株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
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2007年07月24日(火)


ヨースケ@HOME!

海の家ライブでまたもすごいアーティストと出会った。

ヨースケ@HOME(→)

何の事前情報もなく、ただぼんやり聴いていたら一曲目
からぶっとんだ。これはタダモノではない。

早速ライブ会場のみで限定販売という自宅録音CDを購入。
ブルースハープもあんな音が出るのか、と驚愕発見。
シカゴブルース本場の音を生で聴いたような、そんな気持ち
だった。ギターのカッティングがジャック・ジョンソンを
思わせて、好み。

サイトをググッたら、上記のブログが出てきて、その中を
探検していたら昔のNY、シカゴ旅行日記が出てきて、これ
また面白い。

シカゴでブルースハープを吹きまくったり(→)

こういう若い日本人が生まれてきたこと、そして出会いに
感謝感謝。応援するよ!

8月からは原宿から沖縄まで自転車で旅し、先々で音楽する、
というパフォーマンスをするらしい。

 

2007年07月23日(月)
30年後の木綿のハンカチーフ

アイデアがどんどん湧いてくるので、この日記の
日付は23日だが実際に書いているのは例によって
前日の日曜22日である。

ふと、戯曲のアイデアが浮かんだ。しかし戯曲は
専門ではないので、だれかこのアイデアを戯曲化して
くださる方がおられたらフリーでアイデアを差し上げます。

太田裕美『木綿のハンカチーフ』(→)
という名曲がある。登場人物の30年後、という設定で

30年後の木綿のハンカチーフ

という戯曲である。

主人公は歌詞の「ぼく」。団塊の世代であり、今年会社を
退職し、農業「でも」やろうと故郷(くに)に帰る。
この「でも」という軽いナメた姿勢が問題なのだが本人は
全く気づいていない。実は都会に出てサラリーマン人生を
送ってきた最大かつ唯一の彼のこころの拠り所は
「木綿のハンカチーフで別れた故郷にいる彼女への
アドバンテージ」であり、社会に出てからいいことなど、
一つもなかった。しかし、クニに帰れば彼女はまだぼくの
ことを想ってくれている、そりゃ、結婚もしているかもしれ
ないが、それは「ぼくにフラれたから仕方なく」であり、
本当の恋心は秘めたものとして、ぼくへの矢印がまだずっと
胸に残っているはずである。

このへんが男のオバカ加減なのだが、さて、故郷に
帰った。そして同窓会を自ら幹事を買って出て開催し、
「ハンカチの彼女」に再会する。すると・・・

というもの。書いてみて、気が済んじゃった。
後はご自由に。

 

2007年07月22日(日)
書く仕事のできる喜び

書き下ろしの刊行予定は2008年5月だが、
出版に向けての仕上げ作業は着々と進んでいる。
昨日は速攻でゲラが届いた。書き終わって湯気が
立っている段階では自分の書いた内容を距離を
置いて見ることができないので、ちょっと寝かせて
置こうと思う。

さらにもう二本、企画が湧いてきた。
企業秘密なのでここには書けないが、一本は
相当の勉強と取材を必要とする。よって、
しばらくは文献渉猟に時間をつかおう。

もう一本は翻訳だ。翻訳ばかりは版権の問題が
あるので、自分だけでプロジェクトを進めるわけ
にはいかない。

しかし、経験から言って

この本は自分が日本語に翻訳するべきである

という強烈な使命感を感じるときは間違いなくその
通りになる。

名著『生かされて。』翻訳者・堤 江実氏
は、出版社が版権を獲得する前に翻訳を進めていた
という。「そうなる」ときには「そうなる」のだ。

昨日から翻訳作業を始めたが、二年か三年ぶりなので、
まだ身体が翻訳にチューニングできていない。
骨が折れるが、それもまた、楽し。

今日は雨。雨の葉山の海はどうなっているのだろう。

 

2007年07月21日(土)
生きているだけで奇跡

録画しておいた

ドキュメンタリー『余命一ヶ月の花嫁』(TBS系)→

を観た。涙、涙、なのだが、詳細は上記を読んでいただく
として、長島千恵さんはただ泣いて欲しいわけではないと思う。

「生きているだけで奇跡」

という、千恵さんの言葉。その重さ。

「千恵にとって日常の中で嬉しくないことってないんですよね。
アイスクリームを食べたといっては嬉しい、友だちと話せた
といっては嬉しい」

という恋人・太郎さんの言葉。

太郎さんがホームビデオを回しながら、千恵さんに聞く。

「いま、何してますか」

千恵さん「生きてる」

千恵さんの凝縮した人生から、何が学べるか。

・人は一人では生きていない
・周囲に人がいてくれる幸せ
・生きる、生きている、ただそれだけでどんなに
 素晴らしいことか
・「普通」に暮らせることの得がたい幸せ
・物質(お金、モノ)からは幸せは得られない

etc.etc........

録画はそのまま残し、折に触れ見返し、勉強しようと
思う。

それこそが、命が本当に粗末になってしまっている
日本に生まれた千恵さんからの、メッセージだと思うから。

 

2007年07月20日(金)
ポールがやってきたヤアヤアヤア!

ポール・マッカートニー新作『memory almost full』
がとってもいい。2007年になってポールの新作を
聴けるなんて、なんという仕合せなんだろう。
ちなみに「しあわせ」の本来の漢字は上記表記です。

新曲『Dance Tonight』プロモーションビデオ(→)

下のほうにYoutubeリンクがあります。
楽しいよ。
ポールによると、行きつけのギターショップ店員に
勧められて弾いたこともないマンダリンをつい買って
しまい、コードを手探りで勉強しているうちに
一曲できてしまったのがこの曲。できるだけシンプルに
した、というだけあって、本当にシンプル。
アルバム収録の曲は全部終わっていたのだけど、
急遽レコーディングし、トップに持ってきたらしい。

それにしてもアビーロードスタジオ、「ビートルズを
しのぶにはいいけど、音響設備が古いから・・・」と
いう声を耳にしたことがある。ポールはそのアビー
ロードスタジオで録音しているのだが、弘法、筆を
選ばずだね。すごいなあ。ぼくも精進しよう。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW