株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
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2007年03月03日(土)


賢治を読める幸せ

移動の新幹線車中、賢治『銀河鉄道の夜』を
読み浸る。既に昨夜一回目を読んだのだが、
感動の波薄れず、細かい描写を楽しむため、
再読。

天気輪(てんきりん)の柱

銀河ステーション

たくさんのきいろな底をもったりんどうの花が、
いっぱいに湧くように、雨のように、眼の前を
通り、三角標の列は、けむるように燃えるように、
いよいよ光って立ったのです。

けれどもあやしいその銀河の水は、水素よりも
もっとすきとおっていたのです。


まさかタイタニックの沈没で亡くなった子ども
たちが銀河鉄道の乗客になるとは思いもしない展開。

永遠不滅の名作を、原文で、日本語で、読めること
の幸せを、しみじみかみしめている。
よく言われることだが、無人島に一冊しか本を
もっていけないとすれば、ぼくは迷わず賢治作品を
選ぶだろう。迷うのは、さて、賢治のどの本に
するか、だ。これは本当に、悩ましい。

 

2007年03月02日(金)
この裏にカミソリコーナーがあります




定宿近所に名古屋地区名物のコンビニCOCOストアがある。
ソニー創業者盛田さんの実家「ねのひ」ブランドで有名
な盛田酒造がやっている(という記憶がある)。
COCOストア、ぼくは大好きだ。たとえば、写真のように、
ホテル近所という地域特性を生かすため、不案内な
顧客向けに、「棚の裏は**です」という「裏案内」
がある。こういう一工夫を見ると、商いの悦びを感じる。

 

2007年03月01日(木)
アポロのサザンクロス




昨夜一旦家に戻り、とんぼ返りで昨日までと同じホテルに
チェックイン。ホテルスタッフも心得たもので、荷物を
預かってくれ、さらには今日の部屋へと事前に保管してくれ
ていた。今週は月曜から土曜まで、このホテルの住人だ。

家には山のような郵便物があって中にLAから転送されてきた
読者からの分厚い手紙。日系のかたらしいのだが詳細は
不明だ。ぼくのちょっと前の『Lighthouse』誌記事の
コピーとともに、手書きでびっしり書いてきてくださって
いる。内容はとても重く、返事をさしあげなければならない
のだけど、部屋のソファに坐って、さてどうしたものか。

「ほんの小さな気持ちです」と、コレクターズアイテムの
アポロ切手を添えてくださっている(画面右上)。
ぼくは価値がよくわからないのだが、すごいお宝であることは
間違いない。値打ちもの切手特有の強い氣が満ちている。
ありがたいやら、とまどいやら。

うん、と腕組みする、弥生ついたち。

 

2007年02月28日(水)
今朝のニュースから

今朝は時間の余裕があったので、ホテル自室
に寛(くつろ)ぎながら、テレビを見ていた。
面白かったことをメモ。

●NHKニュースから

伊勢志摩ではウツボの養殖をやっている。
全国でも珍しい試みらしい。ウツボという魚は
まだ謎が多く、生態がよくわからないため、
試行錯誤の繰り返し。

ウツボにえさとして魚を与えると、ちょうどマンガ
で描かれるような、頭とシッポだけが残って、間
の骨だけがきれいに残る。ウツボは魚の食べ方が
きれい。

●はなまるカフェから

浜崎あゆ

・地方のホテル宿泊の折

myベッドマットを持参して常に同じベッド硬度
をキープ

加湿器10台

・自宅
靴専用の部屋があって、そこでは専用の照明が
あって、ライトアップされている

あゆ、さすがアーティストだけあって、不思議
な雰囲気をもっていた。

スタッフが30人以上スタジオに来ていた。
これだけでも大変な経費だろう。タクシーに
乗ったら一人1万円としても、一回あたりそれだけで
30万かかる。さすが「大企業」あゆ。

 

2007年02月27日(火)
娘とビーチで遊ぶ




毎晩、瞑想する。写真は、昨夜ホテルで瞑想中に浮かんだ
イメージ。あわてて備え付けのメモに描いた。

4〜5歳の、日本人の女の子がぼくの娘で、ぼくは
「目線のみの出演」なのだが、波打ち際で嬉しそうに
遊んでいる。メモに描いてあるように、髪は黒、
オレンジのワンピースを着ている。

さて。
これは一体何を意味しているのだろうか。

瞑想がすんだあとも、目鼻立ちまでくっきりと
「娘」の顔立ちがイメージできた。

会えるのはいつだろう。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW