椰子の実日記【JOYWOW】
2003年12月26日(金)
9回ウラ、2ストライク2アウト
不思議なもので、昨日一昨日入手した本はいずれも 中学生の教育をテーマにしたものである。 村上龍『13歳のハローワーク』(幻冬舎) 『教師大村はま96歳の仕事』(小学館) 『教えることの復権』(ちくま新書)
これら、実はリーダーシップを考えるのに 最適な文献なのであった。 読書をしただけでは勉強したことにはならない。 赤線、書き込みなどをぐちゃぐちゃにして、丸呑み するほど考え、ようやく血肉になる。 昨日一日で、どの本も付箋赤線だらけになってしまい、 逆に目立たなくなったので、アタマからもう一度読み 返し、思索しよう。しかし、あまり時間はない。 世間はぎりぎり26日金曜日。 9回ウラ、2ストライク2アウトまで追い込まれた気分 である。緊迫感が楽しい。
2003年12月25日(木)
好きのオーラ
今朝の朝日新聞で村上龍氏が自作『13歳のハロー ワーク』(いつも思うが、氏は本当にタイトルの つけかたが上手い)について語っている。
「これからは”好き”という情熱を仕事の原動力 にする時代です」
これはぼくの言葉「好きのオーラ」と同じ内容 だ。尊敬する作家と時代の切り口が一緒という ことはとても誇らしく、嬉しい。 だれかに言われて、生活のため、あるいはお金を もっと稼いで預金通帳に数字が増えるため、 なんてモチベーションではなく、「好きだから」。 なんとも幸せな職業生活ではないか。 ミック・ジャガーは既に70年代から言っている。
たかがロックンロールさ、だけど好きなんだ。
いいねえ。
2003年12月24日(水)
これほど面白い時代はない
クリスマスイブだが、相も変わらず早朝から起きて 仕事をしている。現在没頭しているのは新作書き下 ろしである。資料として幕末維新の文献を読み込んで いる。先週の鹿児島出張も取材だ。 現代と幕末維新とは「時代の気分」が とてもよく似ている。この時代認識があればこそ、 昨今の新撰組ブームなのだろう。正月番組にも 坂本龍馬が登場するらしい。 幕末維新。そう考えると、いま、これほど面白い 時代はないのではないか。 まだ見ぬ二十世紀を思い描いた幕末維新の人物たち と、既に二十世紀を見て二十一世紀を生きるぼくたち。 毎日が、わくわくしてこないか。
2003年12月23日(火)
机、到着
ついに学問所へ机が到着した。待ちに待った。 70キロを超える重さなので、搬入担当が三人来た。 やはり机がおさまるところに座ると、学問所全体が ひきしまった。机、輝いてみえた。職人も、とても 嬉しそうだった。「今度写真撮らせてもらっていい ですか?」というので、どうぞどうぞ。 いい仕事してくれた彼に感謝し、堅い握手を交わす。 書棚に本を整えると、こちらもまた、雰囲気が出た。 嬉しい限りである。そうそう、蔵書印を作らねば、 と商店街の中にあるはんこ屋さんを訪ねると、そこ にいた人が「好きのオーラ」を湯気のように立てて いた。彼のパソコンを前に、フォントや漢字選びを 一緒になってやる。漢字変換にない漢字「學」は 手書きパレットで作った。30分以上、ああでもない、 こうでもない、とやりとりして、完成した蔵書印、 これもまた、雰囲気があるんだなあ。
學問所之蔵書 Palmtree Inc.
一つひとつ、ゆっくりだが、形になっていく。 幸せである。
2003年12月22日(月)
TBS、困るなあ
仕事ばかりの毎日で密かに楽しみにしていたのが 毎日夕方再放送される『渡る世間は鬼ばかり』シリーズ である。現在パート3をやっていて、先週木曜日、カッ ちゃんこと植草克秀演じる本間英作が酔っ払って泉ピン子 の五月宅玄関に転がりこんできたところで終わった。 ぼくはいつもビデオに録画して、深夜楽しんでいたのだが 金曜日、ビデオから流れてきたのは『ブラックジャックに よろしく』だ。あれれ? 金曜だけの特番かな、と思って いたら、今日月曜になっても同じく『ブラックジャック』 である。困るのである。英作はこのままでは酔ったままで 玄関で寝て風邪をひく。医者の無用心では済まないので ある。TBSに電話した。出てきた女性に、「『渡世間』が どーのこーの・・・」と言うと、「担当の者と替わります」 長くながく待たされた。待たせることで、途中面倒くさく なって電話を切る行為を期待しているのではないかと勘ぐる ほど待たされた挙句、出てきた女性は「年内の放送は ありません。年明けの番組編成は決まっていないので わかりません」とのことだ。ロボットが答えているのか と思ったが人間のようだった。 TBSよ、これでは困るのである。何の論理が働いたのか は知らん。しかし、コンテンツ提供者としての矜持を 持って欲しい。夕方の再放送を毎日励みにして働く わしのこの「がっかり」、どうしてくれる。とほほ。
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