株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
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2007年12月02日(日)


久しぶりのダラダラ休暇




庭をチェックしてみると、別の地面がトイレにリフォームされ、
砂をかきわけてみたら、新鮮な成果がたっぷりとあって、やられた。
今朝、起き抜けに、庭の一番高い木の枝に登って遊んでいる猫を
二階の窓から見下ろし、可愛そうに、地面がいやなにおい(竹酢液)
だから歩けないのだな、とちょっと罪悪感を感じてしまった気持ち
がもったいない。

今日は一日、自分に休暇を与えた。花巻以来、一日も休んで
ないので、疲れに麻痺してしまっていたようだ。
テレビの前の暖かいラグに寝そべってしまったらいかに自分が
疲れているのか、よくわかった。

独立以来初めてではないか、ゴルフの中継をリアルタイムで
ながめた。尊敬する青木功さんが解説者で出ていた。青木さん、
いい顔になっている。ちなみにぼくのパッティングフォーム
は青木さんのマネでした。

CATVリモコンチャンネルをzappingしていると、日本映画専門
チャンネルというのにあたって、だらだら見たのだが、
これが面白かった!

森繁の『続社長太平記』(1959・昭和34年作品)

『満員電車』(1957・昭和32年市川崑監督作品)

当時のサラリーマン映画は森繁作品のようなお気楽・日本はこれ
からどんどん高度成長するぞ!! という、『ALWAYS』的
楽観論で描写されているのが主流だったのが、さすが市川監督、
ブラックで、その50年後を予見していたかのような凄みがある。
川口隊長こと川口浩、船越英二(パパね)、田宮二郎、杉村春子、
など、往年のスターたちが、キラキラ光っています。

 

2007年12月01日(土)
猫の事務所、猫トイレ




写真は賢治記念館に鎮座まします『猫の事務所』キャストに
ご挨拶している図。おそらく三毛猫なので、三番書記だ。
『猫の事務所』は新潮文庫版『新編 銀河鉄道の夜』所収の
短編、ぼくのお気に入りの一つ。

猫といえば、我が家の庭に久しぶりに出てみると
猫がトイレにしていた。
寒くなったので猫たちの活動パワーがダウンしていると
油断していたのだが、どうしてどうして、大小19個もの
健康なものが直径1メートルの円周内にバラバラと転がって
いる。けしからん。

不思議なのは、つい先週庭師に入ってもらい、雑草刈りと
庭木の手入れをしてもらったばかりだから、庭の土は
固くなっているはずなのに、トイレの範囲内には砂が
撒かれていることだ。砂ではなく、土をぼりぼりぼりと
掘り起こしたらこうなるのか。いずれにせよ、トイレに
リフォームされちゃったわけで、気に入らん。
スコップで処理、後には竹酢液の希釈した液を大量に
撒いて、その匂いで猫たちを寄せ付けない工夫をした。

しかし、猫にとっては、ぼくのほうが「居住圏内にいる
異物」なんだろうなあ。仲良くしようね。でもトイレは
ご遠慮を。

 

2007年11月30日(金)
販促用カレンダー、やめましょう




車のディーラーの知らない担当者がピンポンして、
来年のカレンダーを置いていった。ここは以前
車を買ったところで、当時は社長が直接来ていたが
大きくなったらしく、若手営業マンが来るようになった。
しかし、我が家はもう、車のブランドをスイッチして
しまっているので、今後永遠にそこから買うつもりは
ないのだけど、彼にも立場がある。
気の毒だから貰っておいた。

貰ってから気づいた。カレンダー、始末に困るのである。
まず、センスが合わないので、使う気になれない。
だからそのままゴミに出すのだが、もったいない。
もちろんこのデザインが気に入って、毎年楽しみに
している人も中にはいるのだろう。しかしカレンダー
は車と同様、基本的に個人の趣味の領域だ。

1本のカレンダーは、3つのゴミ処理場へ分解されて行く。

包装のビニールは不燃ごみ。
本体のカレンダーはミックス・ペーパー。
カレンダーを束ねている金属は金属へ。
このように、使わずに捨てるだけのカレンダーでも、
手間が三倍かかるのである。

表紙に「SOY INK」(いままで使われていた石油系溶剤
を大豆油に置き換えることで、有機溶剤を大幅に削減
し大気や作業環境にやさしいインキ)と書いてあるのも
片腹痛い。この使われないカレンダーの存在そのものが
地球に厳しいのだから。

来年からは勇気を出してはっきり「要らない」と言おう。
しかし、ガス会社のように、黙って郵便箱に入れていく
ところもある。困るんだよね。

そろそろ皆さん、販売促進用のカレンダー、やめません?
まーーーーーーったく、意味ないですから。

*写真は花巻の宿の部屋にあった、館内案内。
賢治の絵本の中に、必要な案内が貼ってある。
いいよね。

 

2007年11月29日(木)
軽いjokeと光の原




アルとジョージが久しぶりに会った。

「ジョージ、ぼくノーベル平和賞もらっちゃったよ」
「ヘイワショー? 平和なら、ぼくがもらうはずなのに・・・」


写真は何度も出てくる、盛岡・光原社。
光のコントラストが美しい。
それは、光原社の場の波動がとても高いからだろうね。

盛岡駅まで歩いたとき、振り返って北上川沿いの光原社
の場所を見たら、そこだけが輝いていた。

 

2007年11月28日(水)
Shall we Kindle?




Kindleが発売された。(→)

ワイヤレスのリーディングデバイスである。
電子書籍を読める。ニュースや検索もできる。
特定のプロバイダと契約することなく、パソコンに接続
することなく、Kindleそのままで自在にamazon.comや新聞社、
Googleのサーバーにアクセスできるという、ジェフ・ベソス
自慢の一品だ。評価を見ると、毀誉褒貶が激しい。
トム・ピーターズ師匠は注文したものの在庫払底のため
出荷を心待ちにしている由だが、アメリカだけのビジネス
なのかなあ、と思う。

日本人は既に携帯小説が一つの市場を形成しているし、
その規模もハンパじゃない(2006年の数字しかないが、
110億円!)。狭い車中の通勤スタイルを考えても
Kindleの普及は難しいかもしれない。
まあ、でも、温かく見守ろう。ぼくはジェフが好きなのだ。

ちなみにビジネス書のデジタル版を、紙書籍より先行販売
した日本で最初の著者が何を隠そうこのぼくであって、
その本というのは『五感商品の創りかた』だ。
版元担当編集者いわく「本当によく売れました」(笑顔マーク)

デジタル書籍は印税も通常の二倍以上あるので、著者と
してもありがたい。何より、3日で平積みから消える
現在の書店事情に比べ、デジタルは半永久的だから、
自分の作品がかわいい著者としては嬉しいのである。

浜崎あゆみ(→)もこの冬の新曲『Together When...』は
デジタルシングルのみの発売であり、シングルCDはない。

1999年頃にデジタル、ネットの未来をわからないまま
ワイワイやっていたうちの一人として、自分たちの「夢」
がこのように実現していくのを見るのは、本当に楽しい
ことだ。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW