株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
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2007年02月26日(月)


賢治にハマっています

今日から長期の出張だが、移動中も、賢治に
ハマっている。

ナンセンス
シュールリアリズム
ホラー

いやらしい寓話的教訓のない味わいが、とても好みだ。
出張にやさしいのは、文庫で読めるから、荷物が軽く
なること。でも、その分、仕事用のパソコンや書類、
参考書は変わらないので、結局大きいスーツケースを
転がすことになるのだが。

賢治、すごい! いまさらながら、その天才ぶりに
感動している。

 

2007年02月25日(日)
賢治の、時代をまたぐパワーの理由

『クラムボンはわらったよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』
『クラムボンは跳ねてわらったよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』

水底で蟹の2疋の子どもの会話。物語の冒頭から、
ぶっ飛んだ書き出しだ。

ご存知、宮沢賢治。
このたび、初めてわかったのだけど、賢治は
霊媒体質だったようだ。賢治の作品に漂う、
不思議な異次元の感覚は、それゆえに非常に
現代的なのだが、考えてみると大正時代の文学
なのだ。賢治の現代性、先進性は、即ち
「時代を超える力」のゆえなのだが、では、
なぜ時代をまたぐだけのパワーを持っている
かというと、そのスピリチュアリズムなのだ。

小学生のとき、何かのご褒美に、担任の先生から
賢治の伝記をいただいたのだが、当時は興味を
もてずに、読まなかった。今思えばもったいない
ことをしたと思う。

ここのところ、読む本、見るテレビ、あらゆる
ところで賢治に出会う。きっと天が読め、と
いうメッセージをくださっているのだろう。

賢治をしばらく、集中的に読もうと思っている。

 

2007年02月24日(土)
小の強みが出る時代

振り子が反対方向に振れ始めていることに気がつく。

どこか遠い街とか、場合によっては外国の都市に
あるオフィスのデスクで、顔も知らないアタマの
いいだれかが考えだした製品・サービスを購入
する。

100万個とか、1,000万個とか、同じ顔をした製品を
大量に陳列されているスーパーの棚から選んで、購入
する。

これが、「近代工業化」の結果ぼくたちが達成した
経済のありかた、購買行動のありかただ。

結果どうなったか。

いい商品(製品・サービス)は、店で買えなくなった。

経皮毒のない、無添加のEMしゃぼん玉石けんは近所の
スーパーでは買えないので、ネットを利用する。

ベストセラーではないが、必読の本、たとえば、
『がんが消えた』『あの世はあった 文豪たちは見た!
ふるえた!』(三浦正雄、矢原秀人著、ホメオシス刊)
といった良書も、近所の書店にはない。話題の小林
正観さんの、「ほんとうに面白い本」は、弘園社、
宝来社からの直販でしか買えない。

経絡をしっかり通してくれるぼくにぴったり合った
推掌マッサージは日本広しと言えど、都内某所に
ある某店でしか、受けられない。

おいしい無農薬野菜も、買える販路が限られている。

このほか、クリーニングサービス、医療サービス、
果てはおいしいお好み屋さんに至るまで、全国規模、
地球規模の企業では提供が難しいことに、みんな
気づき始めている。

いよいよ本当の意味での、商店街復活、中小企業繁栄の
環境が整った!

 

2007年02月23日(金)
店の上に住む

Judy Wicksが創業した、フィラデルフィア、ペンシルバニア
大学近所にある

White Dog Cafe(→)

は、「事業の成功と人生の幸せとを重ね合わせる」ことの
できている素晴らしい事例だ。

Judyは、

creative leadership
in combining sound business management
with social vision

を理由として、Business Enterprise Trust award他を受賞
している。「健全なビジネスマネジメントと社会的なビジョン
を結ぶ創造的リーダーシップ」素晴らしいよね。

Judyがいつまでも「自分にできる最良のサービスを提供し、
最良の自分になれる」ことを事業を通じて楽しめている
理由は、「店の上に住んでいる」からだ。

「今では、人々は生活を細かく分けて、家庭と職場で
異なる価値観をもつことができるようになっています。
ビジネススクールでは、『仕事に行くときには自分の価値観
を家に置いていきなさい』と教えます」(*)

しかし、「店の上」に住み、地域社会からの雇用者と
仕事を一緒にやっていると、「価値観は一本」で済む。

職場と住居とで価値観を分けること。これが一連の
企業不祥事の発端ではないかと思う。

今では日本のボディショップはイオングループの経営
になっている。伝説の創業者アニタ・ロディックは
98年に取締役会で解任されてしまっている。
株式公開しない選択、についても、これからの起業家は
充分検討するべきだろう。

*『グッド・ニュース』(中小路佳代子他訳、より引用)

 

2007年02月22日(木)
Things delivered today




向かって左から。

『あなたのTシャツはどこから来たのか』
本の上に乗っているものは砿物からの有機物質。
ソマチットを含有。
『グッド・ニュース』

Common themes running through all of things are
as follows;

・自然の中の人間としてのライフスタイル
・近代哲学・科学信仰からの脱却
・ホリスティック医学

『グッド・ニュース』の序文は辻信一教授による。
何と! スロー仲間なのである。

ぐるりと一巡りして、「スロー」に戻った感、あり。
猛烈な執筆意欲が湧くも、目の前の仕事の手が離せない。
面白い毎日だ。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW