株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
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2007年06月09日(土)


アイデアは消えたが対策は増えた

書くコンテンツを空中からひねり出し、ようやく指先
につかまえた・・・

書くという行為はアイデア=shadowに言葉=shapeを
与える地道な作業だ。

思考すること30分、ようやくshapeを得たかと思った途端、
自宅電話が鳴る。
この電話は滅多にかからない。
番号表示を見ると、携帯だ。友人か親戚かと思い、出る。
出た瞬間、ついさっき苦労して指先にした着想が霧散。
ひょえーーー

「あ。もしもし***と申しますが、奥様いらっしゃいます
 か」(女性の声)

「・・・いません」(哀しそうな演技)

「・・・お出かけとか、そういうのではなく」

「・・・はい」

「こちら、女性用化粧品のご案内でお電話しているの
ですが、そうしますと、お嬢様とかも・・・」

「いません」

「(ものすごく申し訳なさそうに)これは失礼を
いたしました!!」そそくさと切る。

土足マーケティング電話撃退方法のバリエーションが
これで一つ増えた。ちなみに過去の実績は

・老人の一人暮らしでそういうものは要らない編
・言葉が通じない人編
・書生で留守番しているだけなので聞いてもわから
 ない編

などがこれまで効果を発揮してきている。

 

2007年06月08日(金)
トランス

本を書き始めると、トランス状態になって、行動が
異常になってくる。「何かが降りてくる」のである。
昨日も一日、「自分であって自分ではない」状態
だった。そういうときに何をするかというと、
原稿に書いたとおりのことを実行し始めるので
ある。

呼吸法について書くと呼吸し始めるし、
「捨てる」について書くと、本や書類の整理を
始めてしまった。書棚を占める大半の本と雑誌、
その中には自分が連載を持っていた懐かしい
雑誌も入っているのだが(『ライトハウス』『ぷらっと』
は残してあります)、全部、捨てた。取材を
受けた「思い出」の雑誌も、全部廃棄。

突然、ウクレレを弾き始めたり、歌いだしたり、
作曲した新曲にまだコードをつけていなかったことを
思い出し、「何があっても今やらなければ世界が
終わる」という強迫観念に襲われたりする。

家族は慣れたもので、放置してくれている。

こういうときは知的アンテナがびんびんに鋭く
なっているから、自分の周囲すべてが「ネタ」
になってしまう。

そして今朝、また新しく発想し、文体を間違って
いたことに気づいた。おかげで昨日書いた文章は
すべて書き直しである。自分を呼ぶ一人称も
変える。「私」ではなく、今回は「ぼく」にする
んだ。どうしてかというと、直感がindicate
するから。そうそう、英語で物語が流れてきて、
日本語に翻訳しながら書いている場面もある。
英語そのままで書けたら、楽なのにな、
と思いながら。

 

2007年06月07日(木)
ZARDと共に励む創作の夏、ふたたび




本日より書き下ろし新作に着手。まずは全体の設計図と
イメージボードを作成する。BGMはZARD。そういえば、
『Permission Marketing』翻訳の際もがんがんZARDを
かけまくっていたなあ。あの夏も暑かった。

さて、楽しい創作の開始だ。人生最高の悦びである。

*「写真はイメージです」という但し書きの意味が
よくわからないのだが、写真はイメージです。

 

2007年06月06日(水)
夏は地球のギフトだと思う

今日の湘南の波は、高い。

小田原へ。

江ノ島を横目に見ながら、そういえば一度も行ったことが
ないなあ。江ノ島を見ると、寅さんを思い出すのはどうして
だろう。

材木座では早くも(葉山一色海岸もそうだが)、海の家
の建設が始まっている。えらく気が早いなあ、と思ったが、
そうか、もう7月1日まで一ヶ月切っているんだ。
この日差しと海と波と風とを感じると、ワクワクだね。

そしてこういうときのドライブで聴くのは地元station
に限る。湘南ビーチFMか、FMヨコハマ。FMこそが、
「地元のスローメディア」だ。
そういえば、中山美穂がFM局を湘南のビーチ全体へと
広げたいと思っていて、織田裕二なんかも出てくる
映画があったなあ。ホイチョイプロ。

夏の扉は、いよいよ開くのだ。

 

2007年06月05日(火)
そんなもん、へーきです

駅に向かって歩いていた。
道路の反対側を、コロッケほおばりながら、
20代の若者が歩いてきた。
ぼくと彼は道路を挟んでいる。

ト、

彼がいきなりコロッケを落としてしまった!

「あ。落とした!」と思った瞬間、「痛み」を
目撃するのがつらかったので(笑)、目をそらした。
すぐに視線を戻すと、何と! 彼はコロッケを
平然と拾い、もぐもぐほおばって何ごともなかったかの
ように歩き去った。

ぼくはこころの中で大拍手をした。
エラい! エラいぞ若者!

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW