椰子の実日記【JOYWOW】
2003年09月17日(水)
昭和に会いに行く
寂れた商店街と老舗温泉町とは同じ問題を抱えている。
この仮説を検証するため、箱根に行ってきた。 仮説は当たっていた。詳細は、今後のSurfin'、 セミナー、書き下ろしでご紹介するが、 いやはや、「時代とのズレ」は目を覆いたくなる ほどであった。 「現代性」がまるでない、のである。 「昭和に会いに行く」という出発前のコンセプトが ぴたり、とハマった。だからぼくは車で聞くCDも、 美空ひばり全集と大西ユカリにしていて、ばっちり なじんだ。しかし、こんな有様では顧客は老舗温泉町 に満足しないのである。顧客はハワイにも行けば、 ミラノにも、バリにも行っている。行っていないのは 宿の亭主のみ、という笑えない現実が、そこにある。
2003年09月16日(火)
何もしないむだな時間
起業家が陥りやすい病に「忙しがっていたい病」がある。 忙しく、時間が埋まってないと不安なのである。 会社勤めの人にとって多忙はぼやきのネタだが、起業家 にとっては自己満足のネタだ。かく言うぼくも、ややも するとこの病にとりつかれる。仕事のほか、バンド、 趣味のバンド、などなど、両手一杯に抱えてはまんざら でもない気分でいる。これがあぶないのだ。
中年クライシス、という言葉がある。河合隼雄氏の 著作にある。「何の役にもたたないむだな時間」を できるだけもつようにしないと、ガソリンが切れて しまう。河合氏のいう「クライシス」の意味はどう であったか、いまは手元に本がないので確認できないが、 いずれにせよ、時には「ひま」になる必要があるよう である。
ということで、今日はこれから、むだな時間を過ごし ます。世間は連休明けで忙しい火曜日ですが、 これにて御免。
2003年09月15日(月)
五曲入
7月のある夜、塾を終え、台風情報を得るためテレビ つけたら女性が歌い始めた。たけしの番組。歌に圧倒 された。初めて見る顔、耳にする声。でも、音は 昔懐かしい昭和歌謡のテイスト。大西ユカリだった。 興味あるが、CDを買うまでには至らなかった。
11月、学問所開設記念パーティを卒業生と共に行う。 ついては塾軽音楽部バンドBスクエアもお祝いに何かやろう じゃないか、と、別にだれからも求められてはいないが、 自主的にリハーサルを始めた。
クレイジーケンバンドの『タイガー&ドラゴン』を カバーすることになり、ぼくはハマると徹底的にやる 性質(たち)なので、歌詞の世界を体感するため 横須賀にも行った。 大西ユカリがこの曲をカバーしていることを知り、CD買った。 聴いた。大阪・新世界がスピーカーからどろどろと 出てきた。阪神の快進撃の波に乗って、「大阪もの」企画 CDが何枚か出ているようだが、何よりも大西ユカリ 『五曲入』(まんま、五曲入っている)が、ぼくには大阪 を届けてくれるのである。
2003年09月14日(日)
椿姫
チェコ国立プルゼーニュ歌劇場 ボヘミア・オペラ 「椿姫」鑑賞。Bunkamuraオーチャードホール。
舞台ほぼ二つのみで構成され、両方にチェスをする 男とテーブルを配する、という、斬新な演出だった。 ぼくはもともと「椿姫」は詳しくなくて、原作は 読んだことがない。草なぎ剛君の朗読CDを聴いた ことのあるくらいだ。
やはり一番の驚きは、女優の声量だ。ベッドに寝ていて ものびのび声が出る。すごい、の一語に尽きる。
感想は、難しかった、というのが正直なところだ。 しかし、たぶん半年くらいしてから、じわじわと 自分の中で発酵し、味が出てくるような、そんな 予感がしている。
観劇は、癖になる。早、来年4月公演バーンスタイン 『キャンディード』の先行予約をした。
2003年09月13日(土)
土日こそ大事
手帳はスケジュールを概観するための小さいものと、仕事 打ち合わせなどに使うノート型と、二種類持っている。 問題はノート型で、ロンドンのレッツ社のものを独立以来 愛用していたのだが、ニューヨークにしか売ってなくて、 今年は入手できなかった。日本で売っているタイプは 表と裏表紙が固く、触感が好きじゃないのだ。 やむなくベルギーBrepols社のものを代用しているが、 紙が薄く、使い心地が悪い。書き込んでいる紙が薄いと、 運が逃げていくような気がする。
それにしても、古今東西の手帳・ノートで不満なことは、 土日の欄が狭いことだ。土日には何もするな、ということ ではなかろうが、ぼくのように、土日も平日と同じく予定 がぎっしり入る人も少なくないはずなのである。いまは まだましだが、学問所オープンのあかつきには、土日も 相当忙しくなるに決まっているのだ。
また、企業人の場合、QOLは土日の使い方で決まる。 どこかに、いい手帳がないものか。
来年の手帳が必要になってきたので、探している最中なの である。
|