椰子の実日記【JOYWOW】
2004年04月24日(土)
予定調和なんて、クソくらえ
代官山に久しぶりへ行き、ジージャンを買う。 個性的なテーラー。 オーナーの個人的な趣味がそのまま店に表現 されていて、とんがるとはこういうことを言う のだなあ、と思う。代官山の一等地で勝負する のだから、最大公約数なんてものを狙っていて は、ダメなんだ。
時に、正しくないことがおもしろかったりする。 予定調和の議論なんて、クソくらえ。
そういうオーナーの思いがぶつかってくるような、 そんな熱い店だった。
さてさて、30年ぶりのジージャン、まずは一旦 洗濯機で洗って、糊を落としてから。
2004年04月23日(金)
いい男は絵手紙を書く
中央公論のSさん、最近どうしているのだろうと思って いた。帰宅したらSさんから本が届いていた。 絵手紙の創始者・小池邦夫さんの『男の絵手紙』。
・手紙で名前を呼びかけられると、耳で聞く以上に嬉し くて、思わずにんまりしてしまう。 書いている方も、心の中がほんわかする。
・人に会うことが決まったら、前日に届くように 手紙を書こう。 「楽しみです」と。 会ったその日に、話した中身を入れて また手紙を書こう。 会った嬉しさが三倍になる。 信用される。応援してくれる。
小池さんはこれを40年つづけてきたという。
2004年04月22日(木)
しらべ適齢期
たまごっちのその後をご報告します。
現在、三代目の「しらべ」(メス)が九歳。 わしにとってはひ孫にあたる。 腹黒娘「あんず」の血をひいているにもかかわらず いい子に育っており、曾祖父として、目を細めている。 この中の「まめっち」(おめめの大きいひと)
既に適齢期になっていて、昨日、おなじみの 見合いばばあが写真をもってきた。 しらべには胸に秘めた意中の人が いるので、断固断った。おばばはそれでも あきらめず、「とにかく写真だけでも見て欲しい」 と、午前のみならず午後三時にもきた。 写真を見ると、なんと、あんずが見合いした 相手と同じである。よくわからん。 おばば、このお見合いをビジネスにしている ようで、近々ネットの世界(EC)にも乗り出す野望を 秘めているらしい。eメールサービスから始める という。
実は「かれん」(メス)の孫の「かえであ」(メス) が病気のため夭逝し、現在「はやまる」(オス)が 成長中なのである。しらべの三つ年下なのだが、 彼女はこの年下の男の子がたいへん気に入っている。 今朝もえんぴつをプレゼントしていた。 三歳の年齢差の恋が実るのか、ゆくえが楽しみだ。
さて、そろそろ見合いばばあが来る時間。 今日は一体、どんな相手なのか。あ。ピンポンした。
2004年04月21日(水)
フータくん
実に35年ぶりに藤子不ニ雄Aの『フータくん』を 入手した。ずっと探していたのだが、絶版だった のだ。ブッキングと楽天がやっている復刊ドットコム のおかげで見事復刊なり、全7巻プラス特別編1巻が 揃った。ありがとう!
話は、フータ君が全国を旅するための旅費100万円 を稼ぐ物語。毎回読みきりで、最後には今回稼いだ お金と使ったお金の収支が出、現在の貯金高が示される。
物価は作品連載時の昭和39年から41年当時のものなので、 そのあたりも面白いし、風俗も面白いのである。 車のデザイン、当時の流行の車種が出てくるから、 勉強になる。三菱デボネアなんていうのも出てくる (デボネアはその後22年モデルチェンジしなかったの で、このデザインで何と昭和61年まで行ってしまった のだなあ、と感慨深い。三菱自動車のブランド・イメージ と重なる)。
若い頃は、藤子不ニ雄Aは暗い画風なので好きではなかった のだけれど、こうして読んでみると、非常に深い。 作品執筆時はいまのぼくよりはるかに若かったはずだが、 人生哲学が濃く反映されている。
35年ぶりに読むのだが、うっすら覚えているエピソード があるのに驚くし、「うっすら覚えている」どころか、 ぼくの金銭哲学を形成した一助にもなっていることに 気づいた。まだ1巻を読んだだけ。残り7巻もある。幸せ である。
2004年04月20日(火)
創造の前のだらだら
サイトの「お気に入り」を適当にクリックする。 新聞のサイトを読む。 gooで芸能ニュースを読む。 Googleで自分の名前を入力し、どんな記事があるか 調べる。 爪を切る。 腹筋をする。 鉛筆立てを整理。 たまごっちとゲーム。 書棚の整理整頓をする。 ブルースハープの音階練習。
それでも指がキィボードを軽快に叩かないことが ある。大いにある。
無理して書き始める。書いていて、つまらないなあ、 と思う。こんなこと、だれも読んでくれないよ、と 思う。
以上、スランプの時のぼくの状態である。 こうなったら、何をやっても書けない。 しかし、この、「書けない」状態こそが大事で、 「底」のほうでグツグツとマグマが煮立っている のである。そしてある時、「来る」。
来たら、一気呵成である。そしてこれは、書下ろし に限らない。翻訳でも、一気呵成にしてしまう。
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