椰子の実日記【JOYWOW】
2003年06月14日(土)
赤字を出した幹事はクビ(世間ではね)
道路公団の決算数字を見るとボロボロである。 42路線のうち半分の21路線が赤字だという。 これは利用者として無茶苦茶腹立たしいのだが 気のせいか。本来、道路公団は宴会の幹事、 町内会の会計みたいな役割であり、利用者から 「お預かりした」お金を運用して道路を経営 するのがスジである。経営の結果黒字が出たら 「おかげさまで黒が出たので来年一年間は無料 にします」と言うのが本当の姿だ。間違っても 赤字になってはいけない。宴会幹事が赤字を出した ら、まず最初にかっこ悪いと思う。次に赤字が 出ましたので追加で徴収します、というのも 美学に反するよなあ。こころある幹事は自腹を 切って穴埋めをする。それが大人のスジである。
公団は赤字を「景気低迷」とかいう眠たい理由で 片付けているが当然来年はSARSとイラク戦争を理由 にするのだろう。なんだか書いていて自分が「正しい ひと」のようで気恥ずかしくなってきたのでこの あたりでやめるが、しかし、役人に経営などやら せるほうが間違っているんだ。そういう意味で 話は飛ぶが慎太郎銀行も結局赤字でした、公的 資金お願い、になるんだろうなあ。やだよなあ。
2003年06月13日(金)
機内温度を上げました
休むと言ったもののこれまで毎日欠かさず書いてきたものが 欠けるのはやはり目覚め悪い。何とか時間をやりくりして この昨日の分を実は土曜日に書いている。それにしても 国内便飛行機が週末、週内かかわらずいつ乗っても満席 なのはやはりSARSの影響で海外に行かなくなった人たちが 乗るからだろうか。先日も伊丹発の羽田行き最終便が満席 で、なぜかというと姥桜たちの団体旅行である。あまりの 重さに離陸するまでニ、三回機体が滑走路をバウンドした ほどである。姥桜たちが何を望むかというと一斉に膝かけ 毛布だ。たちまち払拭した。当然、文句があがる。彼女 たちは遠慮がない。客室乗務員「申し訳ございません。 規定の枚数がなくなりました」そんなことで許されるほど 姥たちはぬるくない。批難轟々である。どうなったか。 「お客様、機内温度を上げましたのでご容赦ください」 なんだ、やればできるんじゃねえか。
繰り返す。航空会社は客の方向を見ていない。
2003年06月12日(木)
足元を見る
急遽飛行機に乗ることになり、当日チケットを買ったら通常 買っている特割より5000円も(!)高かった。これって おかしいのではないか。当日空いている席を埋めてくださ ってありがとう、とお礼の一つも言うのがスジではないのか。 「足元を見る」という言葉はこういうときのためにある。 携帯電話利用者6300万人時代、待ち合わせにしてもかなり アバウトで、何月何日何時、場所はどこで、なんていう アポはビジネス以外ではもう、少ない。当日の変更なんて、 当たり前だ。 時代の空気が「待ち合わせはゆるゆるに」なってきている。 にもかかわらず旅行が一大イベントだった時代のままの 発想法で料金体系ができている。
そもそも当日どうしても乗らねばならない人に向かって 高く売りつけるなんていうのは心根(こころね)が卑しい。 この「罰金料金体系」一つとってみても、航空会社 がいかに客の立場に立っていないかわかる。やれやれ。
勝手ながら明日からしばらく日記、お休みさせて戴きます。
2003年06月11日(水)
ブラジルが面白い
米通商代表部ぜーリック代表がブラジルにFTAAへのお誘い をするためブラジル入りしたが、ルラ大統領は無視した。 FTAAというのは簡単にいえば、米国の属国となり、グローバリズム という名のアメリカリズム傘下に入りなさい、ということ である。マクドナルドやナイキの商品をがんがん買え、 自国は下請け工場でも提供せよ、という意味だ。 まさか自分が無視されようとは思わなかったぜーリック君は 「ぼくたちと組まないなら、ブラジルは南極にしか商品を 売ることができないからな。あっかんべーっだ」と怒った。 ルラ大統領は「アホか。米国の勝手にはさせん。しかも ブッシュが来るならともかく、下っ端が来て、ナニ生意気 言うとんねん」と、ほうっておいた。
サンパウロの目抜き通りには、ヒトラーになぞらえた ブッシュの写真があちこちに貼られている。 大拍手である。
「グローバリズム」その実はアメリカニズムの無反省な 蔓延はまるで疫病のごとく人間を蝕む。新しい経済モデル を、ブラジルには是非、構築してもらいたいと思う。 でも、ブラジル人はしたたかだ。次のようなユーモアを 言って、煙に巻く。
「傲慢なアメリカ人よ、国に帰れ。でも帰るときは私も 連れて行ってくれ」
(朝日新聞2003年6月11日 13版国際面記事を引用しました)
2003年06月10日(火)
失敗から学ぶマーケティング
講演に呼ばれた。ベストセラーの自著のおいしい ネタばかりを満載して話した。ところが、聴衆の温度が いまいち上がらない。なぜだ。どこがいかんのだ。 戸惑ううちに終了となり、よろよろと演壇から降りる。 主催者がちょっと待っていてくれ、と言う。 会場ホテルのロビーで待つ。講演会場からぞろぞろ出てくる 聴衆はまるで私がウィルスでももっているかのように避けて いく。主催者がテーブル向かいの席についた。 「お世辞抜きに、素晴らしいお話でした。ただ、一つだけ、 言わせてください」
私の話ではなく、現在翻訳中の作品冒頭部分だ。まるで 自分のことのようで、翻訳にも力が入る。さて、著者は 主催者に何と言われたのか。秋発売の新刊を待て。
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