株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
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2005年07月01日(金)


になります撲滅運動、しぼみかける

ただいま〜!

ぼくは「になります」撲滅運動の旗手を自負しているのだが
石垣島は川平(kabira)のグラスボート「青い珊瑚礁」号の
塩辛船長までが「これがサンゴになります」と言っている
のを聞いて、これは、もう、認めざるを得ないのかな、と
観念した。

若いホテルスタッフが「になります」というのは仕方ない。
彼らは大半が東京、大阪から来ているのだから。
しかし、地元のおやっさんまでが言い始めたのだから・・・。

そういえば、フィジーで案内してくれたフィジー人の
日本語も「になります語」だった。
「こちらが、搭乗ゲートになります」

推測するに、正しい語尾は「・・・です」なのだが、
それではなんだか丁寧さが足りねえ、だったら「ございます」
だがそれもまたかしこまりすぎだ、何かねえかってんで、
「になります」になりましたのだろうか。

要するに、みんな、「これは間違った日本語だけど使っている」
のではなく、「正しい丁寧語・接客用語である」と
信じきっているのだ。

・・・いやいや、数の多寡でものごとの善悪が決まるわけ
じゃあねえ。そんなことが世の道理なら、戦争もテロも政治も
何もかも正当化されちまう。

間違いは、やはり間違いなのだ。

ひきつづき、「になります撲滅運動」の活動は続けることに
した。

 

2005年06月26日(日)
ハッピーのものさし

明日から30日までPalmtree Inc.はお休みします。
この日記も、メールもすべてお休み。

「20年間無敗の男・雀鬼」こと桜井章一氏の著作
に凝っている。きっかけはZONOがプレゼントしてくれた
『人生を掃除する人 しない人』(東洋経済新報社)だ。
イエローハットの鍵山秀三郎氏との共著で、現代日本に
対してぼくの感じている違和感をきれいに説明してくれた。

簡単に言うと

勝ち組・負け組という言葉

「大金を儲けたら、
ヒルズに家を持ったら、
高級レストランに出入りできたら、
高級車に乗ることができたら」
  成功という人生のものさし

電車の中にいるビジネスパースンたちはなぜあんなに
しんどそうなのか

未来に光が見えない日本だから若者がつらい、子どもが
しんどい

昨日紹介した村上龍『半島を出よ』でも、日本の未来の光
はやはり現代日本のマジョリティから離れた「彼ら」
なのかもしれない、という希望をもらったの
だが、桜井章一さんのような生き方へのスタンスもまた、
明日の灯台になると思うのだ。

矢沢のエーちゃんは億万長者だが、ハッピーの意味、
人が生きていく、という意味をお金とは
違うところにあると気づいた、と言っている。

話は飛ぶようだが、タレントのベッキーが動物と簡単に
一体化できる。対話できる。気持ちが通じ合う。
ベッキーもきっと、現代日本マジョリティとは距離を置いた
マインドを持っているのだと思う。

 

2005年06月25日(土)
半島を出よ

朝から自宅と倉庫の掃除をしてへたっている。
お風呂でアリが散歩する姿をよく見かけるので
現地調査したところ、隙間のあることが判明。
タイル目地剤でコーキングする。この「コーキング」
という仕事、別名「シーリング」ともいい、昔
建材の仕事をしていたとき見積項目に入れていた。
ふーん。この仕事があの価格で決まっていたのか、
と感慨しきり。
さて、アリさんがこれでお風呂に来なくなると、
「事実に基づいた対策」が成功したことになる。

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福岡ドームを9人の北朝鮮コマンドが制圧し、満席の観客を人質
にした。2時間後、484人の特殊部隊が到着、福岡中心部を制圧
した。

この危機を救えるのは一体だれか。

政府か。
官僚か。
大企業か。

彼らはいずれも高学歴、高収入を誇る。現代日本でいう「勝ち組」
である。

答。全員、危機を救えない。

では一体だれが救えるのか。それとも、そもそも救うこと
など、できないのだろうか。

村上龍『半島を出よ』のテーマは、徹頭徹尾、現代日本の
描写である。北朝鮮兵士の生い立ちなども丹念に描いているが、
夜の稲光が空の黒さを際立たせるように、北朝鮮を描くこと
によって、現代日本の病巣を同時に描ききることに成功
している。

生涯、これほどのものは体験したことがないほどの、
文学的感動を得た。二回読んだが、まだ読み足りない。
他の本を読む気がしないのが困ったことである。

 

2005年06月24日(金)
声に出して読みたいうなぎまいうー

いとこの経営する

うなぎの川上(→クリック!)

に行く。大阪は木津卸売市場。

うな重をいただく。以前からこのお店のうなぎは送って
もらっていて、おいしかったのだが、やはり店頭で焼きたて
を熱々ごはんの上に乗せてもらうと、もう、「まいうー」
なのである。感動なのである。

朝から幸せだったなあ。
皆さん、一度だまされたと思って、紀州備長炭で焼く
川上のうなぎを賞味してください。うなぎって、こんなに
旨かったのか! と思います。お奨め!

 

2005年06月23日(木)
平気で嘘をつく組織体質

品川駅から乗ると8号車ぼくの席に男が座っていた。
声をかけると「あぅ」と言って立った。
ぼくは荷物が多いので、常に最後部である。
彼は最後部のスペースにぎっしりジュラルミンの
箱ほかを置いていた。ぼくの荷物は置けない。
立ち去り際、彼は自分の荷物から何かを出して、
9号車方向へ消えた。

座ったものの、背中数センチ後ろの先にある
男の荷物が気になって仕方ない。

新幹線はテロの格好の標的である。荷物チェックを
するわけでも何でもない。

通りがかった車掌に「同じ車両ではない人の持ち物
のようだが、セキュリティ上気になるので何とか
ならぬものか」と話しかけたら

「どなたのものかわかりますか」
「わかりません」
「楽器・・・ですよね」
「わかりません」

車掌のセリフが読みづらいと思うが、現実、
こんな感じで判別困難な発音、発声、声量だったのである。

この段階で、ぼくは彼に話しても無意味と思った。
かつ、歯槽膿漏のにおいが強くて、弁当を食べている
ぼくとしては一刻も早く彼を追いやりたくなった。

しばらくして、車内アナウンス。

「危険物の持ち込みはお断りします。
持ち主のわからない手荷物を見かけたかたは車掌に
ご連絡ください」

30分後、先ほどの車掌が来た。

「この荷物は、同じ8号車のお客様のものとわかりました。
怪しいものではない、とのことでした」


「ありがとう」

嘘である。車掌がだれかに確認しているのを見ていない。
念のため、車両内を歩いた。テレビで見かける政治評論家
はいたが、さきほどの男はいなかった。

JR東海。6月22日午前11時20分品川発のぞみ51号。
嘘で「事なき」をした。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW