株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
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2003年11月06日(木)


翻訳完成。バンザイ!

やった。やったぜ。遂にやった。翻訳が完成したの
である。念のために、これは推敲前の、ヨコを
タテに直した日本文が完成したことを指す。
とはいえ、ぼくは文章の一気書きが得意技であり、
例えばこの日記もいつも一発録りで推敲要らず。
書き下ろし『語ろう』もここだけの話推敲していない。
ライブアルバムみたいなものだ。

Harry Beckwith新作は前作(『インビジブル・
マーケティング』)と比較して50ページも厚い。
長い道のりであった。思えばHarrryの新作が出ている
ことを発見したのが一年前。版権交渉を経て、版元
から原書を手にしたのが6月2日。版元からの帰りに
歩いた渋谷の公園には蚊が舞っていた。
Harryの文体は、「するめ型」である。軽く読んだ
だけではわからない。それだけ人生を経てきている
ので、読みこまないと本当の意味を汲み取ることが
できないのだ。しかも、おっさん、時々記憶違いが
ある。その都度あちこちでfactsチェックをしなければ
ならないのである。
「やるなら徹底的に」を信条とするぼくは、Harry本人
朗読のCDも入手し、どこへ行くにも聞き込んだ。
おっといけねえ、苦労話はヤボになる。
とにかく来年1月発売の新作をくれぐれもご贔屓にと
お願いするにとどめましょう。
毎回翻訳する時は先人の宝を参考にするが今回は
福田恒存『オセロー』であった。記録として
書いておこう。

 

2003年11月05日(水)
ウェブサイトのない店

ここのところ贔屓にしている店に共通している点を
発見した。それは、ウェブサイトがない、ということ
だ。ウェブサイトなんちゅうもんに手間と労力を
かけるエネルギーがあったら、商品と顧客対応に
注ぐ。

人間サイズの五感商品、五感マーケティングには
それで充分なのである。
というか、現在の日本を支えている大人たちは
ウェブサイトなんかない会社、店でここまで
大きくしてもらったのだ。別になくても構わん
のである。ビジネスによってはウェブサイトが
必須なことは否定しない。しかし、「すべての
ビジネスがウェブサイトを必要とする」という
のはウソである。大きな誤解である。

二日前も、今度行く福井で泊まるホテルから
電子メールで挨拶が来た。「今度泊まるので
よろしく」と返したがなしのつぶてである。
だったら最初から電子メールなど送らないほう
がいい。意味がない。bitの無駄である。

へたなサイトなら、ないほうがいい。

うーん。これは大きなテーマなので、いずれ何か
で発表しよう。

 

2003年11月04日(火)
人は靴で判断される

靴のお手入れ方法のお時間です。
雨が靴に悪い、という「常識」がありますね。
でも正しくは「雨が悪い」のではなく、
「濡れたまま放っておくことが悪い」のです。
革は、もとを辿れば動物の表皮なわけで、濡れた
くらいでどうこうなるものではなく、むしろ、
濡れることなど当たり前です。
よって、雨の外出の後は、どんなに疲れて
いても、玄関でティッシュにて水気をぬぐい
去ってください。それだけで、カビを防ぎ、
伸縮をとめることができます。
営業マンで、しょっちゅう雨の中を出たり
入ったりの人は、車に乗り込む、ビルに
入る、といった節目で、軽くティッシュで
ぬぐうといいです。
実は、靴磨きの秘訣は、「濡らす」こと
なのです。靴墨は月に一回程度でも、軽く
濡らして拭いてやるだけで、新品同様に
なります。仕上げは乾いたティッシュで
乾拭きをすることもお忘れなく。

 

2003年11月03日(月)
抜け感

学問所オープニングパーティの音楽プロデュースを
全面的にバンド仲間のZONOへ依頼した。
快諾してくれたので安心である。彼とは長くバンド
を一緒にやり、音については全幅の信頼を置いてい
る。その打ち合わせで彼の自宅に行った。世田谷某所。
何度行っても、独特の、澄んだ空気の流れる、いい
街だ。約束より早めに着いたので、少し周辺を
散歩して気づいた。街路がまっすぐ、ストーンと
「抜け」ている。世田谷のあのあたりは戦後に
街づくりがなされたのかしらん。あの「抜け感」は
日本の街では珍しい。マンハッタンの好きなところ
は遥かハドソンリバー、イーストリバーまで東西が
スッコーン、と抜けて見えるところだったが
まさにこの街も、そうだ。
近所のD&DEPARTMENT PROJECTでランチ。
ここのオーナーの逸話も面白く、別途取材に
行こうかと考えた。店二階の家具店で、昭和の
モノをいろいろ物色して楽しむ。

 

2003年11月02日(日)
Manhattan(1979)

NHK衛星をビデオ録画して久しぶりに観た。
マンハッタンに住んでいた頃も観たかったのだが
ブロックバスターは日本のビデオ店と同じく新作
は熱心だが、この映画のように「中途半端な古典」
を置いてない。コズモ(オンライン・コンビニ)に
もなかった。マンハッタンでマンハッタン
を観ることができない、というジレンマだった。

七年ぶりくらいで観ると、やはり自分の経験を鏡と
するので、また違った味がある。
ふと気づいたのだが、NHK、今回の放映のため、字幕を
やりかえている。昔ビデオで観た記憶と違う。
気づいただけで三箇所。
"old faces are nice"
新 時を刻んだ顔は美しい
旧 年寄りの顔はいいものだ
"Gee, I can't feel so good"
新 ムカつくわ
旧 (忘れたが、『ムカつく』ではなかった)
"(聞き取れず)"
新 少しは人を信じて
旧 少しは人を信じなきゃ

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW