椰子の実日記【JOYWOW】
2007年02月16日(金)
マークス寿子さんの旺盛な批評精神に脱帽
マークス寿子『日本はなぜここまで壊れたのか』(草思社) は非常に示唆に富む作品である。
・ゆとりのない社会 ・東京の郊外化する地方都市 ・なぜ犯罪は広がったのか ・少子化対策はお笑い草 ・増えつづける、男のように生きたい女 ・金がすべての世の中に ・遅れている国、進んでいる国
以上、全11章。
章タイトルだけでも魅力的だと思いませんか?
ぼくの仕事に関して言うなら、経営コンサルティングで、 働くモチベーション、採用、育成、女性の働く環境、 というテーマについて考えるための良きtipsをいただいた。
それにしても帯の文面、
「日本は、愛されたい男と情(じょう)のない女の 男女共同参画社会になってしまった!」
ここまで言い切ってしまうマークス寿子さんの勇気には 脱帽だ。いまのところ、ぼくはこれに対してコメントする 言葉を持たない。
2007年02月15日(木)
オムカレーで昭和を味わう

築地の豚ちゃん。オムカレーが有名だ。 カウンターばかりのお店で、写真の、のれんの 入口と、向かって右にある入口も、両方一つの カウンターに中でつながっている。
カウンター内で迎えてくれるのは、ベテランの 職人さんと店主。昭和の香りが一杯だ。
オムカレーは990円。オムレツの上にカレーが かかり、キャベツ山盛り、という、極めてシンプル な昭和を演出してくれる。味も、昭和の食堂の カレーであり、懐かしさ一杯だ。
カウンターの中から、看板娘であるおかみさんが 外に目を光らせていて、席が空いているのに外から は見えず、お客さんが外で待ったままだったりすると、
「一つ! 空いてる!」
と、朝礼の運動場で先生が
「そこ! おしゃべりしない!」
というような口調で外に呼びかける。食べていて、 びくっ、とする。それもまたここの味わいなんだ。
2007年02月14日(水)
昭和の香り

打ち合わせで入った某喫茶店。 そこは昭和の香り高い店内で、マスターも、フロアスタッフ の女将さんも、全身が「昭和!」という大迫力の店なの である。 さて、写真の、ソース差しに入っている液体は 何でしょう。
答。
紅茶や珈琲を注文すると出てくるシロップです。 すごいよねえ。
夜は赤坂の北海道料理店にて、コラボプラン山本藤光氏、 コラボプランD&C大井正史氏と会談。新企画について 合意。楽しみが、また一つ増えた。
2007年02月13日(火)
ラビットと国語とエマーソンとゲーテと万葉
関根麻里さんは関根勤さんのお嬢さんで、英語堪能、 留学先のエマーソン大学は4年課程を3年の飛び級卒業 だが首席だった由(Wikipediaによる)。
とても好感のもてる、いいお嬢さんだなあ、と思って いたのだが、今朝の「はなまるカフェ」でのお父さん の話を聞いて、納得した。お父さんが麻里さんの 出演番組でチェックし、ダメ出しをするポイントは 「言葉づかい」だという。
関根勤さんは、ぼくもかねがね指摘している「なります」 が間違っていると熱く語っておられる。ほかにもいろいろ お嬢さんに指摘すると、現場のテレビ局ディレクターから の指示や、台本にある言葉づかいだったりする由。 それでも間違っているものはダメだ、と折れないそうだ。 素晴らしい。
携帯、ネットをはじめ、これだけコミュニケーションツールが 揃っていながら、現代ほどコミュニケーション不毛の時代も またとないこと、前例がないと思うのだが、その原因は 国語教育の貧困にあると思う。企業の新人教育には 是非、「国語」を入れるべきだ。
ゲーテは北斎と同時代の人だが、ゲーテ時代のドイツは まだドイツ語が整備されていなかった由。 これはおそらくヨーロッパ大陸の歴史が戦争の歴史だった ことも一因だろう。既に国語が完璧に洗練され、はるか 万葉の時代からの美しい文学の歴史を持つ日本。
国語をもっと勉強しましょう。
話は戻るが、以前よりファンだった関根勤さん親娘、一層 ファンになりました。
2007年02月12日(月)
ハマってます
テレビ『電車男』『タイガー&ドラゴン』『木更津 キャッツアイ』いずれも2〜3周遅れくらいでハマり、 遂にはDVDまで買って何度もなんども観るように なった。
さて、またもや周回遅れでハマっているものがある。 今回は5周くらいか。それは・・・何と!
『冬ソナ』
TBS『はなまるマーケット』を時計代わりに流して いるのだが、そのままつけていると、昔のドラマ をやり始める。そうそう、この時間で『花より男子』 とかも観たなあ。
「へっ、フユソナだってさ」
とナナメになっていたら
それが、ハマってしまったのである。
知らずしらずのうちに例のテーマソングを口に してしまっている自分がこわい。
韓国ネタといえば、日本で大人気の例の韓国のり。 発端は日本人観光客が韓国に行って、「味付けのりは ないの?」と訊いたことなんだって。 そこでロッテ百貨店の秋山英一氏が韓国風にゴマ油と 塩味をつけて販売したところ、爆発的な人気になった んだって。昨日話した、韓国のバレンタインデーの 仕掛け人もこの秋山さん。すごいね。
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