椰子の実日記【JOYWOW】
2007年03月18日(日)
ひょっこりこんIHATOV

ずっと探していて、結局版元にさえなさそうだ、という絶版 の文庫『宮沢賢治万華鏡』(新潮文庫)。あきらめかけて いたのだが、最後のさいご、いつも助けてくれる ジュンク堂をチェックしてみたら、何と! あった!
早速ジュンク堂書店BOOKWEBで注文、667円の文庫本一冊 では申し訳ないと、ほかに岩波ワイド文庫で賢治ゆかり の『法華経』三部作を一緒に購入した。 ジュンク堂は、昔から「こんなの、ないよなあ」と あきらめている本を置いてくれている。例えば神戸三宮店で それは震災前のことだけど、ハンガリーの不条理作家 の作品『エペペ』を探したら、ちゃんとあった。
今回もあまりに嬉しくて、ウェブ担当の方にお礼の 一言をメールでさしあげた。通常こういう場合、 返信はないものだが、 ------------------------------------------- ご希望に副うことが出来まして、 わたくしどもと致しましても幸甚でございます。 -------------------------------------------- というきちんとした日本語で(当たり前だが、 ネットショップでは今や珍しいのだ)返信が 返ってきて、胸がきゅんきゅんした。
感謝、感謝だ。ありがとう。
2007年03月17日(土)
きらめく五十鈴川

ぼくにとって伊勢神宮といえば何といっても五十鈴川。 おかげ横丁ができた年というから今ググって調べると 早14年前以来のお伊勢さん参拝。写真は五十鈴川の すきとおったキラキラ川面。
朝日課の瞑想をしていたら、突然、お伊勢さんに呼ばれた。
外宮の後、おかげ横丁でタクシーを降り、ランチ。 人、人、人、で、人気テーマパークとなっていた。 できたばかりの頃は、ガラガラで、どうするんだろう、 と思ったものだが、タクシー運転手さんによると、 「朝8時から人がいる」人気ぶりとのことだ。
皇大神宮(内宮)階段下から既に人の行列。 せっかくだから、と並んだ。時間をみたら、お宮さん前 まできっちり30分かかった。参拝を終え、階段下に おりて35分。まさにテーマパークである。
お伊勢さんはさすがの清浄な氣で、パワーを一杯 いただいた。おかげで元気、元気! 感謝だ。
2007年03月16日(金)
パン屋さん、始めました
出張の楽しみは、その土地ならではのニュースだ。 今朝は富山で、NPOが作った障害者の働くパン工房 の話題。
NPOの担当者の言葉が印象的だ。
「儲けよりも、支店を増やしたい。働く場所が 増えることになるから」
こういう、すきとおったおいしいたべもののような ニュースに出会うと、しあわせを感じる。
新聞記事はここ(→)
2007年03月15日(木)
賢治ブックガイド
「宮沢賢治、実は読んだことがないんです」
とおっしゃるかたが意外に多い。実はぼくも今年に なるまで、一篇のほかは、読んだことがなかった。 その一篇というのは、『虔十公園林』で、インビジブル・ トークでZONOと対談した際、ZONOが話で引用、帰りに 文庫本(『風の又三郎』新潮文庫)を呉れたんだ。
これから読む人のためのブックガイド。 新潮文庫『新編・風の又三郎』『新編・銀河鉄道の夜』 『注文の多い料理店』の三冊があれば、一生読みつづける ことができます。『ポラーノの広場』もありますが、 この作品はまだ読んでいないので、コメントは控えましょう。
賢治は、何度も繰り返して読むといいです。 賢治は、絵本は買ってはいけません。文字だけで、 イマジネーションを楽しむのがおすすめです。
『銀河鉄道の夜』を文字からイメージする楽しさ。 『どんぐりと山猫』冒頭に届いた葉書の文字が どんなだか想像する楽しさ。 『注文の多い料理店』序文の美しさ(下記↓ わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも・・・) 『月夜のでんしんばしら』の歌を声に出して読む 楽しさ(ドッテテドッテテ、ドッテテド、でんしんばしら のぐんたいは はやさせかいにたぐいなし・・・) 『楢ノ木大学士の野宿』鉱物たちの会話 『なめとこ山の熊』小十郎の男気、熊との友情
きりがないので、やめます。ここのところ、ぼくが こっているのは、賢治と、NHK教育ピタゴラスイッチ です。→ココ
2007年03月14日(水)
イメージング・ビジネス
4月28日に渋谷で開催する
中野裕弓さん(→) ブログはここ(→)
とのジョイントセミナー、現在企画の最終段階です。
ぼくは、今年ぼくが主張している
イメージング・ビジネス Imaging Business
を軸に、お話します。イメージング・ビジネスとは、 セミナー案内文から引用すると
------------------------------------------------------- 人間の想像力を軸として、企画、開発、設計、販売、 などのビジネス要素を組み立てていく統合的アプローチです。 持続可能なビジネスは何よりもイメージング力を必要とします。 そして、現実にイメージングで利益を出している企業が地球の あちこちで出現し始めています。 セミナーでは、そんなビジネスの実例を挙げながら、 「今すぐに使える」手法を伝授します! もちろん、個人生活 もこれでハッピーもりもり! -------------------------------------------------------
ということで、新聞や雑誌に取り上げられる企業事例には ない、新しい時代の新しい息吹を感じていただける、 そう思っています。
たとえばいつも異和感(ざらつき)を感じるのが、
「A+B=国内最大小売企業誕生」
という機械論的企業観だ。過去、銀行などで「世界最大規模」 「有数の」巨大企業が生まれたが、顧客にとって何が 生まれたかというと、
「このATMは旧**銀行のものです」
と言って、「合併前」の古い通帳を持っている顧客には 平気で不便を強いたりする。
すべて、イメージング=想像力の欠如が根っこにある。
来週あたまには4月28日のセミナーの募集を開始します。 どうぞお楽しみに!
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