も食べなくても生きていける体になりたい、と思ったくらい食に関して無欲だった私。
毎晩の夕食を兼ねた飲み会で、カロリーを補給していたような感じがします。
だから、けっしてやせないのですが……。
それはさておき。
一人前の量を食べられるようになり、つねに歩くように心がけていたら、だんだんと体力もついてきたのでしょう。
風邪をほとんどひかなくなりました。
以前は年に何回かは高熱を出していたのに。
近々、日本三名山に数えられる「白山(はくさん)」に登ります。
これで3度目。
初めて登ったときは、まだ年がら年中、風邪をひいたり熱を出したりしていました。
ホント、あれから、ずいぶん変わりました。
今年の白山。
どんな山行になるのでしょう。
山頂には行けるのでしょうか……。
おやすみ。
飲みに行くと、必ずちょっと多めに払いたい、と思います。
お酒をたくさん飲む私は、ちょっと多めに払うことで「お酒を飲む権利」をもらっているような気がするからです。
とはいえ、計算の弱い私は、つねに人に計算してもらっています。
「私が1000円くらいプラスになるくらいで」
とお願いして、いい金額を教えてもらいます。
でも。
今日は違いました。
きっかり割り勘。
飲んで食べた私には、なんだか申し訳ない。
ということで、そんな気分になるならあんまり飲むなっつぅことでしょうか。
おやすみ。
父の部屋だった場所に私が移り住んで、3カ月ちょっと経ちます。
ベッドをのぞいた家具はすべて私が使っていた物と交換しました。
父が使っていた形跡はほとんどなくなりました。
でも。
ひとつだけ、父のいた形跡を残しています。
それは、ベッドの左横の壁に天井から吊られている鏡。
ベッドに寝転んで、左を向くと、テレビが見えます。
でも、右を向くと壁しか見えません。
そんな構造に父が考案したものは、右を向いたときに、天井から吊らされた鏡に写ったテレビを観ること。
これで、どっちに寝転んでもテレビが見えます。
妙なアイデアと、その鏡の微妙な角度に、父らしさを感じます。
もうひとつ、畳の上に小さな鏡があります。
ベッドに座ると、テレビの画面がちょっと近いんです。
そんなときのために、ベッドの左横の壁に天井から吊られている鏡に写った映像を、畳の上の小さな鏡に写して、それを観る。
こうすると、画面が小さくなります。
おかしなおかしな発想をする父でした。
その考え方が、子どものころから、好きでした。
もっと遊んでほしかった。
そして、何度も思うけど、もっと生きていて、欲しかったな。
おやすみ。
友のご母堂が、きょう、亡くなりました。
長い闘病生活でした。
家族で一生懸命に看病していました。
私は、家族の絆の強さを、この友を通して見つめていました。
きょう、届いた悲しいメールに返事をしました。
今までの私なら返事は控えていましたが、今は、メールでのお悔やみや弔電がどれだけ支えになるかを、少しは知っている私。
元気を出せ、とは言いません。
私なりに私なりの言葉を送りました。
私の父が亡くなったとき。
決心したことがあります。
人の死が、これだけ周囲の人間に悲しみを残すのなら、私は誰も悲しむ人がいなくなるまで生きるんだって。
これからも、大きな悲しみに出会うことでしょう。
そのときのために、長く生きるために、強く、強く、なるんです。
遠い空の下から、友を思いました。
きょうは、友の誕生日。
友を生んだ記念日まで一生懸命に生きたご母堂の「生きる力」の強さを、私も心に刻んでいこうと思います。
おやすみ。
今度、登る山の打ち合わせをしました。
やっぱり楽しいな。
お花を1輪、買っていこうと、朝から思っていました。
そう、1輪だけでいい。
写真の前に小さく置いてもらえるように。
でも、花屋に寄ると、まっさきに目に飛び込んできたのは、大きなひまわりをアレンジしたブーケ。
とても、とても明るい気持ちになれました。
ブーケを、写真の前に置いてきました。
写真をすっぽりと隠してしまいましたが、ま、よしとしましょう。
帰り道。
自転車に乗りながら夜空を見上げました。
なんの目標もない空に向かってつぶやきました。
「誕生日、おめでとう」
ステキなブーケに出会わせてくれたことに感謝をしながらも、やはりこみあげてくるのは「悲しみ」ばかり。
でも。
それでいいのです。
当たり前のことなんです。
ガマンすることなんて、ないんです。
おやすみ。
点検に出していたバイクを引き取りに行きました。
ついでに、盗難保険の更新もすませました。
そして、今年初めて、バイクに乗ることができました。
ほんのちょっとだけだったけれど、とても気持ちがよかったです。
どこか、ツーリングの計画でも立てようかな。
とはいえ、今月は無理。
8月になってからですね。
それまでにまたバッテリーが弱らないようにしておかなくちゃ。
おやすみ。
きょうで、駐車場の契約が終わります。
私が初めて「自分の車」を手にしたときに借りた駐車場。
しばらくしてから、父の駐車場と交換したので、この駐車場にそれほど思い出はありません。
わが家の車が1台になり、月ぎめの駐車場も解約しました。
解約にあたって、困ることがひとつ。
父の大工道具が、駐車場に積まれているのです。
これが、私が早く父の大工道具をどうにかしたかった理由です。
なんで、死んですぐに道具を処分したがるのか、と数人の人たちから聞かれましたが、ただ、単に置く場所がないから。
とりあえずは、私の車に積みましたが、さて、どうしよう。
まだ動くものを捨てるに忍びず、かといって、どこかに売りに行こうにも、どれとどれがセットの機械かなんて、まったくわからず。
父の大工仲間に教えてもらえばいいのですが、どうも母がいやがります。
ということで、しばらくは私の車は物置状態。
でも、旅の予定はないから、いいかな。
ま、そのうちに。
おやすみ。
夜中に近い時間に、家に帰りました。
母を起こさないようにしていたのですが、トイレに起きてきたもよう。
「あ、帰ったの……」
と、寝ぼけまなこで言いました。
深夜の帰宅を母に気づかれたが最後です。
まず、おにぎりが2つとたまご炒めが出てきます。
それから、ちょっとしたサラダを作ってくれます。
そして、またおにぎりとたまごとウインナー。
母は、私がかなりの少食になったことを、いまだ知りません。
私がいつでもおなかを空かせていると思っているようです。
さすがに、最後のおにぎりとたまごは食べられませんでした。
母がふたたび寝静まってから、サランラップに包んで冷蔵庫へ。
きっと。
寂しいんだな。
ひとりになったことのない母に、私にできることは………。
おやすみ。
もう〜、限界かも!
と何度も思うけれど、私には「限界」なんてないのです。
ありあまる体力が、今の私を支えてくれているのでしょう。
だって、私は強いんですから。
おやすみ。
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