株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
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2007年02月01日(木)


ファウストを翻訳する




今朝、天啓のようにやってきたメッセージなのだが、
老年にさしかかったらゲーテ『ファウスト』の
翻訳をやろう。

ドイツ語は大学の第二外国語でやったのだがその後は
全く手をつけていない。ただ、大学時代は原書のほうが
翻訳書よりも安かったため、原書を何冊か、読んだ。
カフカ、ヘッセ、マルクス、ウェーバー。
ちなみにフランス語も大学時代独学で勉強し、こちらも
翻訳書より安いので何冊か、原書を読んでいる。
愛読したのはサガンだ。いいにおいのする紙を使って
いて、さすがおフランス、と、あこがれた。
多分ドイツ語もフランス語も前世のどこかで話して
いたのだろう。簡単にできた。前世ではイギリスでも
暮らしていたらしい(ストーンヘンジで天文学を
やっていた)ので英語も得意なはずなのだが、
こちらは読めても、話す、聞くはいつまで経っても
苦手だ。

さて、実はゲーテを読むのは35年ぶりくらいである。
というか、読んだのは、かつてあった旺文社文庫所収
の『若きウェルテルの悩み』、これもたしか読了してい
なかった気がする。だから実質、ゲーテは初めてだ。

まとめて注文していた本が届いた。『ファウスト』
『ゲーテとの対話』。ファウストは池内紀先生の
翻訳を選んだ。池内先生、大好きだからである。

新しい読書の世界が広がる、そんなワクワク感が
あるのだが、当面は目の前の仕事に没頭しなければ
時間を取れない。読めるのは出張移動の新幹線
車内だな。こうして出張がまた楽しみになった。

 

2007年01月31日(水)
さてもややこしい世界よ

後で気づいたのだが、昨日書いた森ビルの件。
よく考えれば、高層ビルを森ビルが建ててくれる
おかげで、電波が遮られるのだ。だから電波障害と
なるわけで、だったら大歓迎だ。
電磁波が少しでも遮られるわけで、むしろ喜ばしい
ことだったのだ。皮肉ではなく、森ビルさん、ありがとう、
なのだった。

さて、以前ここでも書いた、某銀行のキャッシュカードが
今日届いた。ICキャッシュカード/クレジットカード/
キャッシュカードの三種類の機能がついてくる。
かけうどんを頼んだのに、天ぷらと生卵がついてきた
感じである。カードをよく観察すると、カードの上と
下に矢印があり、正反対を向いている。

恐ろしいことに、「ICキャッシュカード/クレジットカード」
の向きに入れると「借金」になってしまうのである。

さらに恐ろしいことに、このカードには暗証番号が
二種類あって、一つはATM機利用の場合、もう一つは
クレジットカード利用の場合。

とことん恐ろしいことに、ぼくはその暗証番号を
きれいさっぱり忘れてしまっているのである。

仕方ないので、「お問い合わせは」とある、0120の
番号にかけたらいやな予感がした通りの事態であって、
その番号はクレジットカードについての質問は受け付けるが
暗証番号については最寄の銀行窓口に印鑑と本人証明書類
を持参の上出向かないと教えられない、という。

だってさー、申し込み書お客様控えにも暗証番号は
載らないようになっているしさー、ややっこしいこと、
この上ないよね。

結論。この口座は、「入金」のみで、「出金」には
使わないことに決めた。出金するときは口座解約の
ときであり、よって、カードはサインもせず、家の
金庫に保管、凍結することにした。

 

2007年01月30日(火)
電磁波汚染

朝刊の折込広告に、森ビルの住民説明会の案内が
入っていて、なになに、馬車道に計画中のビルで
電波障害の可能性があるから住民の皆さんに説明会を
・・・って、馬車道って、滅茶苦茶遠いやん。
ここ、葉山やから、関係ないはずやけど・・・と、
住民説明会を開催する「可能性のある地域」を
見てみると、横浜市内は当然だが、何と、逗子
葉山地区にまでその影響は及ぶらしい。

ひょえーーー。

そこで話はGoogleに飛ぶ。

Google、本社のあるマウンテン・ビュー市内では
ワイヤレスネットの環境を無償で市民に提供している。
この「無料ネット提供地域」をこのたびサンフランシスコ
にまで広げ、市内に数千本のアンテナを立てた由。
一本ずつのアンテナはカバーできる範囲が狭いの
で、複数アンテナを用意、エリア内を移動している
ユーザーがいても、バトンタッチでネット環境を
提供する、とのこと。

思うのだけど、これって、サンフランシスコ市民は
全員が望んでいることなのだろうか。

心臓のペースメーカーをしている人や、電磁波を
好まない人にとって、自分の住環境にワイヤレス
がやってくるのは、ある意味、「汚染」ではないのかな。

このGoogle施策、ほかにもいろいろ気になる点は
あるのだけど、話は馬車道の森ビル計画に戻る。

葉山の美しい海と空気が、電磁波で汚染されるというのは
たとえテレビに障害が出ないとしても、気になる
のだが、そういう考えのぼくは「考えすぎ」なの
だろうか。

 

2007年01月29日(月)
『天国と地獄』(1963年作品)

昨日のオフは、結局リビングでずっとテレビを
見て過ごした。

ぼんやりチャンネルをザッピングしていたら、
黒澤監督『天国と地獄』。既に30分経っていたが
以前観た映画と思い、再見しよう。

観ているうちに、初めてであることに気づいた。

電車内での犯人とのやりとり、1963年当時の
横浜近郊の空気、など、興味深く、ぐいぐい、
ひきこまれてしまった。

作品のテーマはタイトル通りなのだが、
犯人の動機となった格差、映画公開時1963年には
「明確に・ハッキリと」あった。

いやらしいのは、2007年の現代、その格差が
あいまいで、ヴェールにくるまれてしまって
確かに存在するのに、しないかのように
見えることだ。

だとするならば、この映画の描き出す悲劇以上の
悲劇が、現代の日本社会にも厳として存在する
のだ。富める者、貧しき者、いずれが天国か、
地獄か。単純な二者択一ではないこと、まさに
そのことが、この映画のテーマであり、黒澤監督の
主張なのだろう。

 

2007年01月28日(日)
今日はオフです

我ながらワーカホリック状態なので、今日は日曜だし、
お休みすることにした。

・・・と、気づいたら、原稿を一本、書いてしまった!
いかんいかん、パソコンの前に座ると、ついつい
仕事してしまう。

書斎から出よう。

ということで、今日はこれからオフします。
明日は朝から出張。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW