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椰子の実日記【JOYWOW】
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2007年08月13日(月)


日本ができること

テロ措置法に関して言うなら、ペルシャ湾で外国の軍艦に
給油活動をしたとしてもそれは既に戦争参加である。
相手は民間船ではなく人を殺すための船である限り、
「いやいや、自衛隊は戦争に直接関わっていませんから」
というのはレトリックだ。大切なことは本質であり、
うわべだけを装飾してもダメだ。

国際社会から孤立する

というのは1930年代、日本が戦争に突入する頃から繰り返し
語られる権力側即ち、戦争をしたい側が使う詭弁であり、
軍艦のガソリンスタンドをやらないからといって日本は
決して孤立などしない。

日本が世界に対してできることは、ヒロシマ・ナガサキの
体験を飽きることなく、繰り返し、繰り返し語り継ぐことだ
と思う。

母は疎開先の奈良の田んぼを友人と歩いていて、米軍機から
攻撃を受けた。それも、若い娘と見た米軍兵士がからかい
のために銃をあぜ道両側に向けてdadadadadadadadadadadada
と撃ったのをびっくり仰天して逃げ回った。
娘が逃げるのがおかしいらしく、米兵はねちっこく
追い掛け回したらしい。風防ガラス越しに見えた兵士の
ニヤついた顔をいまでも覚えている、そう母は悔しそうに言っていた。
こういう、力を持たない市井の国民の敗戦体験も、
飽かず、語り継いでいくべきであって、何もガソリンスタンド
になるばかりが能じゃない。

『はだしのゲン』『ホタルの墓』など、日本が誇るソフトウェア
もたっぷりある。ジャパニーズ・アニメーションを今こそ、
平和利用しよう。

それにしても現・防衛相、あの人って、節操のない人だねえ。
いざ戦争が始まったら、イの一番に前線に出てもらおうね。
そうなるとどう言うか。見えている。

「いえ、私は女ですから」

 

2007年08月12日(日)
日帰り宿酔とオバケ

菩提寺(ぼだいじ:先祖代々の位牌を納めてある寺)
のお盆セレモニーに外出し、カンカン照りの下立ちっ
ぱなし、加えて腹ペコになって帰宅、今日はもう、
仕事はやめよう、と昼間からビールをグイッとやった
のがまずかった。立て続けに缶ビールを二缶空けて
しまったために、血中のアルコール濃度が急激に
高まり、フラフラしてしまった。「その日のうちの
二日酔い」というイメージである。「日帰り宿酔い」。

フラフラとベッドに倒れこみ、そのまま寝てしまった。
それが午後3:30。目覚めたのが9:30だから、6時間!
とほほほ。まあ、お盆くらいはゆっくりしなよ、
ということなんだろうね。

話は変わるけど、テレビの「怪奇なんとか」というような
類の番組はどうしてああいう風にオドロオドロしいのだろう。
スピリチュアリズムの理論に全く則っていないので、
ただ「コワいね〜、コワいね〜」というので終わっている。

例えばフィリピンの山下財宝を現地で発掘している
チームが幽霊に悩まされているというエピソードが
あった。そこへ霊能者が日本から出かけて、大げさな
お祓いの儀式をして、ハイ、それで終わり、事件は解決、
としている。

むしろここで問うべきなのは、「なぜ山下財宝を発掘
するのか」という動機であり、「発掘した財宝を何に
使うのか」だ。

ぼくの見る限りでは、現地でジバクっている日本兵たち
は自分たちの死に気づかず命令されたまま戦後60年経って
もまだ宝を守っているだけの話であり、霊能者がなすべき
は大げさなこけおどしの儀式などではなく、彼らジバラーたち
への説得であり、もうお宝など守る必要はないですよ、
という浄化作業だ。

同時に、お宝を狙う発掘者に動機を質し、社会に公正な
ものなのかどうかを確認することである。なぜなら、
それこそが長くお宝を守り続けてきたジバラーたちの
浄化・説得の材料になるからだ。形だけの儀式などでは
だれも浄化しない。

スピリチュアリズムの本質は「利他」であり、「正直」
「世の中への貢献」「自分磨き」である。そこの部分が
なおざりになって、「コワいねコワいね」と遊園地の
オバケ屋敷レベルで終わっていては、もったいない。
重要なのは肉体をまとっているか否かは別だ。
本人が、魂が、向上しようと刻苦勉励しているかどうか。
その点だけが重要なのであり、オバケだからといって
いたずらに怖がる必要はないのである。

 

2007年08月11日(土)
放射能汚染が近づいている

大地を守る会(←)

からのペーパーに、「六ヶ所村再処理工場の本格稼動
に反対し、その中止を求める署名」があった。仔細に読んで
見ると、これは看過できない、大変な内容である。

六ヶ所村再処理工場は本格稼動すれば(今年11月の予定)、
民生用では世界最大規模、年間800トンもの使用済み核燃料
を処理、その過程で大気中や海洋に大量の放射能を放出
する。

仮に800トンのうち1%、8トンのプルトニウムが分離されたとするなら、それは長崎原爆の1,000発分に匹敵する。冗談じゃないのだ。

クリプトン85(半減期10.76年)、トリチウム(同12年)、炭素14(5,730年!)、ヨウ素129(1,570万年!!!!)、
ヨウ素131(8日)などの放射能が大気中に、海中にはトリチウム
ヨウ素129、ヨウ素131などが一挙放出される。


しかも、その量がハンパじゃない。通常の原子力発電所が
一年で排出する量をたった一日で出す。即ち、この再処理場
一個が本格稼動する、ということは、365基の原発が一気に
増えたのと同じことになる。

そして本格稼動の予定年数である40年間、放射能は休みなく
放出されつづける。

大気は東北地方、北海道はもとより、東日本全域に広がるし、
海に至ってはその影響力・影響範囲は不明だ。
プランクトン、魚、植物などに生体濃縮され、人間が食べ物
として摂取するときには数万倍から、100万倍もの濃度に
なっている。
既に再処理工場が稼動しているイギリスやフランスでも、
実際に健康被害が起こっている。

マスコミには、病気になった横綱をみんなで寄ってたかって
いじめたりするひまがあったら、こういうニュースこそ、
じっくり腰を落ち着けた取材をもとに、報道してもらいたい
ものだ。・・・とないものねだりをしても仕方ないので、
できることは行動である。署名した。

ご参考:もっと詳しく知りたい人はここ(←)




この美しい海と自然を残そう。

 

2007年08月10日(金)
太陽はただいま、席を外しております

5時に目が覚めちゃった。寝ようとしたが眠れない。
一度やってみたかったことを実行するチャンス、と
思ってそのまま起きた。
海へ昇る朝日を浴びに行くのである。

海岸には既に多くの人がいて、犬の散歩やらを
していた。

浜から25メートルくらい突き出した防波堤に行くと先客
がいて、若い男の子だ。座り込んで携帯メールを打っている。
わけ、わからんが、まあ、良かろう。

水平線の向こうに太陽が昇ってくるイメージがあったの
だが、ピンク色に染まっているだけで、一向に来ない。
夜明けの時間はとうに過ぎているのに、太陽、席を外して
いるのかな。それとも曇りで、姿が見えないのかな。

しかし、太陽は席を外す用事などないだろうし、
よく見ると空は一点の雲もない。不思議だ、と思いつつ、
防波堤コンクリートに半跏趺坐をして、呼吸と瞑想を
する。朝の日課だが、今日は海バージョンだ。

半眼で海面を見ていると吸い込まれそうになるところが、
海の恐ろしさ。

終了後、浜に出て、波に足をつけながら、両手振り体操。

結局日の出を見ることはかなわなかったなあ、と振り返った
ら、山の端に太陽がいた。そうだ。夕方日の入りが海なんだ
から、その同じ海方向から太陽が顔を出すはずがないじゃない
か!

森戸橋の上で、既に光度バッチリの太陽と正面で向き合った。

自宅に向かう方向も、太陽に向って歩く。気持ち良かった。
明日もするかというと、多分寝ているだろうから、無理だなあ。




写真は日の入り直前の太陽。写りが悪くて見えないけど、実際は
裏富士が聳えていたんだよ。

 

2007年08月09日(木)
無理しない




何事も無理をしてはいけないと思う。

仕事に限らず、健康法さえ、そうだ。普段運動の
一つもやっていないのに、急にテレビ画面に向って
きゅうきゅうやっても、今度はそのプログラムを
やらなければならないというストレスのために血液が
濁る。例えば大流行の例の運動。無理な運動は交感神経
を緊張(ストレス)させて顆粒球を増やし、活性酸素
が粘膜を傷つける。新陳代謝の活発な皮膚、消化器官、
肝臓などがやられる。

ぼくはむいていないとわかっているので、ハナから
やろうと思わない。
ぼくの健康法は、時間があったら、海に行き、
ただぼんやりする。

mustを捨てる。
ただし、この場合も、「mustを捨てなければならない」
というと、新たなmustになるので、注意が肝要だ。

どう考えても「仕事するには向いてない」暑さの夏の日本
で働くみんな、それだけですでに充分運動になっている
のだから、無理はやめようね。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW