椰子の実日記【JOYWOW】
2005年04月28日(木)
笑いで満ちた組織は強い
(昨日のつづき)
ブレーカーから火花ではなく火がちょろちょろと舌を 出していたらしい。
あわてて全員、社屋から出て避難。 しかし、悲愴感が全くないのがこの会社のいいところ。
みんな、ギャグを言い合ったりして、笑っている。 非日常を楽しんでいるようでもある。
「燃えたら、不良在庫も一緒に燃えたりして」 「ハハハ」
なんて、会話がなされている。
その組織の強みは、災害時(非常時)にこそ、出るの だなあ、という新しい法則を発見した。 眉間に皺を寄せている会社ほど、業績は良くない。 笑いで満ちている組織は業績がいい。 この法則は普遍のようだ。
ちなみに、このあと、災害対策本部長の獅子奮迅の 働きにより、その日のうちに、無事、システムも含め、 復旧なった。
2005年04月27日(水)
初体験・顧客の社屋に雷落ちる
クライアントの社屋に、雷が落ちた。
駅へ迎えに来てくださったクライアントのお二人から 車中でその知らせを聞いた。お二人とも、ぼくを迎える ために車で出発したあとの事件なので、詳細はわからない。 移動しながら、「一体どこに落ちたんでしょうね」と語り 合うも、想像の及ぶものではなかった。
雷のあの「ピカッ! ゴロゴロ」なら馴染みがあるが、 「落ちる」というのは体験したことがない。
着いてみると、正確には、社屋の外の電柱に備え つけられている変電器(と、いうのだったっけ?) に落ちたのだった。電柱のアタマが欠けてしまっている。
おかげで停電し、社内は真っ暗だ。 たまたまプロジェクトの部屋が窓からの日光が採光できる 位置にあったので、そこでミーティングをしていた。
夕方、めでたく電気は復活した。
ミーティングを続けた。
なんだかドアの外が騒がしい。
「火! 火!」という声が聞こえる。
さすがに火と聞こえるとまずいでしょう、と 部屋から出てみると何かが焦げた臭いが満ちている。
通電したものの、どこかで火が出たようである。
(つづく)
2005年04月26日(火)
とんでもない朝
昨日はあれから早めに家を出たのだが、間引き運転で、 予定していた電車は運行していない。駅で30分待ち、 ようやく乗れたのだが満員。グリーンにまで人が 立つ有様。そんな中、隣の年配の女性が座るなり 携帯メールを始めた。終ったと思ったら鞄から どっしりとした本を出した。辞書でも読むのかと 思ったらマンガだった。近頃の年寄りはまったく なっとらんよ。公共の場所で携帯迷惑をかけているのは だいたい60代の連中である。マナーがなっとらん。 しつけてやらねばなるまい。
品川で新幹線に乗り換える。西大井を出て、品川が 見えてきたので席を立ち、連結部分で待機していたら
また電車が止まった。
どうやら新橋だか東京だかどこかでまた飛び込んだらしい。
おかげで乗っている千葉行きは品川で折り返し運転の 横須賀線に変身するとのこと。
連結部分で待つこと40分。目の前を、本来であれば乗るはず の新幹線のぞみが横切っていく。
ほうほうの体で大阪に到着した。家を出てから5時間である。 大阪では尼崎の惨事の号外が出ていた。
参った!
2005年04月25日(月)
雨の日と月曜日は
今日は出張だ。必ずテレビをつけ、交通情報を聞く。 製造業出身なので、とにかく先行きへの安全率は 大目に取る。早め、事前にスケジュールを決める。 朝の交通情報も、そのひとつだ。
雨の月曜日は電車への飛び込みが多い統計があるが、 今朝もだれかが鎌倉だか北鎌倉だかで飛び込んだようだ。 こういうとき、JRや報道は「人身事故」と表現を変えるが、 変える意味があるのだろうか。 困った。おかげで横須賀線は久里浜-大船間で不通だ (これも『運転見合わせ』と言い換えている。無意味)。
村上龍『半島を出よ』は近未来の暗いくらーい日本を 描いているが、こういう暗いニュースを朝から耳に すると、あながちフィクションではないと思うところが、 現実の日本のどうしようもない暗さなのだろう。
現実の痛い部分を拡大する作品のため、読み続けるのが 辛くなった。ただ、それこそが文学的体験なのだ。 口あたりのいい甘いあまいお菓子だけを読むだけでは 文学する意味がないのだから。
2005年04月24日(日)
新たな需要創造戦略か?
何のことはない。PCの動きがのろかったのは ウイルスバスターが悪さをしていただけの ようだ。そういえば、夕方は元気になった ような気がしていた。自動アップデートが なされたためだろう。
「朝方は熱があってだるかったんだけど、 夕方になったらだいぶマシになったみたい。 心配かけてごめんね」
みたいなものである。あわててPCを買ってしまった のだが、こういうのはトレンドマイクロは補償して はくれんだろうねえ。しかも「原因はウィルスバスター かもしれない」という情報を知ったのは朝日新聞夕刊 である。トレンドマイクロからはいまだに何の知らせ もない。これでは何のためのユーザー登録なんだろう。 サイトでは詫びているが、サイトまで行かなければ わからないわけで、そんなもの、瀕死のPCで行ける わけないじゃないか。更新まで3ヶ月あるというのに やいのやいのとメールで更新をうながすくせに、 こういう重要な時こそ、企業姿勢が問われることが わかっていないのではないか。ファクスあるいは電話 という、「非ネットワーク」メディアを使ったフォロー こそが、必要なのだ。
考えてみれば世界中のPCはなんらかの形でつながっている わけで、かつ、ウィルス駆除ソフトメーカーは徳川体制に おける幕府のようなもので、「逆ASP」にて顧客のPCを いかようにもコントロールできる。意地悪く考えれば
「ある一定期間だけ調子を悪くして、すぐにバージョン アップ製品にて戻す」
ことをするだけで、新しい需要は生まれるのである。
げんに、今日のこの事件だけで、ぼくはPCと、ウィルス バスターと、アプリケーションソフトをあらたに購入 している。
もちろん、悪意はないのだろうが、ウィルスバスターの ように、その提供価値が、 「顧客の不安の上に成り立っている」商品の場合 こそ、誠意が前面にないとね。
まあ、セカンドPCということで、いいか。 Think Pad、相当使い込んで、疲れていたもの なあ。あのPCで『五感商品』以降の作品をすべて執筆 している。
横浜のさる店でPCを選んでいたら、中国人カップル も同じ製品を検討していた。彼とぼくが一緒になって 店のスタッフに質問したのだが、この情勢下、なかなか 感慨深いものがあった。彼の中国人もぼくと同じ PCにしたようだ。
メモリを山積みにして、入れてもらう作業を待つ間、 やっぱりヤマハに立ち寄った。あやうくウクレレを 買ってしまうところだったのだが、スタッフに 諌められた。まずはこの前お買い求めいただいたギターを、 (マスターしてください)さかもとさん。 この店の、こういうところが好きである。 PC方面企業の姿勢と違うこういうところが。
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