椰子の実日記【JOYWOW】
2007年02月21日(水)
自然治癒の生々しい事例がここにある

寺山心一翁さんのことは、アンドルー・ワイル博士の 著書ほかで知っていたのだが、ご自身の著作に触れる のは初めて。末期ガンと診断され、病院の言うことを 聞かない「問題児」だったため、「病院が気に入らない なら自宅で死を迎えればいい(病院側の考え)」という 任意退院をした。それから寺山さんの人生が思いも かけない流れを見せ始める。周到に練り上げられた シナリオが存在するかのように(存在するのだろうが)、 ホーリスティック医学、フィンドホーン、チェロ、 などなどの舞台装置が動き出す。 そして、周囲のだれもが「まだ無理」と否定的だった フィンドホーン行から帰国したとき、氏のガンは消滅 していたのである。
職業人の生き方、現代西洋医学に内在する問題点、 食べること、水、気持ちの持ち方、生活環境の重要性、 といった、ぼくたちに必須の重要ポイントが満載の この本、年齢30歳以上の、日本語の読める人なら 全員必読の書。強くお勧め。
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2007年02月20日(火)
満足した生
先日たまたま知遇を得たHさん(ご本人に迷惑がかかる といけませんので、お名前は伏せます)。
Hさんは世間的な職業名で言うなら「整体師」なの だろうか。ただ、実際にHさんが行う施術は「生命治療」 の効果を持っている。何しろ、一旦あっちの世界に 行ってしまった人を蘇らせてしまうのだ。あるときは、
「せっかく気持ちいい場所に行っていたのに、どうして このしんどい世の中に連れ戻すのだ」
と叱られたという。
とにかく不思議な人で、オーラを見ると、人間のそれ ではない。地球人とは全く違うのだ。 カプセルのようなものに全身が包まれていて、その ため、有象無象の邪悪(something evil)が寄ってきて いるのだが、すべて跳ね返している。
Hさんは、ご自分の仕事を、こう定義されていた。
「私の仕事は、その人が、死ぬときに、満足して 死ねる、納得してあっちの世界に旅立てるように すること」
たしかに。人は死んでも無にはならない。ボディが なくなるだけで、魂や思いはそのまま生前と同じ だから、たとえば何かに不満を持って電車に飛び込んだ とする。しかし、ボディが壊れても、「気持ち」は無に はならない。そのまま残る。自殺する人の多くは 「死んだら無になる」と思っているから、「自分が まだ意識があるということはまだ死んでいない」 と考える。ところが、である。ボディがなくなって しまうと、否、ないからこそ、思い通りのことが できなくなるのである。するとフラストレーションは そのままの塊りとなって、残る。いわゆる「成仏 していない」霊魂となって、彷徨うようになる。
長くなるので先を急ぐが、要するに、「納得した生」 「満足のいく生」を生きない限り、死んでも問題は 解決してはいないから、「胸のざらつき」は消えない のである。
Hさんは天から与えられた能力を使って「納得した生」 が理解できるようにしている。
「いかに生きるべきか」
は
「いかに死に臨んだ瞬間の気持ちをご機嫌さんにできるか」
ということなのだ。
2007年02月19日(月)
台湾企業家のスケールの大きさに驚く
横浜で、台湾の起業家R氏と面談。 氏はぼくの27歳年上。日本語ベラベラで、それも そのはず、日本の大学の卒業生だ。 裸一貫から現在の企業グループを築き上げた R氏の話は、事実の重みで、時間を忘れ、魅了された。 それにしても、中国の企業家のビジネスの規模は 気宇壮大だ。そのビジネスエリアは持って行った地図帳 一ページでは収まらず、何ページかをめくりめくり ながら、話をおうかがいした。
中国では旧正月で、R氏、現在は休暇中。 その休暇も寸暇を惜しんで精力的に飛び回って おられる。そのパッション、見習わねば。
R氏とのご縁に感謝。
2007年02月18日(日)
何を学ぶか
休日だが、机に向かう。
クライアントさんの新規事業のためのロゴマークを ぼくがデザインすることになった。光栄なことで、 身がひきしまる。集中する。
『らくちん』メルマガ執筆。
『Discover』誌の遺伝子工学最新記事を読む。 The new genetics:DNA is not your identity.
もう一冊、『U.S.News』誌 特集記事 Science and the Soul
これらを読みながら、再認識したことは、
「JOYWOWは現在流行の、いわゆる『スピリチュアルもの』 を売りたいのではない」
ということだ。あくまで会社ビジョンである 「JOYとWOWを世界に広げたい」、そのために「まっとうな ビジネス、人として健全な人間」としての生き方を しようよ、ということであって、「あなたのオーラ は何色」「あなたの前世はなんとか」ということ 「そのもの」をビジネスの対象としているのではない。
あくまで3次元に生きるぼくたちが、いかにハッピーに 楽しく毎日を暮らすことができるか、が、重要なんだ。 たとえば、不思議なことが起こったとしても、大切な のは、「その意味するところ」であり、「そこから 何を学ぶか」。人間的に成長するための磨き砂として。
2007年02月17日(土)
電子書籍もご贔屓に
ぼくの本は電子書籍でも販売されていて、『五感商品 の創りかた』は、リアルな紙の本よりも電子版が先行 発売されるという日本初の試みもなされ、当時話題に なった。
ニュースリリース(→)
今日版元さんから書類が届いてわかったのだが、 電子書籍、じわじわと売れているようだ。ありがたい ことである。
『スローなビジネスに帰れ』 『五感商品の創りかた〜スローなビジネスに帰れ2』
いずれもリアルな本が書店では入手困難だという事情も あるのだろう。『スロビ』は『スロー・ビジネス宣言!』 というタイトルで日経ビジネス人文庫になっているので、 リアルな本がお好みの方は是非。ちなみに、『スロー・ ビジネス宣言!』もまた、デジタル版が販売されています。
『五感商品』は、携帯版も売れているのが面白い。 携帯ブラウザ画面であの本が読まれているシーンを想像すると とても興味深いのだ。あの本には、バンドメンバー Taizoも顔写真入りで登場する。Taizo、携帯デビューだよ!
出張から帰り、メールソフトを開くと、『CSR』またもや 増刷との知らせ。これで5刷だ。あのような骨太な本が 着実にロングセラーになっていることは、とても 嬉しい、幸せな気持ちだ。感謝感謝。
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