椰子の実日記【JOYWOW】
2008年12月22日(月)
ちょっとだけよ、と、シンクロニシティ
山手オフィスに上がる谷戸坂途中に、以前から気になって いた看板。てっきり「チョットマル教会」という、 「いっぱいの○はあげられないけど、ちょっとだけ ならあげる」という、往生際の悪い名前の教会 だとばかり思い込んでいた。今日良く見たら、 違って、しかも教会ではなく、商会だった。
話は変わるが昨日家で、中学時代、クラモト君という 人がいてね、と噂していた。横浜で働いている らしいんだ。
今朝、元町駅改札、エスカレーターを上りきった ところで振り返り、おだやかに微笑みかける 紳士がいた。
「さかもとさん、ですよね?」
とおっしゃるので、不審に思いながらはいと答える と、何と、そのクラモト君だった。
中学以来の再会で、一度だけメールでやりとりした くらいである。
名刺交換したが、不思議なシンクロ二シティだった。 ここのところ、我が家はこういう「引き」が強い。 年末ジャンボを買うと大当たりするかも。
2008年12月21日(日)
work-life-imbalanceこそわが人生
またもや休みが全くない毎日である。 今日も今日とて、朝早く起き、仕事、仕事、仕事。 それでも現在夜11時過ぎだがやり残した仕事が ある。
良くない!
来年用の書斎カレンダーは写真のようにぼくの 好みのかわいい系を用意したが、びっしりと 黒くなるのは避けたい。
余裕かまして、海外旅行(仕事がらみではない) を4回くらい、つまり、ワンシーズンに一回くらい、 行きたい。
昼寝したい。
でもやっぱり、何がしたいかというと、 来年も仕事だなあ・・・って何がいいたいねん。
ワークライフ・インバランスこそが、 ぼくの生きがい、働き甲斐である。 ワークライフバランスなんちゅうしゃらくさい 言葉を言うやつぁ、自分の仕事が嫌いなんだろう。 仕事はとことん、やるもんだ。
2008年12月20日(土)
9年ぶりの邂逅
JOYWOW塾の準備をしながら何気なく窓を見た。 お向かいさんが工事中だったのだが、その 外壁に目がとまった。
あれはジーファスではないか!
旭化成の晩年(笑)、ぼくが担当していた 製品である。というか、当時ジーファスは まだ市場投入する前段階だった。 そのときの市場調査で、上司から手厳しく 叱責された模様は拙著『リーダーシップの教科書』 で書いた。あれはつらかったなあ。
現場に飛んで行って、工事している人たちと熱い 握手をしたかったけど、思いとどまった。 どっからみても、そんなことするのはヘンなやつ だから。
うーむ、これは一体何を教えてくれている のだろう。
昔を思い出せ? 原点に返れ? それとも・・・ すべて水に流せ?
2008年12月19日(金)
ルーシー・オン・ザ・ホース・ウィズ・ジャパニーズ
Isabella Lucy Bird(1831-1904)は、1878(明治10)年、 東北地方を馬に乗って縦断した英国人女性だが、当時 外国人が東北地方に足を踏み入れることはなかった。 金髪のガイジン、しかも女の人が、ウマに乗って パッカパッカいくのだから、鈴なりの人だかり だったようだ。バードは行く先々で日本人の陽気さ と親切さに出会い、感動する。バードのこの 日本紀行は、いつか、シナリオにして、映画化 したいと思っている。
そんなエピソードを思い出したのは、机の上に 「おかかふりかけ」を発見したから。
クライアントさんでランチをはさんでミーティングだった。 みんなで仕出し屋さんのお弁当を囲んだのだけど、 たっぷりのボリュームで350円! それに「おかかふりかけ」がついていた。 この、「おかかふりかけ」というひらがなの 語感がかわいくて、そのまま食べるのが もったいなく、つい持って帰ってきてしまった。 帰宅し、カバンの中身を机の上にあけたら、 中に、「おかかふりかけ」があって、それを 見ていたら何ともいえない幸せな気分になった。 日本人に生まれて良かったなあ、と思うのは こういう、ジャパニーズ・ソウル・フード を再認識するときだ。
2008年12月18日(木)
快挙です
出張先、一人で夕食をとることになった。 外はえらく寒い。 暖かいホテルの部屋から出かけるのは億劫である。 いろいろ考えたが、館内で済ませることにした。
以前よく利用したが、職人さんが変わってしまった ためなんとなく足が遠のいていた天ぷら店へ。 カウンターだけの店だが、のれんをくぐると、 以前贔屓にしていたTさんが復帰していた。 ラッキーだ。
「ごぶさたしています」
と、互いに、言いあう。
生ビールを飲みながら、一人、絶品の天ぷらを いただく。至福のひとときだ。
ぼくは招き猫で、すいている店でもたちまち満席 になるのだが、今夜もまた。
ぎっしりと一杯になった。
一人だから、客の観察も楽しい。
先客3人はどこかの企業の役員とその取引先風。 どうして大企業役員と政治家は似てくるのだろう。 「政治・経済」というジャンル分けは言い得て妙だ。 その隣、ぼくの左隣の2人は勤め人。 ぼくの右を占める4人は、北京から来日した中国人 と通訳と、接待側の日本人夫妻。 通訳氏、気を遣っていちいち細かいことを通訳 している。
「海老です」 「これは塩です」 「これも塩です」 「貝です」
わかるが、通訳される側は面倒臭いだろうなあ、 と思いながら聞いていた。 食べものなんざ、食えばわかるのである。
それにしても、久しぶりにTさんの名人芸を 堪能した。ごちそうさま!
店内でぼくが一番若かった。 いやー。近頃の快挙。
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